お手頃価格の高画質 OLYMPUS PEN Lite E-PL6

PEN Liteシリーズは現在E-PL7が最新機種だ。自撮り機能やWiFiの追加で便利になったものの、現在の相場はダブルズームキットで6万円半ば。画質や操作性で大幅な変更は無いので、WiFi・自撮り強化が必要無ければE-PL6でも全然オッケーだと思う。

特に、現在E-PL6のダブルズームキットで新品3万円半ばと格安。35mm換算で焦点距離28-300mmをカバーするレンズが2本ついてきてこの値段、 レンズの相場を見るにボディ単体でおよそ1万5千円-2万円ほどだ。センサーサイズの小さい1型のコンデジ・SONY RX100が3万円ちょいと考えるとセンサーサイズが大きくて焦点距離も幅広いこのカメラのお得感は伝わるだろうか？

コンデジと比べちゃあ収納性は落ちるが、綺麗な写真が撮りたい・もっとボカしたいって言う事が優先ならコッチをオススメしたい。

マイクロフォーサーズ機はここ最近の機種は全てと言ってイイほどタッチパネル搭載。ファインダーが無くたって、指先一つで指定したエリアにピントを持って行ってくれる。便利なんだってばタッチパネル（強調）

また、この機種はチルト液晶が180°上にチルトするので自撮りも可能。E-PL7では下に180°可動する様になったが上への可動範囲が小さい。但し、 E-PL7では自撮り時にブレやすい回転方向の手振れにも対応している。自撮り機能は確実にE-PL７の方が上だが、そこまで重視してなければスルーして も問題無い。

ちなみに私もE-PL６ユーザー。フラッシュは外付け対応なので、必要ならば装着する。以前紹介した、JOBYのマイクロトライポッドが似合う機種だ。

気 になる画質面は、個人的に言えば十分過ぎる程。APS-Cサイズ機との差は普段使う分にはそこまで顕著に現れないと思う。ボカし難いが、パンフォーカスし 易いので風景を撮るには良い。ボケを得たい時も、APS-Cよりも長い焦点距離のレンズで背景を飛ばすように心がければイケないこともない。画素数は現行 のAPS-C機に比べると低めなので、トリミング耐性は低い。撮るならしっかり構図を決めてシャッターを切るようにしよう。

ダブルズームで ３万５千円ほど、中古で２万５千円程度。フォーサーズ機を初める第一号とするのに持ってこいで、後々ボディをOM-DなりE-PL７に乗り換え前提で買う のもありだと思う。キットレンズはプラスチックマウントで外観もチープさは否めないが、スッキリクリアに写る上逆光耐性も高い。ステップアップする際にボ ディだけ買って、このキットレンズを使い回せば良いだろう。