高解像・高感度・高機動 PowerShot G9 X（関連情報早見表）

2015年11月30日更新：デジカメWatch 実写・外観：ITmedia：CameraLABs 追加

『PowerShot G5 X』と同時発表されたモデル。G5Xがハイアマチュア向けの高級高機能だとすれば、画質を維持しつつ軽量コンパクトなモデルに仕上がっている。

特筆すべきはその操作体系。背面の十字キーとコントローラーホイールを大胆にも撤廃。タッチパネルである強みを活かしたインターフェイスとなっている。メ ニュー画面の操作などはスマホ感覚で触ることが出来るので、これからカメラを始めたいと言う方でも使い易くなっているだろう。

では物理ダイヤルが無くなったのかと言うとそうでは無く、G7Xでも御馴染みのレンズ外周部のコントロールリングは健在。絞りやシャッタースピードなどの実調整はこのリングで操作を行い、右手でタッチパネルを操作しながら直感的なピント合わせや操作を行う事が出来る。

さらにG5XとG9XはUSB充電に対応。給電方法のレパートリーが増えたので、バッテリー問題に悩まされるシーンが結果的に少なくなる。純正バッテリーが一つあれば安いモバイルバッテリーとの組み合わせが可能なのは大きい（出力には注意）

注意点としては、軽量コンパクト化の為かG7X系のレンズを一新し、背面液晶も固定になっている点だ。特にレンズは光学ズーム幅で35mm換算 28-84mmとG7X系よりも焦点距離の幅が狭い。特に広角側は4mmほど狭くなっているので広角重視の方は購入前にチェックしておこう。

現在の価格はちょっと高いかな、と感じるものの価格が落ち着いてきたら十分に検討できる1台。特にスリムコンパクトでタッチパネル搭載の1型センサーは希少。競合するとしたら、同社製のG7X。