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ベルボンのミニ三脚が使いやすい訳を語る

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SLIKの激安三脚からはじまって、マンフロットやJOBYやら色々と使ってきた。そんな中で一番しっくり来たのがベルボン(Velbon)だったりする。今やすっかりベルボン党となってしまったので、ベルボンでも使いやすいミニ三脚に絞ってオススメポイントを紹介してきたい。

今回は、ハードオフに「ULTRA MAXi Mini」が数千円で売っていたので、野口伍長に数名で突撃してもらった。また、手持ちのULTRA 555やPole pod IIなど見比べながら書いていこうと思う。

現行のベルボンミニ三脚は新型が発売されているが、基本的な使い勝手は同じと思って頂いて結構だろう。

使い易くてコンパクト

小さくて収納性抜群

DSCF2242マイクロフォーサーズでも最小クラスのLUMIX DMC-GM1Sと並べてこの小ささ。ミニ三脚らしいコンパクトな造りをしている。

重量は付属の雲台込で565g。テーブルフォト専用の三脚やマンフロットのPIXYと比べるとやや重いものの、ミラーレス一眼や一眼レフユーザーであれば十分許容出来る重量だと思う。

DSCF2272なんといってもカバンのサイドポケットに収まってしまう携帯性の高さが魅力的。デカイ三脚は嵩張るし、重いしで携帯しづらいロケーションに持ち運べる点はGood。

特に私の使用環境だとPENTAXでリアルレゾリューション、オリンパスで深度合成など複数枚の写真を合成する撮影方法が多いので重宝する。

P9810192やや嵩張るが、レンズの三脚座に付けっぱでも持ち運べる利便性は大きい。

必要に応じて展開する事もできるので、手ぶれ補正の無いマクロレンズをキヤノンで使う際には便利。

ミニ三脚を使った色々な撮り方は別ページにて紹介している。

脚の展開が簡単で便利

DSCF2261脚の伸縮にはベルボン独自の「ウルトラロック機構」を採用している。

多段三脚においても、ツマミをぐるっと回してロックを解除することで一気に伸ばすことが可能。必要とするシーンでクイックな操作で短時間に使用可能な状態になる。戻す場合にも素早く収納出来るので、あまり時間をかけることが出来ない場面ではかなり重宝する。

泣き所は、ツマミの部分のスポンジが粘着テープで固定されているので古い物を購入すると粘着が弱くなってズレること。自前で布テープを買ってきて補強した。

もう一つ注意点があり、三脚の大原則である「太い方から伸ばす」というルールとは逆行しておりウルトラロック機構は細い方から伸びる。ミニ三脚程度の大きさならばあまり気にならないが、通常サイズの三脚でウルトラロック機構を採用している物は一度触って確かめた方が良い。伸縮率が高いと、手を大きく広げて開閉しなければいけない点もやや使い難い。

という訳で、ウルトラロック機構が使いやすいのはミニ三脚に限る。

DSCF2255脚の展開は3段階で開閉可能。

全て展開する事で、かなりローアングルでの撮影も可能となる。脚は多段式で先細りしているが、思いの外剛性がある。フルサイズ一眼レフに大口径の広角ズーム程度なら余裕で載せることが出来る。

写真の様に、脚の伸縮と展開具合をそれぞれ調整出来るので、フラットではない斜面などにも対応し易い。

DSCF2260E-M1でローアングルな深度剛性をする場合にも重宝している。

おもにミニ三脚を使っているのがこのモデル。レリーズケーブルやリモコンが無くとも、タッチパネルをソフトタッチすればシャッターが切れるので便利。

高いポジショニングも可能

DSCF2244脚を伸ばしきるとULTRA 555程度の高さを確保。

エレベーターに差があるので一概に同様とは言えないものの、ミニ三脚で対応できるロケーションとULTRA 555を必要とするロケーションで丁度区別出来るのは有り難い。

DSCF2257安定感はやや心許ないが、俯瞰アングルにも対応出来る。ちょっとでも小突くと倒れそうなのでオススメはしないが…。

DSCF2248ベルボンのミニ三脚でも全高は大きく違う商品があるのでよく確認して欲しい。右は「Pole pod II」に付属されているミニ三脚。こちらは2段三脚なので、全高が「ULTRA MAXi Mini」と比べるとやや物足りない。

一脚としても使える

DSCF2262剛性が高いので、三脚座に固定しても良し、自撮り棒としても使うことが出来る。

とは言え、脚の開閉部分のギミックは固定出来ない。やや上下にズレるので注意。

豊富なオプション

一脚との組み合わせ

DSCF2245「Pole pod II」に付属している一脚をこちらに取り付ける事も可能。自立型の一脚になる。

DSCF2270「Pole pod II」に付属している三脚は2段式であまり脚を伸ばすことが出来ない。しかし、多段式のミニ三脚であれば脚をより大きく広げることができるので、一脚を高く伸ばした時でもかなり安定して設置する事が可能だ。

THETA Sを先に取り付けて一脚が倒れて破損、なんてアクシデントの可能性をグッと低くすることが出来る。

マルチアングル雲台「V4ユニット」

v4unit_0480三脚の雲台取り付け部分に装着するマルチアングル雲台。

マンフロットやヴァンガードなどの三脚にあるセンターポールが可動するギミックに似ている役割をこなす。マクロ撮影や俯瞰撮影がさらに便利になるもので、テーブルフォトや物撮りにも効果的だ。

三脚買った勢いで、ついついこちらも購入。明日届くらしい。

SLIKからも同様のパーツが発売されておりベルボンのこれよりも安くて、伸縮率は高い。メカ的な要素や使い勝手はV4ユニットに軍配が上がるようだ。

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注意点はV4ユニットにはアングルアダプターが付属していない。フリーアングル雲台の使い勝手をより良くするためには、アングルアダプターも用意しておくと便利。V4ユニット単体で不便を感じたら購入してみると良いだろう。

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レフ板&クリップセット?

ミニ三脚と同じサイドポケットに収納できる携行性の良いレフ板セット。

直径は30cmと大きな被写体には向かないので、マクロ撮影用。こちらもV4ユニットと同時に購入、明日届くらしい。

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その他にも面白いアクセサリーが多い

傘立てやクランプ、リボルビング雲台など、三脚にまつわる便利グッズが揃っている。

PDF形式のカタログには各種ラインナップを始めとして、三脚の使い方などもさらっと書いてあるので面白い。

カメラのキタムラなどにもカタログを置いてあるので、興味があれば見てみると良いだろう。

コンパクトなベルボン製品の購入早見表

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