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EOS Rのフォーカスガイドを使ってみる

キヤノンのフルサイズミラーレスに導入された「フォーカスガイド」の機能がどれほど使えるものなのか実際に確かめてみました。

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フォーカスガイドを使ってみる

フォーカスガイドとは?

マニュアルフォーカス時に指定したフォーカスフレームにピントが合っているかどうかを簡単に判断できる機能です。メニュー画面の「AF」2項に存在する機能です。初期設定ではオフとなっているので、必要であればオンにしましょう。

ピーキング(ピントが合っている領域を色付けして可視化する従来からの機能)よりも視覚的に”合焦までの距離”を確認でき、合焦時の判断もわかりやすい。

ピーキングと併せて使うことも可能。マニュアルフォーカスがとても簡単とんる便利な機能ですね。

文章では分かりづらいと思うので、実際に使っている様子を動画で見てみましょう。

動作確認

フォーカスガイド所感

かなりイイ

  • 合焦まで必要なピント距離の操作が分かりやすい
  • フォーカスフレームに連動して表示される
  • ピーキングと併せて利用できる
  • RFレンズならピント距離表示も可能

従来のフォーカスピーキングや自動拡大機能と比べてとても分かりやすい。構図に集中しつつフォーカス操作をピント距離をアシストしてくれる機能はありそうで無かった機能。ピーキングでざっくりとピントを合わせ、最後の詰めをフォーカスガイドで確認する感じ。

前後のピン表示は最初こそ分かりづらいと感じるかもしれませんが、「上が奥方向」「下が手前方向」と覚えておけば特に問題無いはず。大デフォーカス時や極端な低コントラスト時は検出不可のため注意。

特にフォーカスフレームと連動した表示方法は秀逸。似たような機能はニコンZ 7にも導入されています(フォーカスエイド)。しかし、フォーカスエイドはファインダー左下の見づらい位置に表示されていたり、ピント面の前後は表示できてもピント距離までは把握できなかったり、EOS Rのフォーカスガイドと比べて1周り、2周りは使い勝手が悪い。

顔検出・瞳検出が連動する

 

すげえ!と思ったのは顔検出や瞳検出連動フレームにも対応していること。

特に瞳検出フレームで利用できるのはかなり便利と感じる人もいるはず。

注意点

拡大操作中は使用不可。ただし、フォーカスガイドを使う限り拡大操作の必要性はそこまで無いかもしれません(かなり正確)。

フォーカスフレームの範囲は1点AF、もしくはスモール1点と同等のサイズのみ。そして、フレーム内では前景が優先されるため、フレーム内に障害物が入り込むと正確に動作しないかもしれません。

おさらい

フォーカスガイドのポイント

  • 初期設定ではオフ状態
  • AFモードでは非表示
  • 合焦までの距離がわかる
  • フレーム連動で表示される(顔検出も)
  • ピーキングと併用可能
  • 拡大操作と併用不可
  • RFレンズでピント距離表示と併用可能
  • フォーカスフレームでは前景が優先される

かなりおススメできる機能。使える状況であれば積極的に使っていきたい。

今のところ、動作は純正RFレンズとアダプター経由の純正EFレンズで確認済み。これが電子接点アリの社外製レンズや電子接点無しの社外製レンズで動作するのか気になるところです。使えるとしたらかなり重宝するはず。

追記:電子接点無しのレンズでは動作しませんでした。(純正レンズをマウント状態から少しずらして電子接点無しのレンズとして使ってみたところ)

その他、EOS Rの全体的なレビューページはコチラ

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