Index
センサー別のオススメ度
フルサイズ 中判 |
APS-C | ミラーレス | |
Canon 公式 |
A (EF) |
B (EF-S) |
B (EF-M) |
Nikon 公式 |
A (FX) |
B+ (DX) |
B+ (Nikkor1) |
PENTAX 公式 |
B+・B (K・645) |
A (K) |
B+ (K、Q) |
SONY 公式 |
B+ | C | A |
FUJIFILM 公式 |
ー | B+ | B+ |
OLYMPUS 公式 |
ー | ー | A |
Panasonic 公式 |
ー | ー | A |
SIGMA 公式 |
B+ | A | C+ |
TAMRON 公式 |
B+ | B+ | C |
TOKINA 公式 |
A | B+ | ー |
信頼と安定の最大手メーカー キヤノン/Canon
特徴ピックアップ
- (フルサイズ)新旧レンズが多く、ピンキリで選ぶ事が出来る。
- (フルサイズ)完全電子マウントの為、新旧で扱いが変わらない。
- (フルサイズ)単焦点において、手ぶれ補正を搭載しているレンズは少ない(望遠は多い)
- (APS-C)EF-Sレンズはフルサイズ機には物理的に装着出来ない。
- (APS-C)最適化された大三元レンズは標準域のみ
- (APS-C)最適化された小三元レンズは無し
- (EF-M)レンズが現在4種類(各種ズームと22mm単焦点)
- (EF-M)EF、EF-SレンズをAFで使用可能。*要アダプター
- (共通)デジタルレンズオプティマイザ(DLO)が使える
フルサイズ用レンズが多い
なんと言ってもLレンズ群
プロ・ハイアマ用の大三元や扱いやすい小三元を初めとして、各種単焦点も口径別で取り揃っていたりする。Lレンズ群は防塵防滴仕様が多く、贅沢な特殊レンズを使っている物も多い。基本的にはフルサイズ機を主眼に置いたレンズラインナップとなっている為、APS-C機に最適化されたレンズは少ない。
よって大三元などを揃えようとした場合にはフルサイズ対応レンズで揃える事となるので念頭においておこう。良いレンズは特にフルサイズ機に多い。逆にフルサイズ主体で使うならかなり充実したラインナップであり、さすがシェアNo1のカメラメーカーと言ったところ。
リニューアルが遅れているレンズも多い
中には20世紀より発売しつづけられている現行モデルも存在する。それだけ完成された光学設計だとも言えるのだが、何しろコーティングと手ぶれ補正の効きが悪い。往年の銘玉が多いのだが、逆光やシャッタースピードには気を配る必要が高い。
格安レンズだって揃っている
フルサイズだから高額という訳ではなく、APS-C専用の他社レンズとくらべても格安な撒き餌レンズも存在するので値段はピンキリでチョイス出来る。但し、フルサイズ対応なりの大きさなのでサイズ感は注意しよう。
ステッピングモーター採用のレンズが多いのはキヤノンEF-S
静音性が高く、動画に最適なSTM(ステッピングモーター搭載)のAPS-C用レンズを使った動画撮影などはAPS-C機の方が撮影しやすかったりする。また、ライブビューとの相性が良く、ハイブリッド CMOS AFやデュアルピクセルAFを使った高速で正確なピント合わせてはかなり快適
堅牢性を兼ね備えたプロユースなレンズ
最近のレンズで防塵防滴を謳っているレンズが発売されている。
高級レンズ群である「L」でも防塵防滴までは表記のレンズが無いレンズが多い中で、「防塵防滴仕様」を盛り込まれてきた所を見ると信頼の置ける仕様となっているのだろう。
完全電子マウント
レンズとボディの間には電気回路用の接点のみでAF用駆動カプラーが存在しない、完全電子マウントだ。電磁絞りを採用しているので、駆動装置はボディ側には存在しない。
この方式が功を奏して、ミラーレスであるEOS Mシリーズにもアダプタを介してAF・AEを作動させることが容易な点を挙げることが出来る。
今後、EFレンズ資産を活用出来る1型・1.5型ミラーレスがキヤノンから登場した暁にはアダプタを介してMシリーズの様に快適にレンズ資産を運用出来る可能性がある。
但しレンズ内駆動の場合、AF速度は完全にレンズ依存となる為に遅いレンズはトコトン遅い。ペンタックスの様にボディ内モーター対応のレンズの場合はその限りでは無いこともあるので完全電子マウントも一長一短がある。
高輝度側階調優先モード
ISOが限定されるものの、高輝度において白飛びが少なくなるモードが存在する。
晴天下や照明が多いシーンで活用出来、RAW現像する際にハイキ?な部分をサルベージ出来る。これが結構便利でフレアっぽく低階調・白飛びに見えるデータも調整することで結構イケる。
ただし、この機能はDPP専用でLightroomなどに反映する事は出来ない。基本的にはJPEG出力時に効果が反映されるが、DPPでRAWを現像する際にもその効果が現れるようだ
(参照:デジカメWatch)
デジタルレンズオプティマイザが使用可能
レンズからセンサーまで、光情報が伝わる一連の流れを設計しているキヤノンだからこそ出来るソフト。
補正をレンズとボディに合わせた数値で出してくれる。但し、使用可能ソフトはDPPに限られるので他の現像ソフトを使っている方は気をつけよう。
まとめ:フルサイズあってこそのマウント
先述したが、やはりフルサイズ用レンズが多くどうしても意識せざるを得ない。Kiss・2桁シリーズやMシリーズではEFマウントを活かしきれていないと言う機材オタク的な感覚がある人は最初からフルサイズに行った方が満足(後悔しない)だと思う。機材好きならフルサイズ、写真好きならAPS-CでもOK的な感じ。
APS-CやEF-Mならば、撒き餌系の単焦点かサードパーティ製で十分と言う方がオススメ。18-135mmSTMも十分AFは早くて快適。EF40mmF2.8だって安けど良い写りをするレンズなので、「Lレンズは買わねえ!」とキメて掛かるといいかも。
EFマウントの購入早見表(広角・標準・望遠)
キヤノン一眼のボディ早見表
レンズ遊びが楽しい一眼シェア2番手の ニコン/Nikon
特徴ピックアップ
- (フルサイズ)不滅のFマウントだが、自動露出における仕組みに変更あり。
- (フルサイズ)超広角域はキヤノンに一歩譲る。
- (フルサイズ)単焦点のバリエーションはキヤノンに勝る。
- (フルサイズ)防塵防滴を表示していない。
- (フルサイズ)単焦点において、手ぶれ補正を搭載しているレンズは少ない(望遠は多い)
- (APS-C)大三元は標準域、小三元は広角域の1種類ずつ。
- (APS-C)フルサイズ機にも装着可能。*クロップして撮影が可能
- (Nikkor1)各種ズームと大口径単焦点の11種類
- (Nikkor1)大三元・小三元は無し。
- (Nikkor1)アダプターでFマウント使用可能。*AF-Sタイプに限りAF作動
不滅のFマウント
不滅のFマウント。自動露出機構が時代の流れで紆余曲折しているが、その辺も含めての不滅のFマウントなのだと思っている(爆)
キヤノン・ニコンの大手2社と言われるように、一眼カメラのシェアの半分はこの2社で出来ている。よってEFマウントと同じ様にFマウントもレンズが充実している。大三元・小三元に加えて、単焦点レンズのバリエーションはEFマウントよりも多い。
単焦点が結構充実している
キヤノンと比べると格安レンズは少ないが、手に入れられない様な高額では無い単焦点レンズのラインナップが凄い。ボーナスやちょっと臨時収入が合った時に「買っちゃおうかな」と揺さぶられるぐらいの価格。特にF1.8と明るい単焦点レンズ群が評価も高くお手頃で、マクロレンズも手ぶれ補正搭載のレンズなどもある。
積極的にリニューアルしている
キヤノンと比べると比較的リニューアルしたレンズの本数が多い印象。特に単焦点でリニューアルされたレンズが多く、しかもそこまで高くないので取っ付き易いレンズが多いのは面白い。他マウントがメインでもD610やD750でお手頃システムを組んでみたくなるマウントだったりする。
一眼レフ機メーカーでは珍しい1型センサーの交換式カメラ
Nikkor1マウントは独自の1型センサー用一眼カメラマウントでレ ンズが少ないように思えるが各種ズームレンズをそろえている他に、値段は高いものの35mm換算で800mmを備える超望遠レンズや大口径の単焦点も数点 ある。
また、アダプターでFマウントも装着可能だが、その機構からオートフォーカス出来るレンズと出来ないレンズがあるので気をつけよう。公式(FT1仕様表)から確認する事が出来る。
防塵防滴は謳っていない
Fマウントの特徴としては「防塵防滴」を謳っていないことが挙げられる。
これは「防塵防滴構造を採用していない」と言う事ではなく、「防塵防滴を配慮した構造をとったレンズはあるものの謳ってはいない」と言うことらしい。よって不安ならばレインコートを装着してウェットコンディションに臨むのがベター。
DXレンズの充実度は高くない
大三元・小三元レンズはキヤノンと同じでフルサイズ対応フォーマットFXレンズに多く、APS-C専用フォーマットであるDXレンズにおいては少ない。これはキヤノンEFマウントと同傾向にある。
APS-C専用レンズをフルサイズ機にも装着可能。但し、イメージサークル分をクロップして使う事になるので、2400万画素のフルサイズ機なら1030万画素程度の写真となってしまう。高画素機でクロップして撮影するとどうなるのだろうね?いや、高画素機持っているならDXレンズ使わないか…。
但し、前述した様に手頃な単焦点レンズが多く、DXフォーマット機でも楽しめる画角が多い。広角単焦点レンズ以外はDXでも比較的楽しめる画角のレンズだと思う。
Fマウントの購入早見表(広角・標準・望遠)
ニコン一眼のボディ早見表
尖った特徴の元祖一眼レフPENTAX
特徴ピックアップ
- (中判)設計が古いレンズが多く、デジタル対応が少ない。
- (中判)古いレンズが多いが、玉数はソコソコある。
- (中判)一般ユーザーが取り扱いやすいデジタル中判としてはオンリーワン。
- (フルサイズ)FAシリーズなど生産中止のレンズ多数。
- (フルサイズ)オールドKマウントもそのまま利用可能。
- (フルサイズ)そもそもフルサイズ機が(ry
- (APS-C)大三元は標準・望遠の2種類。小三元は揃っている。
- (APS-C)全体的に設計が古い。*最新レンズが少ない。
- (APS-C)SDMの信頼性が薄い。
- (APS-C)防塵防滴・防滴構造のレンズが多い。
- (ミラーレス)Kマウント装着可能*K-01は直接。Q系は要アダプタ。
- (ミラーレス)Q系も各種ズームに加えて魚眼・トイレンズ有り。
- (共通)RAW形式でDNGを選択出来る
『PENTAXだけはやめとけ』と言いつつ手にはPENTAX
つまり他人様に勧めるにはちょっとコアなメーカーがペンタックス。
それでもコアな魅力に惹かれて買っちゃうのがペンタックス。
旅行の最中に他のユーザーと滅多に出くわさないカメラがペンタックス。
「黄色い一眼レフ初めて見ましたよ!」と言われるペンタックス。
リラックマ・コレジャナイロボ・エヴァンゲリオンとコラボすると言う狂気の沙汰をやってのけたペンタックス。
そんな私もペンタックスユーザー。後悔はしていない。
某カメラ雑誌曰く、ニコンユーザーとは別のコアさがあるらしい。あながち間違っていない。
APS-C特化レンズが多い
APS-Cに特化した大三元や小三元が揃っているのは有難い。特にフルサイズに移行を考えていないのであればお買い求めやすく、完結し易いのはPENTAXだろう。
但し全体的に設計が古く、画質面では耐用出来るもののオートフォーカス駆動が遅かったり故障しやすかったりする。
また、広角の開放F値が固定のレンズが存在しない(SIGMAの10-20mmF3.5くらい)
せめて純正の簡易防滴で広角ズームが欲しいところ…。
また、フォーカス駆動をボディ側モーターで行う物も多く作動音が大きい。動画撮影などでは使い勝手は悪いだろう。現行モデルのK-3ではボディ内モーターが強化されており、レンズ内駆動よりもAFが早かったりする。
手ぶれ補正はボディ側
手ぶれ補正はボディ側で行うため、レンズが小さく、安くなっている。
但し、ボディ側の手ぶれ補正能力に依存するので、ボディ側の補正値が低ければ十分にシャッタースピードを稼げない場面も出てくる。現行で最も補正値が高いのはPENTAX K-3II。と言うことで手ぶれ補正強めの機種が欲しければK-3II。
また、この「震えるセンサー」を有効活用しまくっているのはこのメーカー。手ぶれ補正の他に、アストロトレーサー(赤道儀ナシに天体追尾可能:要GPS)やリアルレゾリューションシステム(画素ずらしの超解像撮影)、ローパスセレクター(モアレの解消)などの離れ業をやってのける。ゴミ取り目的でプルプルさせてみたりと芸が広い。
2016.2.1追記:さらに、センサーを傾けることで出来る『自動水平補正』や三脚固定時にライブビューで微妙な構図のズレを調整出来る『構図微調整』などのトンデモ機能を備えている。
さらにリアルレゾリューションシステムの画素ずらしは、撮影毎にセンサーを1画素ずらして撮影すると言うもの。この精度はなんと「サッカーコートをセンサーに例えるとビー玉一個分程度のサイズをずらす」技術らしい。発想を実現する力はもはや変態レベル。リラックマやコレジャナイロボとは別の意味で狂気の沙汰。
新規レンズやボディのリリースを待つには忍耐強さが必要
レンズもボディも新製品を延期でお預けされることが多い。
しかし、生え抜きのPENTAXユーザーからしたら、極々アタリマエの事。特にここ最近の70-200F2.8の焦らしプレイは際立っている。眼前にタムロンのA001をぐっと我慢しながらのお預けプレイ。フルサイズまでには宜しく頼んます。
RAW形式でDNGを選択出来る
意外と便利なDNG形式。アドビのLightroomを使っている方ならお分かりになると思うが、バージョンが古いと最新機材に対応していなかったりする。当然、独自フォーマットのRAW形式に対応していないので読み込むにはDNGコンバーターで変換して読み込ませなければいけないという手間がある。これが面倒くさい。
しかし、ペンタックス機は独自形式とDNGフォーマットを選択出来るので、バージョンが古いLightroomをお持ちでもDNG形式で出力すればそのままLightroomで読み込める。これが案外他社ではやっていない。
ただし、プロファイルを使った補正機能が使えないというデメリットもある。
フルサイズが来春登場予定
ということもあって、DFAレンズの拡充が予想出来る。今後の期待株だが、またお預けにならないか心配。
追記:ついに春発売とディザーサイトが更新された。やってくれたぜペンタックス!
サブマウントを作ると…PENTAXの良し悪しが解る
メインはKマウントだが、広角システムをEF-Mに変えたり、コンパクトシステムとしてフォーサーズなどを買ってみたりしている。そこで気がついたのがPENTAXの良いとこ悪いとこ。
やはり、ローパスフィルターレスのK-3によるヌケが良い写真が撮れたり、防塵防滴レンズが多くて安い。お陰様で雨天でも安心のシステムを組み易い。反面、フォーサーズにせよEFマウントにせよ防塵防滴レンズが少ないのなんの…。
その点PENTAXはキットレンズにも防滴レンズがあったりと素晴らしい限り。価格を掛けずに防滴仕様を求めるならPENTAXで間違いない。
あとはもうちょっと新しレンズが出てくれればねえ…。
Kマウントの購入早見表(広角・標準・望遠)
ペンタックス一眼のボディ早見表
次世代のテクノロジーモンスター ソニー/SONY
特徴ピックアップ
- (フルサイズ)
Aマウントが息をしていない。吹き返したかも!(2015年冬) - (フルサイズ)FEマウントは充実のロードマップ。
- (フルサイズ)FE望遠レンズを補完する為にはAマウントアダプタ必須
- (フルサイズ)FEマウントは大三元が無いので、やはり大三元はAマウントで補完必須。
- (フルサイズ)防塵防滴構造のレンズが少ない
- (フルサイズ)サードパーティ製はAマウント中心
- (フルサイズ)比較的新しいマウントの為、中古品数が少ない
- (APS-C)FEマウントにウェイトが行っているので息をしていない。
- (APS-C)パワーズームレンズ有。ミラーレスながらAF爆速
- (APS-C)サードパーティ製はAマウント中心。
新進気鋭のαEマウント
トランスルーセントミラー・テクノロジーを導入したαAマウントとフルサイズ・APS-Cサイズのミラーレス一眼のEマウントの2種類を持つ。特にここ最近はフルサイズEマウントに力を入れているので、α7シリーズに見合ったレンズをリリースしている。
α7の「II」シリーズよりボディ内手ぶれ補正の搭載が標準になり、AF性能の向上も相まってかなり使いやすいカメラのシリーズになっているので今後の展開に期待したい。
この躍進の影響でお株を奪われがちなαAマウントの先行きがかなり不透明。α99の後継機が出そうで出なかったり、α7sIIのリリースが先に来ちゃったりと今後の展開が不安になる。個人的にはα77IIが気になっているので存続して欲しいAマウント。
ツアイスレンズ群をAFで使うことが出来る
ドイツの有名なレンズメーカーであり、他社マウントでも高級レンズ群として存在する。マニュアルフォーカスでしか扱うことの出来ないレンズが大半な中で、EマウントはAFで作動出来るレンズは希少な方。
オールドレンズの母艦にαEマウントは最適
フルサイズミラーレスの大きな特徴として、「フランジバックが短いので他社レンズのアダプタが作りやすい」「大型EVFを搭載しているのでMF時のピーキングがし易い」「フィルム時代のレンズをフルサイズセンサーで最大限活かせる」と存在する。
これは今のところα7シリーズでしか扱うことの出来ない条件なのでレンズ遊びをするならこのマウントを選ぶと遊びやすいだろう。
まだまだレンズの充実が足りないEマウント
Eマウントはまだ出来て間もなくレンズが少ない。α7シリーズの人気で充実が急がれるが、大三元レンズや超望遠レンズをAマウントに頼らなければならないのが実情だ。
但し、Aマウントに合わせるために大型のアダプタを装着することでα7シリーズの強みであるコンパクトさが損なわれている点は否定することが出来ない。
Eマウントマウントに最適化された超望遠レンズや大三元が揃ってきたらさらに評価が上がることだろう。
サードパーティ製はAマウントが充実
αAマウントは比較的古いマウントなので、SIGMAやTamronなどのサードパーティ製レンズが多数存在する。特に明るい標準レンズや広角・望遠レンズにおいて純正よりも安く手に入れる事が出来る。Eマウントはフルサイズ高級路線にシフトしているので、エントリー層はαAマウントから入った方が金銭的には楽。
追々α7シリーズに手を出したとしても、アダプターが存在するのでAマウントレンズも無駄にはならないだろう。
(個人的見解)αAマウントは手を出してみたいマウント
と言うのも、APS-C用のレンズが案外お手頃だったりする。特に16-50mmF2.8。恐らく各社大口径標準ズームレンズの中でも最安値じゃ?(サードパーティ製を除く)
他にも18-135mmの中古も結構安く出回っていたり。まあ、それもこれもAマウントの先行きが不安で手放す方が多いのかもしれないが…。α77と16-50mmあたりを安く手に入れて遊べないかなとオークションを巡回中。
APS-C用のAマウントはα7シリーズにアダプタで装着してもケラれてしまうのが難点。つまり将来的にα7シリーズに向かうとすれば、せめてフル対応のAマウントで揃えておくと良いだろう。でも16-50mm使ってみたいのだよねえ…。
αAマウントの購入早見表(広角・標準・望遠)
αEマウントの購入早見表(広角・標準・望遠)
ソニー一眼のボディ早見表
独自路線をひた走る フジフィルム/FUJIFILM
特徴ピックアップ
- APS-C特化のレンズ群なので比較的安い。
- 広角から望遠までラインナップをカバーしている。
- 明るい単焦点が多い
- ツアイスレンズをAFで使うことが出来る
- オールドレンズの母艦に適している
- 高級ズーム(大三元・小三元)の選択肢が少ない
- 現時点で望遠が弱い(超望遠が無い、明るい望遠が無い)
- サードパーティレンズが少ない
- 歪曲収差と周辺光量不足が目立つ(補正で解消可能)
APS-C特化の非常に評価の高いフジノンXFシリーズ
出すレンズがどれもこれも評価の高いレンズばかりのXFシリーズ。絞り開放から解像度は良好で、絞ると際立って良好なレンズも多い。
そもそもAPS-Cミラーレスしか生産していないので、フットワークが軽くレンズの充実が早い。ラインナップ数の割りには明るい単焦点が多く存在するのでそれらを使ってみたいと思うのならばオススメのマウント。
普及レンズから抜けだそうと思うと、単焦点レンズに走るか大三元レンズを購入することになる。他社マウントに比べるとステップアップにはそれなりの出費になるのは覚悟しておこう。普及型ズームと単焦点の組み合わせならば、ソコソコの負担で遊べる。
明るい単焦点が多い
特に広角側で大口径の特徴的なレンズが多い。FUJIFILMならではの写真を撮りたいのならば、広角大口径レンズを意識して充実させてみよう。
ツアイスレンズをAFで使うことが出来る
SONYのαEマウントと同じく、ツアイス製レンズをAFで使うことの出来る少ないマウントの一つ。
オールドレンズの母艦に適している
αEマウントのフルサイズミラーレスほどでは無いにせよ、かなり適しているマウント。大型EVFを搭載している「X-T1」においてピーキングが使い易くい。また、フランジバックの短さから各種マウントアダプターも揃っている。
サードパティ製・超望遠レンズが少ない
平成28年のロードマップにはXF100-400mmの発売が計画されているので、まあ気長に待とう。サードパーティ製で有名なSIGMAとTamronがこのマウントには不参入。お陰様でサムヤンなどのレンズを除いて純正でレンズを集める必要がある。
前述した普及型レンズの次のステップが純正の高級レンズ群となってしまい結構お金が掛かると言うのは、サードパーティ製の大口径ズームが少ない事にも起因する。
歪曲補正のポリシーが一貫していない
レンズによって歪曲収差がかなり抑えられている物もあれば、ボディ内補正に頼らざるを得ないレンズも多い。特にRAW現像を取り扱う場合には要注意で、レンズ補正データが入っているソフトで現像しなければ歪曲収差をカバー出来ない場合もある。
とは言え、補正してしまえばぱっと見で目立つ粗は解消されるので補正に抵抗が無ければボディ内で完結させてしまうのも手。レンズによってはかなり補正する事もあるので、事前に評価や作例は確認しておきたいところ。
Xマウントの購入早見表(広角・標準・望遠)
富士フィルム一眼のボディ早見表
ミラーレス一眼の筆頭 オリンパス/OLYMPUS
特徴ピックアップ
- 安心の防塵防滴構造が多い。
- センサーは半分、価格はフォーサーズ
- 現行一眼カメラは全てタッチパネル液晶搭載機
- パワーズーム有り
- 大三元が揃っている
- フォーサーズ時代のオールドレンズも使用可能
レンズが充実
魚眼から広角-望遠までの大口径(PROシリーズ)が揃っている。そこまで歴史の長いマウントで内にも関わらずの充実っぷりだ。また、各種単焦点も多く(PREMIUMシリーズ)レンズ遊びを楽しむ事も出来る。
また、アダプターを介することでフォーサーズマウントのレンズもAFで使用可能。案外レンズのバリエーションが多いのがオリンパス。
システムがコンパクト
それらがマイクロフォーサーズ用のレンズであり、コンパクトに出来上がっているので持ち運びが楽。フルサイズやAPS-Cよりも多くのレンズを可搬する事によりシャッターチャンスに強いマウントとも言える。
フルサイズ機のユーザー層が腰と肩を痛めるとマイクロフォーサーズに目覚めるというのが現在の主流。私も凄く迷っている、凄く。
また、女子カメラ層にはPENシリーズが結構人気だったりする。
価格がフォーサーズ
レンズは充実しているが、価格はそれなりにする。APS-C特化の他社大口径ズームと比較してもそこまで遜色無い金額がするので「センサーサイズが小さいこのレンズにそこまでお金をかけるべきか?」と悩まれている方も多い事だと思う。
しかし、このフォーサーズのメリットはコンパクトで大口径というフルサイズには無い特徴を備えている。その点を画質以上に見いだせるのならば、この価格にも満足出来ると思う。
M4/3マウントの購入早見表(広角・標準・望遠)
オリンパス一眼のボディ早見表
4K動画とコンパクト性能を追求する パナソニックPanasonic
特徴ピックアップ
- 超コンパクトなシリーズがある(GMシリーズ)
- 4K動画を活用した4KPHOTOモード
- センサーは半分、価格はフォーサーズ
- 現行機はタッチパネル液晶搭載が多い
- 動画で有利な電動ズームレンズが存在する
コンパクトさを追求するメーカー
オリンパスとは対照的で、『これぞマイクロフォーサーズ』と言ったコンパクトさが特徴的なメーカーだ。
GM1やGM5に代表される超コンパクトなカメラボディのみならず、F2.8通しの大口径ズームレンズも軒並みクラス最小レベルのレンズで揃っている。その上で、描写性能も良好なレンズが多かったりする。
動画系の技術を使った機能が目立つ
なんと言っても『4KPHOTO』
最新モデルには全てと言っていいほど搭載されている便利モード。1秒に30フレームを4Kとして連続撮影し、そのコマから抜き出して写真にするという機能。もちろん4K(800万画素)程度に解像度は落ちるものの、ブログなどで使う分には必要十分だ。一昔前のカメラなんて画素数そんなもんだったでしょ?と考えると十分使える。
シャッターチャンスに兎に角強く、雷が落ちてからシャッターボタンを押しても撮影が間に合っちゃうって撮り方も出来る。(条件付きだけども)
新時代のAFシステム『空間認識AF(DFD)』
常にセンサーがレンズからの情報を処理しているミラーレス一眼カメラならではのシステム。ざっくり言うと『シャッターを切る前から被写体の居る空間を認識して距離を判断するからAFが早くて正確』な機能。
従来のミラーレス一眼のネックである『AFの遅さ』を独自の方式で改善している。他社は像面位相差という方式で対応しているカメラが多い、その場合は像面位相差用のセンサーを撮像素子に組み込まなければならない。余分なセンサーを入れずに撮像出来るパナソニックの方式は画質面から有利な点がありそうだ。
バリアングル液晶+タッチパネル機が多い
そもそもチルト式のカメラが少なく、可動液晶を搭載しているモデルはバリアングル+タッチパネルがセットで搭載されている。特に最新モデルDMC-GX8などは比較的コンパクトながらバリアングルを搭載して様々なアングルの撮影に対応できる点は良い。
さらに、タッチパネルである事を活かして画面横にFnボタンを5つも配置出来る点がかなり使いやすい。アクセスの多い機能をほぼ全機能の中からチョイス出来る。物理ボタンを増やして機能性を高めるオリンパスと比べると、コンパクトさを追求するパナソニックならではの方向性と言えるだろう。
デザインやブランド力はまだまだな点はあるものの、良いカメラが多い
全体的な操作性はオリンパスよりも使い易く感じる。私個人で言うと、デザイン・防塵防滴はオリンパスで機能性や操作性はパナソニック推し。どちらのメーカーも使ったことがあるが、よく使うのはパナソニックだった。
マイクロフォーサーズ=コンパクトというブランド性が高いメーカーであり、それを重視するのであればオススメ出来るメーカーだと思う。最近発売されたDMC-GX8は旧モデルに比べると随分おデブさんになってしまわれたものの、コンパクト路線はGMシリーズに任せたと思えば取り敢えず安心できる。
M4/3マウントの購入早見表(広角・標準・望遠)
パナソニック一眼のボディ早見表
変態 シグマ/SIGMA
特徴ピックアップ
- 変態レンズが多い。
- APS-C特化の広角ズームや大口径標準がお手頃。
- カリカリ描写(最近のレンズに限る)
- タムロンに比べると単焦点が多い。
- 防塵防滴は望遠Sportsラインのみ。
- AFにバラつきがあるのでUSBDOCKでの調整が要る。
(後日追記予定)
高倍率ズームのパイオニア タムロン/TAMRON
特徴ピックアップ
- APS-C特化の広角ズームや大口径ズームレンズがお手頃
- SIGMAに比べると単焦点が少ない。
- フルサイズ対応のズームレンズが多い。
- 柔らかい描写傾向。
- 伝統のマクロレンズ。
- 大手マウント用は大三元レンズが揃っている。
(後日追記予定)
Tokina
特徴ピックアップ
- 主にキヤノンEF・ニコンFマウントのレンズを生産している。
- マイクロフォーサーズとソニーAマウントが数点。
- ペンタックスと設計開発を共同で行っていた時期もある。(今は推して知るべし)
- 大口径の広角レンズへの力の入れっぷりが半端ない。
- 広角・標準の大三元や小三元が多く、廉価ズームなどの製品はあまり無い。
- 比較的逆光に弱いが写りは良いとの評判。
(後日追記予定)