越前大仏が有名な、いや有名なのか…どうか定かではないが、ともかくデカイ寺院である。知らずに国道157号線を通っている時はどこぞの宗教法人の妖しいデカイ寺のイメージがあったが、どうやら観光地だったらしい。相互タクシーの多田清氏により建立された。ん…待てよこの人どこかで名前ミタゾ…そうだ、勝山城博物館もこの人がおっ立てたんだった!と言う事は…
寺院の形をしたテーマパーク
とイメージしておいた方がショックは少ないだろう。永平寺などとは全く異質の場所。だってお坊さんすら見当らないですもの。
広い駐車場に、空きすぎているほど広い駐車場に車を止めるとのっけから目の前に大きな建物が目に入ります。奥には五重塔、右手には糞がつくほどデカイ山門。
人気は少ないが、活動はしている模様。今度シンポジウムあるみたいです。法話の後のプログラムが「マジックみたいな手品ショー K & ピエロ」…誰よ?法話の後でとはターゲット層がかなりブレているような気が…いや、好きですよこう言うの。さすがB級スポット。
さてさて、先に進むと山門に近づいてまいります。
この人気の無さ、営業してるんかいなと本気で思いました。山門までの遊歩道にさらに売店街があるのですが、全てシャッターが閉じておりゴーストタウン化しています。好きな人には好きなシチュエーションかもしれないですね、迂闊にもシャッター街の撮影を忘れていました。奥の左手に拝観料を支払う受付があります。大人ひとり500円、始めは高いなーと思ったもんです。
全てがデカイ
山門に到着。でけえ…。デカすぎる…。福井にこんなとこあったのかってレベル。そしてなぜこんな立派な門構えにも関わらず人っ子一人いないのか(もったいない)。山門の左右には阿吽像が配置してあります。阿吽像もでかい。
山門をくぐったところ。奥には2番めの門、さらに奥には本堂が見えます。左手には五重塔に行く道がありました。ここまで来たにも関わらず、人の姿が誰も見えない…。人がいないので、建物の尺の比較がしにくいですがマンション5階建てくらいは普通にあるのじゃなかろうか。
本当に綺麗なところで、景観もバッチリ。もうちょっと紅葉になっていれば更に良かったかも。
もちろん大仏もでかかった
本堂に入るとお待ちかねの大仏が鎮座。これがまたデカイ上に人がいない上に読経のBGMがどこからとも無く流れており、非常に気味が悪い…いや良い意味で。歴史は無いがスピリチュアルに触れた気分にさせられるいいスポット。上の写真だとデカさが伝わりきらないのでもう一枚。
お判りだろうか?そこら辺の有名な大仏よりデカイのである。奥に見える白いブツブツは小さな仏像群。日本テイストのデザインでは無い。ちょっとアジアン的な不気味な印象を受ける。大仏の左右には羅漢や菩薩を侍らす豪華キャスト。歴史が無くなってオーケーオーケー、これなら全然楽しめる。特に読み物やお坊さんがいる訳でもないが、周辺をぶらつくだけでも面白い。因みに私は30分くらいは時間を掛けてぶらつきました。
至る所の白い小さな仏像にこれでもかと言わんばかり小銭が乗っている(笑)しかも合掌する指の間に挟むとはなかなか茶目っ気のある参拝客が多いらしい。
本堂を奥から外に抜けると、これまた紅葉も美しい。拝観料さえなければ散歩するだけでも十分に満足できる。
五重塔付近には日本庭園もあり、紅葉を楽しんだり写真撮影出来たりする。
エレベーター付き五重塔(爆)の屋上より撮影。奥には同じく多田氏の建てた勝山城博物館も見える。全くこれだけの規模の施設を近隣に2つも作るとは恐れいった。それだけに人気が無いのが残念な限りである。その内維持費が捻出出来なくなるのではないだろうか。見に行くのであれば早めに行っておいた方がいいかもしれない。ちなみにこの五重塔は競売にかかってるが買い手が付いていないのだとか…。
あくまでもB級スポット・珍スポット
評価点を出すとすると80点
500円で十分に満足出来るコンテンツがある。ポイントとしては寺院と思って行かないこと。寺院の形をしたテーマパークと割り切った方が面白い。勝山に来たら取り敢えず行っとけと進めることが出来る観光地であることは確かだろう。子連れでもこれだけデカイ大仏なら見ごたえがあるのではないだろうか。
大師山清大寺 情報
住所 福井県勝山市片瀬50字
料金 大人 500円 子供 300円
拝観時間 午前8時から午後5時まで 年中無休
TEL 0779?87-3300 FAX 0779?87-2292