B級ホラースポット
島内を半時計回りで周遊すると死んでしまう、東尋坊で身を投げたらこの島に漂着するなどと言われています。その為、地元ではホラースポットとして有名であり、特に夜に来て徘徊する物好きもいます。もし、夜にこの島を訪れるのであれば懐中電灯は必須。電灯も何も無いのでしっかり予備も含めて携帯して行こう。
越前海岸で一番大きい島
橋を渡る前から見ると島の全景を望める。島に入ってしまうと木々で視界が狭いので、島の写真を撮るならここから撮るか東尋坊から撮るのが良いだろう。周辺では釣り人も多く、橋の前後はそこそこ人がいる。海が穏やかな時は海風も清々しく感じることが出来て良いが、時化っていると東尋坊と同じように海水が飛沫となって観光客を襲う。特にカメラなど精密機械を持っていると気が気でないだろう。
磯遊びをするには少し岩が多く、水深も深いため止めておいた方が良い。
橋を渡り切ると目の前に鳥居が見える。雄島をここまでで満足したのであれば引き返すポイントとなる。ここから奥に行くと、トイレも無い目立ったモニュメントも無い全周2キロの上り下りや獣道だったりを進む自然景観が主である。東尋坊の様な柱状節理やヤブニッケイ・タブなどの樹海を見たければさらに奥に進もう。その際は歩きやすい格好や履物がおススメ。水たまりで泥濘んでいたり、雑草・木による擦過傷や蚊・アブなどに注意しよう。
島内に足を踏み入れると鬱そうと木々が茂っているので晴れていても日があまり差し込まない。人気もあまり無い為、静かで鳥のさえずりと風のそよぐ音だけが聞こえてくるだろう。上の写真は島内に入ってすぐの所、まだ道が整備されており歩きやすい。
道中にある鳥居の奥には東尋坊が見える。天気が良ければ望遠レンズで東尋坊が綺麗に撮れるだろう。木々で日差しが入ってこない分、ここがとても明るく感じリフレッシュ出来る。ここからさらに奥に進むと島の北西に出る。
島の西側に出た所だ。ここから先はあまり道が整備されていない。晴れていれば良いが雨天後はぬかるんでいる所も多いので気をつけよう。
島の西側はまだ東尋坊や三国が見える。遊歩道以外は雑草が生えており歩きにくいがよく釣り人を見かけるのもこの辺りだ、良いスポットなのだろうか。釣り人以外には小ぶりな灯台があるが中には入れない。
東尋坊とはまた違う柱状節理の味わい
島の北に出ると海蝕崖が広がっている。東尋坊よりも歩ける範囲(歩きにくく危険もある、しかも落ちたら助けてくれる人が居ないかもしれない)が広く面白い。あまり見ない光景だが、変わり映えの無い柱状節理が続くこともあって飽きるのも早い。いい写真などが撮れたらさっさと退散しよう。
その昔、藤原重永という1500年代の人物の書の中でも書かれている、島内の湧き水。瓜割の水と呼ばれている。真水らしいが確認する術がない。鳥の貴重な水場となっているらしい、もし鳥類撮影をしているのであれば遠くからカメラを構えて待ち構えてはいかがだろう。
さらに進むと再び木々が茂る中に入る。ヤブニッケイやタブなどが日光を覆い隠さんばかりに生い茂っているので日中でも結構暗い。その為か、足元の雑草はそこまで成長していない。書き忘れていたが、季節によっては蚊が非常に多い。夏は長袖などを羽織るか、対策はしていくべき。
この木々生い茂る道を通り抜けると元来た道に出るので帰路に付ける。
山歩きが好きならオススメ
四季によって景観が変わるが一年を通して観光できる。注意すべきは上り下りと獣道の対策。デートなどで来ても見るものが自然風景なかりなので、その趣向に合わなければ島内の散策はやめておいた方が良い。おそらく彼女のテンションがだんだん落ちていくだろう。風景写真が好きであれば色々な写真が撮れるのでオススメしたい、あまり重い機材を持って行くと道中で後悔すると思う。
山・島好き・風景写真好きなら 90点
家族旅行・デートなら島内入り口まで
駐車場は一般車両10台ほどとバス数台止ることができる。客数は少ないが、島を一周しようとすると1時間ほど掛かる事と地元の釣り人がよく停車しているので思ったほど駐車場の空きも無い。駐車スペースも少ないので、島内もそこまで混まない。
雄島 情報
〒913-0064 福井県坂井市三国町安島
駐車場 無料
所要時間 島一周 40分?1時間
0776-82-3111