α7 Vのメカシャッター時はデュアルゲイン出力で動作している可能性がある

Photons to Photosが「α7 V ILCE-7M5」のダイナミックレンジテストの結果を更新、同時に電子シャッター時の結果を追加しています。NRではなくデュアルゲイン出力が動作していると判断したようです。

Photons to Photos

• 改訂した結果を新たなスレッドで共有する。
• Horshack氏によるデュアルゲイン出力（DGO）の研究を参照し、データを再検討した。
• 結果、ノイズリダクション（NR）として表示されているものは実際にはDGOの一種であると判断した（この名称で呼ばれる単一の実装は存在しないようだ）。
• 特に注意すべきは、機械式シャッター（MS）にはISO 1000で高変換ゲイン（HCG）が作動する明らかなグループが存在しない点だ。
• 混乱を招いて申し訳ない。これは比較的新しい領域だ。

	最大PDR	低照度ISO	低照度EV
α7 V	12.47	6303	10.98
α7 ES	10.99	5973	10.90
α7 IV	11.71	5365	10.75
α7 III	11.60	6420	11.00
α9 III	10.00	4646	10.54
S1M2	11.75	5410	10.76
S1RII	11.08	8139	11.35
Z6III	10.46	4709	10.56
Z 6II	11.28	5298	10.73

Photons to Photosの追加テストと修正した判断によると、メカニカルシャッター時にデュアルゲイン出力（二つのゲインを同時に出力して合成する）が動作している可能性があるようです。ISO全域のノイズリダクションでは無かったとのこと。
（修正前の評価はこちら）

この仕組みはパナソニックのLUMIX S1 IIとよく似ていますね（公式見解ではないものの、海外で検証されています）。将来的にニコンのZ6IIIでもメカニカルシャッター時にDGOが可能になるのか、将来の後継モデルで可能となるのか気になるところ。

メカニカルシャッターと電子シャッターでパフォーマンスが異なる傾向はソニー機として珍しい。電子シャッター使用時はα7 IVよりもやや低い数値となるので、風景撮影などDRの広さでベストを尽くしたい場合はメカニカルシャッターを使ったほうが良さそうです。電子シャッター時でも使えるような切替機能があると良いのですが（ローリングシャッター速度が遅くなるので省略している？）、そのあたりは高級機やCinemaLineで実装するのでしょうか。

ソニー α7 V ILCE-7M5 最新情報まとめ

• 発売日：
  ・ボディ：12月19日
  ・レンズキット：2026年春以降
• 予約開始日：2025年12月9日(火)10時
• 希望小売価格：
• 市場推定価格：

α7 V
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主な仕様

関連カメラ

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