このページでは一眼カメラ用交換レンズ「XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR」の情報を収集しています。
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更新履歴
- 2017.3.11:参考サイトにPhotozoneを追加し一部を抄訳。なかなか辛口レビューとなっているようです。
- 2016.1.13:ページを公開
データベース
レビュー
購入早見表
レンズデータ
レンズ仕様
型番 | XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR |
---|---|
レンズ構成 | 12群16枚(非球面レンズ4枚、異常分散レンズ2枚) |
焦点距離 | f=18 - 135mm(35mm判換算:27 - 206mm相当) |
画角 | 76.5°- 12° |
最大口径比(開放絞り) | F3.5 - F5.6 |
最小絞り | F22 |
絞り形式 |
|
撮影距離範囲 |
|
最大撮影倍率 | 0.27倍 |
外形寸法:最大径×長さ(約) ※先端よりマウント基準面まで |
ø75.7mm×97.8mm(ワイド端)/158mm(テレ端) |
質量(約) ※レンズキャップ・フード含まず |
490g |
フィルターサイズ | ø67mm |
MTFチャート
レンズ構成図
フジノンXマウントの貴重な便利ズーム
35mm判換算で広角27mmから望遠206mmをカバーする、純正のXマウントレンズの中でも最大の光学倍率を持つ高倍率ズームレンズだ。高速フォーカシングを可能にするリニアモーターや5.0段分の強力な手ぶれ補正を搭載し、ハードなロケーションでも活用する為の防塵防滴機構を採用。
コレ一本でシチュエーションを問わず便利に撮影を楽しむ事が出来る。クウォーターマクロな撮影も出来るので、被写体が小さい場合もある程度対応できる。絞りリングを搭載しているが、目盛りは無いのでEVFや背面液晶で確認する必要がある。
中央はズームレンジ全域で中々良好な性能。しかし、四隅の画質は絞り開放では描写が甘い(特に中間?望遠域)ので、F8まで絞って安定させた方が使いやすい。
フジXマウントの中では490gとヘビーなレンズ、スナップ撮影ではやや快適性を逸する。風景や何かを注視したい時にレンズ交換無しに対応出来るので、旅行などでは重量感を差し引いても装着したい。防塵防滴レンズと言うこともあってかズーミングがかなり固い。固い分鏡筒が伸びないという利点もあるが…。
望遠が必要なければ半値程度の『18-55mmF2.8-4』、ちょっと積んで大口径の『16-55mmF2.8』というチョイスもある。
海外の評価
The Phoblographer
- このレンズは大きなレンズであり、実際に手に取ってみるともう少し大きく、分厚い。一般的にミラーレス用のレンズは一眼レフよりも小さくなることが予想されるが、このレンズは一部の望遠レンズと同じくらい大きい。
- 前部は重すぎることは無く、X-T1との相性は良好だ。
- 鏡筒には金属製のフィルタースレッドと親指ほどの幅がある金属製のフォーカスリング、さらに大きな幅を持つゴム製のズームリングを持っている。
- 可変絞りのため、絞りリングには絞り値の表記が無い。
- ズームリングはを操作すると、鏡筒の長さが3.85インチ(9.779センチ)から6.22インチ(15.7988センチ)にまで増加する。
- このレンズはほぼ完全にプラスチック製であり、外筒・内筒も同様だ。唯一金属製である部分は、前部・フォーカスリング・絞りリング・レンズマウントだけだ。これはレンズの品質を損なうことなく重量を抑えることに役立っている。
- オートフォーカスは一貫して高速で正確だ。
- このレンズはXシリーズのラインナップにおいて、最もシャープなレンズでは無いが優れたボケと優れた発色を持っている。色収差とカラーフリンジの問題をいくつか抱えているものの、私はこのレンズを楽しく使うことが出来た。
- シャープネスを厳密にチェックするとフレームの周辺部や四隅は中央よりも悪い。
- 豊かな発色とほぼ完ぺきな肌色を再現するX-Trans IIセンサーとこのレンズの相性はバッチリだ。
- 1つカットで紫・青・緑のカラーフリンジが同時に発生する場合がある。残念ながらF8まで絞ってもカラーフリンジが解消されない。色収差もまた極端にコントラストが高い部分において発生する。幸いにも両方ともソフトウェアで修正可能だ。
好き:滑らかで肉付きの良いズームリング、自重落下しないしっかりとした構造、高速で正確なオートフォーカス、一眼レフ用よりも軽い、良好なシャープネス・色・ボケ・全体的に優れた画質、高倍率であること
嫌い:様々な色でカラーフリンジが発生する、フォーカスバイワイヤのマニュアルフォーカス、一眼レフ用と同じサイズ
このレンズは重いが、画質を犠牲にすることなく広いズームレンジを提供するものだ。色収差の問題がいくかあるものの、全体的に見ればとても優れたレンズだ。
Photozone:凡庸な性能で価格が高い
- デジタル補正前の広角18mmでは非常に大きな樽型歪曲(5.1%)がある。望遠端に向かう程糸巻き型の歪曲に変化するが、特に大きな問題にはならない。デジタル補正後の広角端は僅か。
- 同様に、デジタル補正前の周辺光量落ちは広角端で2EV程度発生する。デジタル補正を使わずに減光を緩和するためにはF5.6まで絞る必要がある。
- 解像力は18mmの中央で非常に良好であり、四隅の画質もまともなものだ。僅かに像面湾曲がある。
- 35mmにズームしても中央の画質は低下しませんが、四隅の画質が低下する。それでもF8まで絞るとまともな画質になります。70mmではさらに低下し、最も画質低下があるのは135mmの望遠端です。中央の画質は135mmでもなお良好ですが、四隅の画質は絞り開放でソフトであり、F8まで絞ると及第点になる。
- 我々は2本のサンプルを試したところ、最初の1本目はひどい偏芯があった。2本目は明らかに1本目より良好だったが、それでも完全では無かった。フジフィルムは品質管理に取り組むべきだ。
- 倍率色収差は適切に補正されている。
どのズームレンジでもF8まで絞れば(プロレベルの品質を期待しない限り)満足のいくものだろう。解像力は広角端で最高であり、35mm以降のズーム域で絞り開放は避けた方が良い。さらに135mmの性能はかなり平凡だ。デジタル補正を適用しなければ大きな歪曲と周辺減光が発生する。倍率色収差はズームレンズとしては控えめな方だ。
レンズの鏡筒の造りは良質であり、AF速度はかなり良好で静かに動作する。手ぶれ補正は他のレンズよりも少し効果が高い。
このレンズは、このクラスとしては妥当な性能だが、価格が品質とマッチしていません。
辛口なレビューの多いPhotozoneですが、このレンズには非常にシビアな評価を下しているようですね。2本のサンプルレンズはどちらも偏芯があったという点も評価を下げているように見えます。
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