DPReviewが「XCD 20-35mm F3.2-4.5 E」のサンプルギャラリーを公開。X2Dと組み合わせて撮影した44枚の写真を掲載。建築物・インテリア・風景など。
DPReview:Hasselblad XCD 20-35mm F3.2-4.5 E sample gallery
XCD 20-35mm F3.2-4.5 Eはハッセルブラッド初の超広角ズームレンズで、35mm判換算で16mmから27mm相当の画角をカバーする。ハッセルブラッドは、このレンズは都市景観や風景写真に最適だと薦めている。そこで、このレンズを携えて、米国の首都ワシントンDCを歩きながら撮影し、さらにオレゴン州中央部の高地砂漠の風景も撮影した。
処理について一言:レンズギャラリーの標準的な手順として、すべての写真はCapture One Proを使用してRawファイルから処理している。しかし、今回使用した100MPのハッセルブラッドX2DカメラのRawファイルは、Capture Oneでは処理できない。そのため、このギャラリーはAdobe Camera Rawで処理した。
ハッセルブラッド初の超広角ズームレンズであり、(単焦点を含めて)最も広い画角をカバーするレンズでもあります。光学性能は1億画素のX2D搭載センサーにも対応すると言われており、レンズシャッターは1/2000秒まで対応。滑らかで高速なステッピングモーターを搭載しているため、X2Dの像面位相差AFとの組み合わせに適していると言えそうです。
DPReviewではX2Dと組み合わせた建築物・インテリア・風景などの写真を44枚掲載しています。実際に写真を確認してみると、1億画素でもフレーム全体的にシャープな結果が得られているように見えます。フレーム端では倍率色収差が若干残っていますが、無視できる程度に抑えられている模様。やや目に付く周辺減光を含めて、このあたりはボディや現像ソフトのレンズ補正で対応するポイントとなりそう。
ボケを確認できるサンプルは数が少ないものの、それらを見る限りでは問題なさそう。縁取りが少なく、滑らかで悪目立ちしない描写となっています。
Hasselblad XCD 20-35mm F3.2-4.5 E 最新情報まとめ
レンズの仕様
- マウント:Hasselblad X
- 焦点距離:20-35mm
- 絞り値:F3.2-4.5
- レンズ構成:12群16枚
3枚の非球面レンズ
4枚の異常分散(ED)レンズ - 最短撮影距離:0.32m
- 最大撮影倍率:1:6.4
- フィルター径:77mm
- サイズ:φ81×117mm
- 重量:805g
- 防塵防滴:不明
- AF:ステッピングモーター
- 手ぶれ補正:-
- その他機能:
・最速1/2000秒 レンズシャッター