PENTAXの中判一眼レフカメラ PENTAX 645Z

国内で民生品として普及している希少な中判センサーサイズの一眼レフカメラのシリーズがPENTAX645マウントだ。

その中でも現在の最新機種がこのPENTAX 645Z。43.8×32.8mmの大型CMOSイメージセンサーを搭載し、フルサイズの約1.7倍。画素数は5140万画素と超高画素でローパスフィルターレスと高解像度が見込める仕様となっている。

か なり大きく感じるが、見た目ほどの重量感は無く手持ちでの撮影も出来てしまう。さらに、前作での課題だったライブビューも使用可能となったおかげで、風景 撮影でのピントの追い込みも容易に。さらにチルト液晶を備え、APS-Cやフルサイズ一眼レフのような使い勝手になっている。

現在では EOS 5Dsの様なフルサイズながら超高画素機が登場しているが、低感度でのディテールの再現性で言えば中判デジタルの645Zの方が1枚も2枚も上手。但し、 PENTAX機特有のボディ内手振れ補正は搭載されていないので、レンズ側に手振れ補正が無い場合は十分に手振れを抑えなければその真価を発揮しない。

と は言ったものの、手振れ補正「SR」を搭載している現行のデジタル対応レンズは広角・マクロの2本のみ。標準レンズには搭載されていなかったり、望遠レン ズはそもそもDFAが無いので、マクロレンズで代用する必要がある。その他レンズはFA系列が現行品として購入出来るので、詳しくはレンズの一覧表にて確認して欲しい。