DPReviewが「RF24mm F1.4 L VCM」のサンプルギャラリーを公開。EOS R5 Mark IIに装着して撮影した46枚の写真を掲載しています。
DPReview:Canon RF 24mm F1.4 L VCM sample gallery
10月には、キヤノンが写真と動画の両方の撮影者向けに開発されたレンズ、RF 24mm F1.4 L VCMを発表した。 さまざまなシナリオでの性能を確認するために、このレンズでサンプルギャラリーを撮影した。
撮影中、絞り制御リングを使用したが、これはキヤノンEOS R5 IIで撮影したからこそ可能だった。キヤノンのRFカメラの大部分、例えばEOS R5、R7、R6 IIなどは、動画モードで撮影する場合のみ、絞りリングからの入力を受け付ける。静止画モードでは受け付けない。また、このリングは完全にクリックレスであり、クリックモードに切り替えることができない点にも注目すべきである。
2024年10月に正式発表されたキヤノンRFマウント用の大口径広角レンズ。キヤノン製レンズとしては珍しいボイスコイルモーター駆動のフォーカスユニットや動画撮影向けの絞りリングを搭載。他のVCM単焦点レンズと同じく、動画撮影を強く意識した製品です。一般的な単焦点レンズと比べるとやや高めで、売り出し価格は20万円超。
DPReviewが公開するサンプルギャラリーでは4500万画素のEOS R5 Mark IIと組み合わせて撮影した40枚超の写真を掲載しています。絞り開放から広い範囲でシャープとなり、直後の後ボケは滑らかで綺麗。夜景におけるコマ収差は目立たないようにも見えますが、このあたりはもう少し専門的な作例が必要かもしれません。
軸上色収差は軽微で、大きな問題は無さそう。ただし、後ボケは口径食が強く、玉ねぎボケも若干見受けられます(過度ではないがすこし気になる)。20万円超の24mm F1.4としては好みが分かれるレンズなのかなと。
- 発売日:2024年12月20日
- キヤノンオンラインショップ:253,000円
- カメラのキタムラ:¥227,700
キヤノン RF24mm F1.4 L VCM 最新情報まとめ
レンズ仕様
- フォーマット:フルサイズ
- マウント:RF
- 焦点距離:24mm
- 絞り値:F1.4-F16
- 絞り羽根:11枚
- レンズ構成:11群15枚
- 最短撮影距離:0.24m
- 最大撮影倍率:0.17倍
- フィルター径:Φ67mm
- サイズ:約Φ76.5×99.3mm
- 重量:約515g
- 防塵防滴:対応
- AF:VCM + Nano USM
- 手ぶれ補正:-
- その他機能:
・絞りリング
・リアフィルターホルダー
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