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UN OM-3 ウッドグリップ・カメラホルダー レビュー

このページではUN製のOM SYSTEM OM-3用ウッドグリップ・カメラホルダーをレビューしています。

製品提供

今回はOMデジタルより無償提供された製品を利用しています。レビューにあたり、評価内容の指示や金銭の授受がなかったことを明記しておきます。

おさらい

UN OM-3 カメラホルダー ブラック

本革(コロンビアレザー)を使用し上質ながら、ケースに緩やかなグリップを施しカメラのデザインを損なわずに握りやすさを向上しました。ケースを装着したままバッテリー交換やケーブル接続、メモリーカード交換可能。ケース底部の固定用ネジには三脚ネジ穴が設けられており、装着したまま雲台・三脚などに取り付けられます。

OM-3用の本革レザーケース。他にもTP Originalやブランド不明のレザーケースが存在しているものの、ブラックステッチで縫い目が目立たない選択肢としては貴重な存在。同時に小さなグリップを内包しており、握りやすくなっています。

カラーはブラックのみ。ブラウンも似合いそうですが、今のところラインアップにありません。

UN OM-3 ウッドグリップ

グリップ部に、木目が稠密(ちょうみつ)で硬く耐久性に優れ、高級家具や建築材に利用されている銘木、ローズウッド(紫檀(したん))を使用。プレート部はアルミ素材でアルカスイス対応。グリップを装着したままバッテリーの交換が可能。

  • 公式ウェブサイト
  • OM SYSTEM ストア
  • 販売価格:14,800円 (税込)
  • 素材
    グリップ部:ローズウッド(紫檀(したん))
    プレート部:アルミ
  • 91g
  • 幅142mmx奥行き55mmx高さ58mm
  • 原産地 日本

レザーケースと同じく、いくつか社外製グリップが存在します。比較して高価ですが、ウッドグリップの位置が調整されており、カメラ前面のクリエイティブダイヤルを操作しやすくなっているように見えます。(他のグリップだと窮屈)

UN OM-3 カメラホルダー ブラック

外観・付属品

箱にはUNオリジナルマイスターシリーズであることを表すシールが貼られています。

レザーケース本体と固定用のネジ、収納袋が同梱。レザーケースは基本的にカメラに装着したままとなるので、収納袋の必要性は低い。ただし、非装着状態の場合、固定用ネジが本体から脱落しやすいので、取り外して保管する際は収納袋の使用を推奨。

レザーケースはベースに金属素材を使用しているものの、底面までレザー素材で覆われています。個人的には底部が金属パーツのSmallRigライクなほうが好みですが、レザー素材のほうが設置面を傷つけにくい。

レザーケースを装着したままバッテリーの交換に対応。レザーケース側の蓋はマグネットで固定されています。

装着例

OM-3本体の外観を損ねない落ち着いたデザインのレザーケース。縫い目が目立たないので、自然な外観に見えます。

ケースを装着したまま左側面のポート類は問題なく使用可能。バリアングルモニタの可動部と重ならない形状となっています。

ボディへの装着はつまみのあるネジで固定。道具は必要ありませんが、前述したように、非装着状態でレザーケースからネジが脱落しやすい点がマイナス。

底面にネジ穴はありませんが、レザーケースを装着するネジが1/4インチネジに対応しています。

グリップ

小さなグリップがあるものの、指が少しかかる程度。安心して片手持ちできるものではありません。とはいえ、無いよりは全然マシです。指がかかることでカメラバッグから取り出しやすい。手を滑らせてしまう”事故”もある程度は予防できると思います。

ケース表面はゴム製グリップと比べると滑りやすく、グリップに指をかけなければツルっといく可能性あり。

指三本でカメラを握りつつ、親指と人差し指でコマンドダイヤルの操作が可能。ただ、しっかり操作するには左手でカメラを支える前提になると思います。

カメラ底部の厚みが増すため、小指までしっかりとカメラを握ることができます。

UN OM-3 ウッドグリップ

外観・付属品

まさかの白箱。今回は試供品ですが、購入した際に実際にこの箱で届くのかは不明。

箱の中にはウッドグリップと取り付け用の工具が入っています。

ベースプレートはアルミ製、グリップは紫檀製。SmallRigのように機能的なベースプレートではなく、シンプルなデザイン。取り付けは1/4ネジ式ですが、レザーケースと異なりツマミが無いので工具が必須。

プレート部分はアルカスイス互換のクランプに対応しているほか、1/4ネジ穴が一つあります。ネジ穴は貫通していないので、締めすぎてカメラを損傷するリスクはありません。

正直なところ、この作りで1万円超は抵抗感が強い。とはいえ、ほかのウッドグリップ製品も1万円近い値付けとなっています。それならUN製かつOM SYSTEMストア販売のこちらを選ぶのも一つの手。

ウッドグリップにこだわらなければ、Haogeのゴム製グリップでも良いのではないかと思います。

装着例

Amazonなどで見かけるOM-3用グリップと比べると、クリエイティブダイヤルとグリップの間の空間に余裕があります。そのぶんグリップがカメラ右側面から突出していますが、気にならない程度。握った際にサムレストが良い位置にあるので、右に少しずれた状態でちょうど良いのかもしれません。

レザーケースと同じく、OM-3本体の外観を損ねすぎない落ち着いたカラーリング・質感です。アルミプレート部分が少し安っぽく感じますが、気になる部分はそのくらい。ちなみに、L型ブラケットには対応していません。
Leofotoが提供していますが、クリエイティブダイヤルまでの空間がとても窮屈)

底面はバッテリーの部分が空洞となっています。装着したままバッテリー交換が可能。

前述したように、クリエイティブダイヤルまでの空間には余裕があります。

グリップ

ウッドグリップである必要性はあるのか?とは思うものの、持ちやすい形状と位置のグリップです。フロントダイヤルを操作する必要が無ければ、片手持ちでの撮影もやぶさかではない。

レザーケースと同じく、小指までしっかりと握ることができます。

グリップが右方向に少し突き出していることで、カメラに対して手の位置がちょうど良くなります。前後コマンドダイヤルや背面ボタンが操作しやすい。そのいっぽう、モードダイヤルまでの距離が少し長くなるので、指が短いと苦労するかもしれません。

まとめ

グリップとレザーケースどちらが良いのか?
それはOM-3をどのような意図で購入したかによると思います。クラシカルでフィルム一眼ライクな外観を重視するのであればレザーケースのほうが適しています。手で触った時の質感も良く、本革で価格ぶんの価値があるのかなと。

また、ウッドグリップほどではないものの、指がかかるので本体のみより保持力は良くなります。

その一方、クリエイティブダイヤルやカメラのコンピューショナルフォトを積極的に使っていきたい人ならば、ウッドグリップのほうが快適と感じることでしょう。前後ダイヤルを操作する機会が多いので、しっかりとしたグリップが欲しいところ。

他のグリップと比べるとダイヤル・ボタン操作に適した形状・配置。多少高くて質感がぼちぼちだったとしても、このグリップを買う理由があるのかなと。

ちなみに、私はクリエイティブダイヤルを操作する機会が多いので、ウッドグリップを多用しています。

購入早見表

UN OM-3 カメラホルダー ブラック

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

OM-3 カメラホルダー (UN社製) ボディージャケット OM SYSTEM
価格:14,800円(税込、送料別) (2025/8/5時点)

楽天で購入

UN OM-3 ウッドグリップ

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

UN OM-3 ウッドグリップ カメラグリップ 木目調 ローズウッド
価格:14,800円(税込、送料別) (2025/8/5時点)

楽天で購入

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