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LUMIX GH6は像面位相差AFを採用していない可能性が高い

43RumorsがFT5と非常に高い格付けでパナソニック「LUMIX DC-GH6」に関する噂情報を発信。像面位相差AFシステムは採用していないのは確実と言及しています。

43Rumors:(FT5) Just to be clear: The Panasonic GH6 still has no phase detection autofocus

AFはかなり改善しているが、GH6が位相差AFシステムを使用していないのは100%確実と確認した。パナソニックのエンジニアがAFの欠点を修正できる奇策を発見した期待したい。

とのこと。
像面位相差AFに対応したという噂もありましたが、どうやら従来通りコントラストAFである可能性が高い模様。従来のLUMIXのAFは「コントラスト検出方式のAFシステムとして」非常に高速でしたが、その性質上、ピントが前後に揺れる動作が発生。特に動画撮影では動体追従時に気になる問題点として指摘されています。これがLUMIX GH6でどれほど改善したのか気になるところですね。パナソニックは過去のインタビューで以下のように述べています。

DPReview:Panasonic Interview: 'We will strengthen both full frame and MFT'

他社の位相差AFに負けないように、DFDの改良に取り組んでいるのでしょうか?

オートフォーカスは、常に進化し続ける技術だ。先日発売したLUMIX DC-S5では、クリエイターの皆様のご要望やご意見をもとにDFDアルゴリズムを進化させ、発売後は市場から好評をいただいている。

しかし、AFの完成度を高めるためには、まだまだ改善すべき課題があると認識している。現在、新しいハードウェアによる処理能力の向上や、新しいソフトウェアアルゴリズムによる精度の向上など、さらなる改善を検討している。今後のAFの進化に期待して欲しい。

センサーの読み出しが速くなれば、ローリングシャッターが改善され、DFDをさらに改善することができます。マイクロフォーサーズは、フルサイズに対して常にこのようなスピード面での優位性を持っているのでしょうか?

フルサイズセンサーに比べて、マイクロフォーサーズセンサーは素早く読み出すことができ、消費電力も少なくて済む。これが、動画機能を一歩先に進めることができた理由のひとつだ。センサーの読み出しが高速になればなるほど、高速撮影性能が向上し、ローリングシャッターの歪みも少なくなり、オートフォーカスの性能向上の可能性も広がる。マイクロフォーサーズのセンサー読み出しの高速化の可能性を活かし、今後もマイクロフォーサーズならではの特徴を活かして、エンドユーザーに喜んでいただけるような魅力的な製品を作っていきたいと思っている。

センサーの高速読み出しやローリングシャッター歪みが低減することでAF性能が向上する可能性を示唆しています。特に撮像センサーの画像情報に頼るコントラストAFにとって、ローリングシャッター歪みの影響は大きいのかもしれませんね。今のところLUMIX GH6がどのようなイメージセンサーを使用しているのかハッキリとしていません。とは言え、センサーの高速性を向上させるのであれば、高速読み出しに対応した積層型CMOSセンサーは一つの選択肢と言えそうです。噂では「ローリングシャッターがなくなる」と言われていますが、果たして…。

LUMIX GH6の情報まとめ

開発発表など公式情報

  • 2022年2月22日 10時 発表
  • 2021年の発表を断念
  • 新開発のプロセッサ・イメージセンサー
  • 無制限録画
  • 4:2:2 10bit DCI 4K 60p
  • 4:2:2 10 bit Cinema4K 260p
  • 4K 10bit 120p HER・VFR
  • 10bit 5.7K 60p

  • 2022年Q1 発売
  • 北京五輪でテストされる
  • 像面位相差AF
  • ハイブリッドAF
  • 3000万画素センサー
  • 2500ドル
  • ロシアの認証機関に登録済み
    ・LUMIX DC-GH6
    ・LUMIX DC-GH6M
    ・LUMIX DC-GH6L
  • ローリングシャッターが無くなる
    メカニカルシャッターを廃止したかどうか不明だが、可能性はある
    AFは大幅に改善し「DFD AI」と呼ばれることがある。彼らは追従がGH5の5倍良好と主張している

参考:LUMIX GH6開発発表

プレスリリース

パナソニック株式会社は、新開発のマイクロフォーサーズ・イメージセンサーと画像処理プロセッサーを搭載した、ミラーレス一眼カメラ「GH6」を開発しました。新たな映像表現を可能にするミラーレス一眼「LUMIX G」シリーズのフラッグシップモデルとして2021年内を目処に製品化し、グローバル市場に導入する予定です。

当社は2008年に世界初※1のミラーレス一眼カメラ「G1」を発売以来、進化・開発を続け、ミラーレス一眼カメラの機動力と高い動画性能を両立した革新的な製品を生み出してきました。写真から映像制作の領域にミラーレス一眼カメラの用途を拡げるとともに、LUMIXブランド誕生から20年にわたり、映像文化の発展に貢献し続け、写真家や映像クリエイターなど幅広いユーザーから高い支持を得てきました。

近年、動画配信の需要が高まる中、より高画質で様々な表現手法を用いた、ワンランク上の映像作品を追求するプロの映像クリエイターが増加しています。特に、高解像度で広階調な質感あふれる映像や、フレームレートを操るスローモーション、小型カメラの機動性を活かした自在なアングルなど、ユーザーの創意工夫に応える自由度の高いカメラが求められています。

このようなニーズに応えるべく、当社は映像表現の自由度をさらに高める、マイクロフォーサーズ規格のミラーレス一眼カメラ「LUMIX GH6」を開発。「GH6」は、ミラーレス一眼カメラが持つ機動性と多彩な映像表現力の両立を目指した「LUMIX G」シリーズのフラッグシップモデルです。高速読み出しを実現するマイクロフォーサーズ・イメージセンサーと画像処理プロセッサー「ヴィーナスエンジン」を共に新開発し、卓越した映像表現を可能にします。
本開発品は、4:2:2 10 bit Cinema4K※260pの動画記録に対応し、推奨動作温度内において動画記録時間無制限※3を実現。膨大な情報量の高画質映像を途切れることなく撮影できるため、高い信頼性が求められる長尺のライブ撮影やドキュメンタリーフィルムなどのノーカット撮影にも安心して使用できます。また、高解像なスローモーションやクイックモーション撮影・編集が可能な、10 bit 4K120pのハイフレームレート(HFR)や、バリアブルフレームレート(VFR)記録にも対応。動きのあるスポーツシーンやアクションシーンの撮影にも最適です。さらに、新開発マイクロフォーサーズ・イメージセンサーの特長を最大限に活かした、10 bit 5.7K60pの高解像動画記録にも対応します。その他、写真・動画のハイブリッド撮影が可能となる豊富な動画記録モードや撮影アシスト機能を装備し、映画やミュージックビデオ、ドキュメンタリー動画、SNS動画など、様々な用途でクリエイターが求める、独創性の溢れる映像表現のニーズに応えます。

当社は、高速性・機動性に長けたマイクロフォーサーズ「LUMIX G」シリーズと、フルサイズならではの高い描写性能を有する「LUMIX S」シリーズの提供を通じて、クリエイターが創造性を存分に発揮するための価値提案を行い、写真・映像文化に貢献していきます。

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