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DPReviewがOM-1のサンプル画像とEOS R3との比較レビューを掲載

DPReviewTVのChris Niccolls氏が「OM SYSTEM OM-1」の屋内アイスホッケーで高ISO感度を使って撮影した作例を複数公開しています。人物に対する被写体認識がないOM-1は苦戦しそうですが、連写能力やプロキャプチャーモード、携帯性や導入費用などで有利と評価しています。

DPReview:OM System OM-1 Indoor Hockey Sample Gallery

DPReview TVのChris Niccollsは、OM SYSTEM OM-1を手に、地元カルガリー・カナックス・ホッケーチームの撮影に出かけた。OM-1の積層型4/3センサーが、この困難な環境においてどのような結果をもたらしたかをご覧あれ。
(注:これらの画像はすべて厚いプレキシガラスを通して撮影されており、シャープネスに影響を与えている。)

OM-1がキヤノンEOS R3に対してどのような結果を残したか?
DPReview TVの全エピソードを参照してほしい。

DPReview:DPReview TV: OM System OM-1 vs. Canon EOS R3 Indoor Sports Shootout

  • どちらのカメラも最速の連写速度を利用するためには電子シャッターモードであることが必要だ。
  • 連写中にホワイトバランスや露出の不安定さは見られなかった。
  • OM-1は毎秒50コマ、EOS R3は毎秒30コマのAF/AE追従連写が可能である。
  • OM-1は追従AFが必要無ければ120コマ秒の連続撮影にも対応している。
  • 常に最高のフレームレートで撮影するとバッファクリアに時間がかかってしまう。撮影現場では連写速度を落として継続的に撮影できるようにした。
  • OM-1の連写速度を15コマ秒まで落とすと、延々と撮り続けることが出来た。
  • OM-1はソニーやキヤノンには無いプロキャプチャーモードを使うことが出来る。数を撃たなくとも、狙ったショットを撮ることができ、バッファが底をつくことは無い。
  • EOS R3は素晴らしい追従性に加え、豊富なC-AFカスタマイズに対応している。
  • OM-1で一人のプレーヤーを追いかける場合、AFエリアが顔に張り付くことは無いが、被写界深度が深いこともあって補足し続けることが出来る。ただし、スタンドの人や前景にトラッキングAFが引っ張られることがあった。
  • ゾーンフォーカス時の成功率は良好だった。
  • フルサイズのF2.8と比べると、マイクロフォーサーズのF2.8では被写体を背景から分離することが出来ない。反面、ストーリーを詳しく説明するだけの範囲にピントを合わせることが出来る。(ただし、フルサイズは絞ることで対応可能であり、自由度はフルサイズが有利である)
  • ガラス越しでの撮影は、被写界深度が深いマイクロフォーサーズのほうが不利だった(ガラスの影響が写りこみやすい)。
  • 高ISO感度の画質には差があり、より画質を重視するのであれば、差額を用意してフルサイズへ行く必要がある。しかし、ウェブ上の小さな画像として使う場合はマイクロフォーサーズでも十分だ。
  • 価格差は以下の通りだ。
    ・OM-1+40-150mm F2.8 PRO:3799ドル
    ・EOS R3+70-200mm F2.8 L:8798ドル
    ・差額は5000ドルだ。
  • キヤノンの組み合わせと比べて500g軽いのも利点の一つである。

とのこと。
室内スポーツにおいて、1/2000秒 F2.8を基本として、ISO 2500前後で撮影した写真を41点掲載しています。初期設定のJPEG出力とRAWをダウンロード可能。RAWを確認すると従来機通りのカラーノイズが発生しているものの、JPEGはノイズ処理が非常に良好で、ISO 2500やISO 3200でも十分良好な画質を維持しているように見えます。もちろん、細部を確認すると低コントラストの領域がNRで溶けていることが分かりますが、ウェブなど画像サイズ小さめで表示するぶんには全く問題無さそう。

今回の撮影現場はアイスホッケーであり、人物の認識機能があるキヤノンと比べて、OM-1は顔・瞳検出とトラッキングAFを利用するしかありません。結果としてやや苦戦気味だったみたいですね。C-AF+TRは従来機通り、被写体以外に乗り移りやすい模様。実際、手持ちのOM-1でC-AF+TRを試してみましたが、大きな変化は無さそうです。(積層型となったせいか情報の更新速度は速くなっているように見えます)

高ISO感度時の画質やF2.8レンズを使った際のボケ量にも違いがあるものの、被写界深度が深くて助かるシーンがあれば、携帯性や価格差に直結していると言及。積層型CMOSセンサー搭載のハイエンドモデルを20万円台で手に入ると考慮すると、安上がりなカメラと言えるかもしれませんね。

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