目次
本ページを含めて現在編集中、2週間ほどを目安として作成予定。
- 外観・操作
- 画質
- オートフォーカス
- 実写体験(編集中)
- 結論(編集中)
- 番外:カスタマイズ特集
- 番外:高輝度側・諧調優先 強をチェックする
Index
EOS Kiss Mカスタマイズ
カスタマイズ可能ボタン一覧
- シャッターボタン:シャッター半押し時の機能を変更可能
- AELボタン:配置的に親指の腹で押すため、少し押しづらい。
- M-Fnボタン:最も押しやすいカスタムボタン。使う頻度が多い機能を割り当てておきたい。
- 録画ボタン:押し易そうで押しづらい。存在自体を忘れてしまう人もいるはず。一眼レフと似た操作性にするのであれば露出補正やWBなどを割り当てると良いでしょう。
- 十字ボタン4方向:キヤノン機としては珍しく、十字ボタンのカスタマイズが可能。ストロボ(→ボタン)使わないのであれば積極的に変更したい箇所で、露出補正(↑ボタン)もタッチパネルで操作できるため他の機能に変更したい。
AELボタン下部の「AFフレーム選択ボタン」は何故かカスタマイズ不可。押すと十字ボタンでAFフレームの操作が可能になるものの、タッチ&ドラッグAFやタッチAFに対応しているEOS Kiss Mは不必要に近い機能。
カスタマイズ機能紹介
シャッターボタン
- 測光・AF開始:初期設定。
- 測光開始:カメラの適正露出目指して露出設定が変動する。当然ながらMモードでISO値がAUTO以外に設定されていると動作しない。
- AEロック:押している間露出設定が固定される。
AEロックボタン
- AEロック&FEロック:前述したAEロックに加えて、ストロボ版のロック機能(FEロック)が作動する。
- 測光・AF開始:初期設定でシャッター半押しと同じ効果を得ることが出来る機能。いわゆる「親指AF」を作動させるためのボタン。EOS Kiss Mはこのボタンにのみ本機能を割り当て可能。
- AF-OFF:主にシャッター半押し時のAF動作を停止させるための機能。サーボAF中にピント位置を固定したい場合やワンショットAF中に一時的なマニュアルフォーカス操作を実施したい時に使用する。
- AEロック:前述済み。
- FEロック:前述済み。
十字ボタン・M-Fn・録画ボタン
- ISO:ISO感度の変更機能を呼び出す。タッチパネルからダイレクトに呼び出すことが出来るのでわざわざ限りあるボタンに登録するのはモッタイナイ。
- 動画:モードに関わらず録画を開始するボタン。初期設定で録画ボタンに割り当てられている機能。
- ストロボの発光:発光と発光禁止を切り替える機能。この操作はQメニューやタッチパネルに無いため、多用するならどこかに配置してきたい。と言っても、Kiss Mの内蔵ストロボは手動引き上げ式なので必要な時に引き上げればOK。外部ストロボも電源ボタンが付いているはず。
- 露出補正:ISO感度と同じくタッチパネルで操作可能。
- MF:押すことでオートフォーカスとマニュアルフォーカスを交互に切り替えることが可能。
- RAW・JPEG 画質切替:1ショットのみRAW・JPEG出力を実施する機能。JPEG出力のみから移行可能で、再度ボタンを押すと解除できる。残念ながら、QメニューなどからRAW+JPEGを設定していると動作しない。
- RAW・JPEG 画質切替ホールド:上記機能のトグル式。解除しない限りRAW出力が続く。
- アスペクト比:読んで字のごとく。JPEGのみに作用し、RAW出力には影響しない。
- ストロボ機能設定:外部・内蔵ストロボの各種設定メニューを呼び出す。
- ドライブモード:読んで字のごとく。Qメニューからも変更できるが、変更する頻度が多いのであれば割り当てておきたい。
- オートライティングオプティマイザ:シャドーの黒潰れを持ち上げる画像処理の設定値変更。Qメニューにあるため積極的に入れる必要は無い。
- 測光モード:カメラの測光方式を変更可能。特に変更する頻度が多い機能では無いのでQメニューからの操作で十分かも。
- ピクチャースタイル:JPEGの仕上がり設定を変更する機能。RAW出力限定の人以外ならどこかに配置しておきたい。
- ホワイトバランス:ピクチャースタイルと同様。
- タッチシャッター:オンにすることで画面に触れるだけでシャッターを切ることが可能。AFモードの場合は同時にAFが作動してしまうので「レリーズケーブル要らずのシャッターボタン」代わりに使うのであれば事前にMFに切り替えておくと便利。ちなみにタッチパネルから操作できるためボタンに割り当てる程でもない。
- タッチ&ドラッグAF:操作の入り切りをワンプッシュで変更可能。その他設定を変更できる機能では無いので注意。
- AF動作切替:ワンショットAFとサーボAFをワンプッシュで切り替えることが可能。一眼レフのように「押している間」では無くトグル式となっている。例えば動き回る子供と旅行風景を交互に撮るようなシーンで有効。
- AF方式切替:3種類のAF方式の切り替えが可能。AF動作切替と併せて使いたい機能。
- 拡大:「AFフレーム選択ボタン」と異なりワンプッシュで拡大できる機能。
- ピーキング:基本的にマニュアルフォーカス限定機能なので、AF主体の人は積極的に割り当てる必要は無い。
- エコモード:読んで字のごとく。
- 一時的にモニター輝度変更:一時的にモニターが明るくなるため晴れた屋外での視認性を高めることが可能。もちろんバッテリーを消費しているので多用はしないほうが良い。
- 画面表示切替:ファインダーとバリアングルモニタの表示を切り替える機能。初期設定は自動切換となっているが、液晶モニタばかりを使いファインダーへ誤って切り替わるのを防ぎたい人におススメ。
- ディスプレイオフ:バッテリーライフを稼ぎたい人で小まめにモニターを消灯したい人にはおススメ。
- 絞り込み:読んで字のごとく。設定した絞り値まで羽根が動作して被写界深度を確認できる。EF-Mならマクロレンズで特に有用となるかも。
- OFF:割り当て無し
個人的に便利なカスタマイズ設定
- シャッターボタン:AF・測光開始:初期設定。
- AELボタン:AF-OFF:マクロ撮影用。
- M-Fnボタン:AF動作切替:旅行で子供と風景を交互に撮影する時に重宝する。
- 録画ボタン:AF方式切替:基本的に動画撮影しないので、AF切替の操作性を優先。
- 十字ボタン↑:モニターを一時的に明るくする:屋外でモニタを見づらい場合、とっさに対応できる。
- 十字ボタン↓:ドライブ:他社のミラーレス一眼と使い勝手を合わせるため。
- 十字ボタン→:ピクチャースタイル:小まめに仕上がり設定を変えるため。
- 十字ボタン←:AF/MF:マクロ撮影用。
その他カスタム設定
- ISO感度拡張:初期設定はオフ。オンにすることでISO25600の上に「H」が出現する。ただ、画質は非常に悪いので非常用以下。
- セイフティシフト:カメラの適正露出を保つため、ユーザーの指定した露出設定へ強制的に介入する機能。例えば「Aモード:絞りF1.8:シャッター1/4000秒(EOS Kiss Mの限界値):ISO 3200固定」の場合に適正露出を保てない場合は絞り値へ介入し小絞り状態となる。ちなみにMモードでは動作しない。
- レンズなしレリーズ:レンズ無しでシャッターが切れるようになる。普通にEF-Mレンズで楽しむ分には操作する必要のない項目。しかし、社外製レンズアダプターでオールドレンズなどを楽しむ場合や電子接点のない社外製レンズを使う場合にはオンにする必要がある。
- 電源オフ時のレンズ収納:繰り出し式フォーカス駆動のレンズを電源オフ時に収納させる機能。EF-Mを使っている場合は意識しないが、アダプター経由でEFレンズを使う場合には対象となるレンズが存在する。
おススメカメラ設定
「親指AF」を使いたい
EOS Kiss Mでこの機能を使いたいひとは少ないかもしれませんが一応掲載。
- シャッターボタンの機能を「測光開始」または「AEL」に設定する。(シャッターボタンのAF無効化)
- AEロックボタンに「AF・測光開始」機能を割り当てる。(親指AFの有効化)
撮影後の画像確認を省略する
撮影した画像を直後にモニタへ表示する機能が初期設定で「2秒」と設定してあります。
一眼レフのEOS Kissと異なり「ファインダー使用時でも撮影画像が表示されるのが邪魔」と感じる人もいるはず。
EOS Kiss Mはお世辞にもレスポンスが良いカメラとは言えないので、テンポよく撮影しようと思ったらこれをオフにしておくべきでしょう。
- メニューを開き撮影メニュー1から「撮影画像の確認時間」を選択
- 設定時間を「切」と指定することで表示されなくなります
これで撮影テンポが良くなるはず。
レンズ光学補正「デジタルレンズオプティマイザ」をオンにする
風景撮影で回折現象が発生しやすい絞り値を超える場合(一般的にF8~F11を超えると徐々に影響が強くなる)、デジタルレンズオプティマイザをオンにしておくとJPEG出力で画質改善が期待できます。
- 撮影メニュー1を開き「レンズ光学補正」を選択する
- 「デジタルレンズオプティマイザ」をオンにする
EOS Kiss Mのデジタルレンズオプティマイザは適用しても連写性能などに制限は無いので積極的に使っていけば良いでしょう。ただし、現在適用できるレンズは少なく…。
上記3本のみ。
眩しいシーンで明るい部分の画質を優先する
使用機材は違いますが、上の写真のように「暗い部分より明るい部分が主役で綺麗に写したい」と言う場合には「高輝度側・諧調優先」機能を作動させると良いでしょう。
- 撮影メニュー2を開き「高輝度側・諧調優先」を選択する
- シチュエーションの状況に応じて「D+」もしくは「D+2」を指定する。
細かいことは置いておき、基本的には「通常時よりも暗く撮影し、事後に全てを明るく処理する」ことでハイライト側の画質を良好に保つ機能。当然ながら暗部はノイズが増え画質は低下することを念頭に置いておくべき。
D+とD+2の違いは後日比較検証してみたいと思います。
タッチ&ドラッグAFの操作方法を決定する
タッチ&ドラッグとはファインダー使用時にタッチパネルをなぞることでフォーカスエリアの移動を可能にした機能。他社では「タッチパッドAF」「AFターゲットパッド」などとも呼ばれている機能ですね。
初期設定ではこれが「オフ」となっている。EOS Kiss Mの操作性を大きく向上させる機能なので是非とも「オン」で使ってみて欲しい。
- 撮影メニュー5を開き「タッチ&ドラッグAF」を選択する
- タッチ&ドラッグAFの機能を「する・しない」で選択
- 位置指定方法を「絶対位置・相対位置」で選択
絶対位置:モニタ上のタッチエリアと実際のフレーム枠の位置が連動します。例えば左上をタッチするとAFフレームも左上へ瞬時に移動する。
相対位置:モニタ上をなぞることでAFスティックのようにAFエリアが移動します。 - タッチ領域を7種類から選択
おススメは「絶対位置」で「タッチ領域」を自分の使いやすいポジションに指定。これでエントリー一眼らしからぬ素早いフォーカシングが可能となるはず。
「絶対位置の操作が合わない」と言う人はパソコンのマウス操作に似ている「相対位置」を選択すと良いでしょう。
小さい被写体にピントを合わせたい
主にマクロ撮影や野鳥撮影で「被写体にピントを合わせたいのだけど、前景や背景にピントが合ってしまう」と言った時に有効なのがスモールAFや拡大機能。
まず大前提としてAF方式は「ワンショットAF」+「1点AF」で設定してあること。サーボAFでは設定項目がグレーアウトして選択することが出来ません。
スモールAF
- 撮影メニュー6を開き「スモールAF」を選択する
- 「標準」から「小」へ切り替える。
これで1点時のワンショットAF枠が小さくなるはず。
これでもピントを合わせづらいというのであれば「拡大」機能を使うと良いでしょう。
拡大
- 「拡大」機能をカスタムボタンに設定する or AFフレーム選択ボタンから拡大機能を使用する
- 拡大機能もしくはAFフレーム選択ボタンからフレーム枠を拡大表示させる
- 拡大中にAFを作動させる
「AF作動前なのにピント位置が勝手に移動する」機能を切る
EOS Kiss Mは初期設定で「シャッターボタンに指を掛けていなくても勝手にAFが作動する」機能がオンになっています。
便利な時もあれば、場合によって非常に邪魔くさい機能となったりする。さっさとこの機能を切りたい人は以下の手順をチェック。
- 撮影メニュー6を開き「コンティニュアスAF」を選択
- 「する」から「しない」へ変更。
これで勝手にAFが動作しなくなるはず。
AF後のマニュアルフォーカス操作を有効にする
ここ最近のEOS KissやEOS 80Dなどを使っている人なら分かるかもしれませんが、初期設定でフルタイムマニュアルフォーカスが封印されています。
この状態でマニュアルフォーカス操作をするためには「MF」機能でマニュアルフォーカス状態にしなければなりません。しかし、それは非常に面倒であり、AF後の微調整も不可能です。
- 撮影メニュー7を開き「レンズの電子式手動フォーカス」を選択
- 「不可」から「可能」に切り替える。
これでAF後の操作(シャッターボタン半押し状態)やAF停止中(専用ボタン押しっぱなし状態)にマニュアル操作が可能となります。
ただし、一眼レフ用レンズ(主にフルサイズEFレンズ)のようにAF作動中や待機状態での操作は出来ません。
ピーキングの調整
マニュアルフォーカス操作でお馴染みのピーキングをEOS Kiss Mは実装しています。一眼レフEOSでは頑なに採用していませんので、EOS Kissとしては初のピーキング実装モデルですね。
- 撮影メニュー7を開き「ピーキング」を選択
- 「ピーキング」で入り切りを選択
- 「レベル」でピントが合っている部分の強調度合いを変更
- 「色」でピーキング使用時の色を選択
モニターのリフレッシュレートを変更する
意外と知らない人が多いかも。背面モニタとファインダーの表示速度を調整することが可能です。
- カスタム設定メニュー4を開き「撮影画面表示設定」を選択
- 「省電力優先」もしくは「なめらかさ優先(初期設定)」を選択する
Kiss Mに表記されていませんが、体感で通常が60fps。省電力モードが30fps。風景撮影なら30fpsでもまず問題無いはず。
一方で動き物を撮る場合。省電力モードでは見え味がカクつくので初期設定からいじらない方が良い。
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