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ソニー「α7 IV」は良いものを詰め込んだ真面目なカメラ

Mobile01がソニー「α7 IV」のレビューを公開。高解像ながら高ISO感度ノイズを抑えつつ、α7S IIIやα7R IVの良いところを詰め込みつつ、さらに磨きをかけ「良いものを詰め込んだ真面目なカメラ」と評価。

Mobile01:Sony A7 IV 評測報告|33MP / 4K 60p / 側翻螢幕 ‧ 好料滿載的誠意之作!

カメラの紹介

  • 2018年2月に登場したα7 IIIの後継モデルだ。α7R IVと同じボディ構造のみならず、新メニュー、タッチシステム、バリアングル、ダイヤルが追加されている。
  • カメラのコアには新型センサー・プロセッサ・AF・高度な動画機能を実装。連写速度は10コマ秒を維持だが、バッファは格段によくなっている。

ビルド・外観

  • 搭載しているBIONZ XRの処理は従来の8倍と言われている。
  • α7 IVはマグネシウム合金製のシャーシを使用し、防塵防滴が前世代よりも優れている。
  • ネームプレートのデザインがα7R IVやα7S IIIと同じになっている。
  • α7無印シリーズとしては初となる、シャッター閉幕機能を実装した。
  • メモリーカードスロットのカバーを開ける仕組みが変わっている。カードスロットはどちらもSD UHS-IIに対応し、片方はCFexpress Aにも対応している。
  • 通信ポートはUSB 3.2に対応し、壊れやすいHDMI DからHDMI Aに変更された。
  • バッテリーは従来通りだが、バッテリーライフは低下している。
  • 製造国は従来通りタイだ。

携帯性

  • サイズは131.3×96.4×79.8mmで、α7 IIIの126.9×95.6×73.7mmよりも明らかに大きくなった。
  • バッテリー無しの状態で重量を測ると579gだ。SDカードやバッテリーを追加した時の公式仕様は658gである。α7 IIIは650gだ。

グリップ

  • グリップは前世代よりも明らかに大きい。一度グリップを握れば理解できると思う。
  • サムレストも比較的広い。

操作性

  • α7S IIIと同じ位置にMOVIEボタンが配置されている。
  • 撮影モードダイヤルと同軸に静止画・動画・S&Qの切替スイッチを搭載した。メニューやカスタムボタンはこのスイッチに応じて変化する。
  • これまでフルサイズEマウントは慣例的に露出補正ダイヤルを搭載し続けてきたが、α7 IVではこれが無くなっている。その代わりに無印のダイヤルはカスタマイズに対応している。誤操作を防ぐために初期設定は露出補正だ。
  • AFジョイスティックは改善しており、不快感のある操作性ではなくなった。

手ぶれ補正

  • 手ぶれ補正は5.5段分まで強化されている。さらにアクティブ手ぶれ補正にも対応した。
  • アクティブ手ぶれ補正時はクロップ1.3倍が発生する。
手ぶれ補正オン アクティブ手ぶれ補正
α7 III 手ぶれ補正オン

ファインダー

  • 0.5型 368万ドットと主流の仕様にアップグレードされている。
  • フレームレートも120fpsに対応した。

モニター

  • α7S IIIと同じくバリアングルモニタに対応している。
  • モニター解像度は92万ドットから104万ドットに改善している。
  • α7 IIIでよく見られた色被りは無い。

メニューシステム

  • 基本的にα1やα7S IIIと同じメニューシステムだ。タッチ操作に対応している。

オートフォーカス

  • 記載なし。

連写性能

  • 記載なし。

画質

  • 搭載している3300万画素センサーはプロ・アマチュアどちらも最も期待して望まれる仕様の一つだと思う。3300万画素ならば80~90%のテーマに対応でき、柔軟にトリミングも可能だ。これで積層型CMOSセンサーでは無いのが残念だ。
  • α7S IIIから新しく導入されたクリエイティブルックをこのカメラを利用可能だ。クリエイティブスタイルよりも遥かに実用的である。

高感度ISOノイズ

  • ISO 3200におけるディテールはα7 IIIよりも明らかに優れている。
  • ISO 3200以降もディテールを維持しており、約1段分優れている。
  • 個人的にISO 6400まで実用的で許容範囲内はISO 12800までだ。

ダイナミックレンジ

  • ダイナミックレンジについて2つのカメラに違いは見られない。

仕上がり機能

  • 記載なし。

動画

  • 動画撮影時も動物や鳥の瞳AFに対応している。
  • フォーカスブリージング補正に初めて対応したが、この機能を利用できるレンズは極僅かだ。この機能を使うことで、少量のトリミングでブリージングを抑えることが出来る。
  • 従来までピントの確認は拡大かピーキングだけだったが、前者は効率が悪く、後者は誤検出の場合もある。α7 IVはさらにフォーカスマップ機能を実装した。被写界深度内・外をカラーブロックで表示する機能だ。
ブリージング補正 24-70 GM
オフ オン

総評

お得感満載のカメラだ。α7 IVの3300万画素は、クロップが必要だが予算がない人には良い選択だと思う。α7R IIIは価格が下がったもののハードスペックは前世代であり、α7R IVの6100万画素は誰もが使えるわけではなくパソコンへの負担も大きい。α7 IVの3300万画素は賢い戦略だと思うし、キヤノンEOS R6やニコンZ 6IIに対しても優位性がある。

フォーカスシステムは「α1」とほぼ同じで、位相差AFの測距点は759点に増え、写真と動画の同時撮影に対応する「鳥瞳」検出機能を搭載している。

動画では、4K 30p 4:2:2 10bitと4K 60p 4:2:2 10bit(APS-C/Super 35mm)に対応している。4K 60pはSuper35mmフォーマットにしか対応していないものの、改善はされている。また、 4:2:2 10bitにも対応しているのも魅力だ。 4K 2.5倍や1080p 5倍などのスローモーション「S&Q」撮影にも対応している。

操作性、グリップ、外部端子、メモリーカードなど、α7R IVとα7S IIIの工夫や強みを結集し、磨きをかけてα7 IVに搭載している。バリアングルモニタ、クリエイティブルック、HDMI A、静止画/動画 切り替えダイヤル、Fnダイヤルを備えており、α7 IIIに無かったものばかりだ。だからこそ、α7 IVは「良いものを詰め込んだ真面目なカメラ」と評価している。

  • 長所
    ・3300万画素
    ・処理速度の高いBIONZ XRプロセッサ
    ・5.5段分のボディ内手ぶれ補正
    ・シャッター閉幕機能
    ・優れたグリップ
    ・より良好なボタンとダイヤルカスタマイズ
    ・クリエイティブルック
    ・バリアングル式の104万ドットモニタ
    ・0.5型369万ドットの電子ファインダー
    ・デュアルSD UHS-IIカードスロットとCFexpress A対応スロット
    ・フルサイズHDMI
    ・4K 30p 4:2:2 10bit の全幅記録と4K 60p 4:2:2 のSuper35記録が可能
    ・フォーカスブリージング補正
  • 短所
    ・RAWが大きすぎる
    ・バッテリーライフが低下している

とのこと。
連写やAF性能の詳細なテストは未実施ですが、新機能であるフォーカスブリージング補正やフォーカスマップの参考動画や、前世代と手ぶれ補正を比較した動画など、いろいろ参考になると思います。動画や作例は実際にレビューページを確認してください。

高ISO感度ノイズはα7 III比で改善していないものの、高解像センサーであるぶん、同じISO感度でより多くのディテールを維持しているように見えます。許容範囲は確かにISO 12800あたりとなりそう。ダイナミックレンジに変化はないものの、もともと(α7 IIIから)良好なパフォーマンスを発揮しているので、特に心配する必要は無いはず。

AF性能のテストは実施されていませんが、アルゴリズムはα1を継承している模様。ただし、「α1」のように積層型CMOSセンサーを使用していないので、演算処理の回数や、連写時の追従性は見劣るかもしれません。前世代のプロセッサを搭載した「α9 II」と比べた時にどのような差が埋まれるのか気になるところですね。
他のカメラで実装していない新機能「フォーカスブリージング補正」はかなり効果的であるように見えます。利用可能なレンズは限られ、画角も少し狭くなりますが、動画撮影でブリージングを抑えたい人はとても重宝する機能となるかもしれません。社外製レンズと差別化するうえでも役に立っているように見えます。

個人的に「クリエイティブルック」を使用したJPEGの仕上がりに注目。これを手ごろな価格帯の機種で利用できるのは嬉しいですねえ(これまではα1やα7S IIIなど尖った機種でのみ使用可能)。クリエイティブスタイルと比べて富士フイルムような色・コントラストに変化しているので、好みは分かれるかもしれません。また、従来のクリエイティブスタイルが使えなくなっているので注意が必要です。

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