Digital Camera Worldが「RICOH GR IV」HDF版のレビューを公開。GR IVの性能を継承しつつ、拡散フィルターによってシリーズ中で最もフィルムライクな描写を実現したモデルと評価。
- 外観:GR IV HDFは初代GR IVとほぼ同一の外観で、象徴的なコンパクトサイズを維持。
- 質感:安価なコンパクト機とは異なる質感で、金属的な外装と適度なテクスチャのグリップを備える。一方、小型化のため防塵防滴性能は非搭載で、悪天候や砂埃環境には不向き。
- バッテリー:記載なし。
- インターフェース:
- 携帯性:重量約262gと非常に軽量。APS-Cセンサー搭載ながらポケットに収まるサイズで、奥行きは約32.7mmと極めて薄型。ファインダー非搭載やmicroSD運用などの割り切りはあるが、このサイズに大型センサーと大口径レンズを収めた点を評価。
- グリップ:やや浅めだが、スマートフォンよりは持ちやすい。
- 操作性:コンパクトながら前後ダイヤルを備え、露出操作が容易。露出補正ボタンは親指位置に配置され操作しやすい。FnボタンでHDFフィルターを即座にオン/オフ可能で、外付けフィルター不要の利便性が大きな特徴。
- 手ぶれ補正:性能が向上し、暗所撮影や手持ちでのモーションブラー表現がしやすくなった。
- ファインダー:記載なし。
- モニター:記載なし。
- メニュー:記載なし。
- フォーカス:GR III HDFよりAF速度と精度が向上し、合焦ミスも減少。ただし暗所やマクロではやや遅延あり。被写体が接近する場面ではピントが外れやすい傾向。スナップフォーカスは距離固定と被写界深度表示により、ゾーンフォーカスを簡便化する実用的な機能。
- 連写性能:最大約4コマ/秒と低速。スピード重視のカメラではなく、用途は限定的である。
- 解像性能:GR IVと同一のレンズ・センサーを採用し、高いシャープネスを維持。開放から隅まで良好な解像を発揮する。HDFフィルターにより光を拡散し、柔らかな描写へ切り替え可能。広角特有の歪みはあるが、背景分離はコンパクト機として優秀。
- 高感度ISO:高感度性能は良好で、ISO12800も実用範囲。ISO64000でもノイズは増えるが使用可能なレベルを維持。
- ダイナミックレンジ:DNGは編集耐性が高く、シャドウの持ち上げなど柔軟な補正が可能。
- ホワイトバランス:記載なし。
- JPEG:内蔵HDFにより光が拡散し、柔らかなフィルムライク描写が得られる。特に「ポジフィルム」設定では暖かく豊かな色再現が得られ、後処理なしでも完成度の高いJPEGが生成可能。
- 動画:FHD対応だが、AF追従や詳細設定が乏しく動画性能は限定的。
- 作例集:リサイズのみ。
- 総評:GR IV HDFは、GR IVの性能を継承しつつ、拡散フィルターによってシリーズ中で最もフィルムライクな描写を実現したモデル。コンパクトさと高画質を両立し、ストリートやドキュメンタリー、旅行用途に適する。一方で高速連写や動画性能は控えめで、万能機ではない。
- 極めてシャープな描写を重視するなら通常モデル、柔らかな表現やフィルム風の描写を重視するならHDFが適しており、価格差以上の価値を持つ選択肢である。
Digital Camera Worldによると、HDFフィルターによってシャープなレンズ性能を少しマイルドにできるようです。コントラストが抑えられているので、イメージコントロール次第では確かにフィルムライクな結果が得られそうですね。
フォーカスは「ほぼ同等」というDPReviewやMobile01の評価と異なり、いくらか改善しているようです。個人的にはそこまで違いを感じなかったのですが、AFを重視している人にとっては体感する差があるのかもしれません。
- 発売日:2025年9月12日
・HDF:2026年1月下旬 - 予約開始日:2025年8月21日
- 希望小売価格:オープン
- カメラのキタムラ:175,320円
2025年に登場したRICOH GRシリーズの最新モデル。カメラのコアとなるレンズ・センサー・処理エンジンをはじめ、手振れ補正やコントロールレイアウト、内部システム、AFなどなど、全体的に改良が加えられています。
撮影体験を改善する新しい撮影モードも追加され、GRシリーズらしい新製品。販売価格は大幅に上昇してしまいましたが、現在の世界情勢や物価上昇などを考慮すると驚く程ではない、と言ってところでしょうか。
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主な仕様
| GR IV | |
| レンズ | 5群7枚 18.3mm F2.8-16 |
| マクロ | 0.06m~0.15m |
| イメージセンサー | 2,574万画素 |
| センサー除塵 | 超音波振動 DR II 帯電防止コーティング |
| 手振れ補正 | 5軸6段分 |
| 画像処理エンジン | GR ENGINE 7 |
| RAW | RAW (DNG) 14bit |
| ISO | 100~204800 |
| ストレージ | 内蔵メモリ(約53GB) microSD/microSDHC/microSDXC |
| AF | ハイブリッドAF |
| シャッター | 1/4000秒~30秒 |
| モニター | サイズ:3.0インチ 解像度:約103.7万ドット アウトドアモニター「オート」搭載 |
| 動画フレームレート | フルHD(1920×1080、60p/30p/24p) |
| 動画出力 | MPEG4 AVC/H.264 (MOV) |
| USB | USB-C |
| Wi-Fi | 2.4/5.1GHz |
| その他ポート類 | ホットシュー |
| バッテリー | タイプ:DB-120 撮影可能枚数:約250枚 |
| サイズ | 約109.4×61.1×32.7mm |
| 重量 | 本体のみ:約228g バッテリー含:約262g |
| その他機能 | 自動水平補正 ローパスセレクター フルプレススナップ フォーカスリミッター ウォーム優先WB ホワイト優先WB 撮影メモリー設定 スナップ優先モード |
| 新イメージコントロール | シネマ調 イエロー シネマ調 グリーン カスタム3 粒状感の詳細設定 |
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