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第2世代OM-D E-M1 Mark II・E-M5 Mark II・E-M10 Mark IIからおススメモデルを選ぶ

OM-Dの第2世代そろい踏み、一体どれを買えばいいのやら!

まえがき

フォトキナ2016でついに日の目を見たオリンパスのハイエンドモデルにしてフラッグシップモデル。

連写性能と、121点のクロスセンサー有する像面位相差AFはライバルメーカーのカメラや従来のOM-Dシリーズを軽く抜き去る性能を持っている。さらに、手ぶれ補正は「世界一ぶれない」と謳ったE-M5 Mark IIを超える性能を持ち、ハイレゾショットは動体補正機能と25M・50M切替機能を引っ提げて再登場。

これはPROレンズと組み合わせて使いてえ!と思ったのもつかの間、「E-M1よりもやや高い」価格の噂が飛び交っている。

「本当にE-M1 Mark IIの性能が必要か?E-M5 Mark IIでも結構いけるんじゃないか?」

ふとそう思ったので、実際に色々と比較してみました。

更新履歴

  • 2017.5.7:かなり更新をほったらかしていたので、全体的に説明を追記しました。昨年の古い記事ですので部分的に誤りがあるかもしれません。内容の修正は随時行っています。
  • 2016.10.2:ページを公開。まずは外観比較にかんする記事を追加しました。スペックに関する記事は後日追記します。

外観比較

正面

E-M1 II E-M5 II E-M10 II
Fnボタン 2か所 1か所
カスタム可能なボタンが多いE-M1 II

とても分かりやすいことに、グレードが上がるにつれて操作ボタンが多くなっている。

E-M1 IIで2つ、E-M5 IIで1つ、E-M10 IIは0。

これらのボタンはカスタム可能で、豊富なコマンドの中から任意の機能を呼び出すことが可能。手持ちのE-M1に「測距選択」「テストショット」を仕込んで多用しているので、ボタンは多い方が好ましい。

ハンドリング性はE-M1 IIが別次元

特徴的だったE-M1の大きなグリップはさらに改善されて、よりマッチョで握りやすいエルゴノミクスの改善が図られている。

グリップについては下位モデルと大きくデザインが異なっており、特に長玉(望遠レンズ)を使う場合にはこのグリップによってかなり安定したハンドリングを得ることが出来る。M5 IIやM10 IIも追加アクセサリーで握りやすくすることはできるが、一体型のM1 IIほどではない。

E-M1 II

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E-M5 II

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E-M10 II

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背面

E-M1 II E-M5 II E-M10 II
液晶モニタ バリアングル
(AFターゲットパッド)
バリアングル チルト
(AFターゲットパッド)
2×2レバー 搭載
(電源ボタンに割り当て可能)
搭載 非搭載
AF/AE Lボタン 搭載 搭載 非搭載
動画に便利なバリアングルモニタ(E-M1 II、E-M5 II)

M1 IIは旧モデルでチルト液晶モニタだったが、今回はバリアングルモニターを採用。

ハイアングルやローアングルで使う場合には横方向に展開して使う必要が出てきたものの、展開時の自由度は格段に向上している。特に手持ちで動画撮影をする場合に便利で、手ぶれ補正が強力なM1 IIやM5 IIとの相性はかなり良好。

操作感がやや違うE-M5 Mark II

M1 IIとM10 IIが親指付近に「Fn1」が配置されているのに対して、M5 IIは2x2レバーの場所に配置されている。

このポジションのFnボタンを多用しているのであれば、現物を触って確かめてほしい。私はこのボタンに「Home」ボタンをセットして多用するので押しやすいポジションであることが求められる。

AFターゲットパッド(E-M1 II、E-M10 II)

M10 IIに初導入された機能。パナソニックのタッチパッドAFと機能的に似ているもので、フォーカスレバーを持たないミラーレス一眼カメラながら快適なAFフレーミングが可能になる。

E-M1 II

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E-M5 II

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E-M10 II

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上面

E-M1 II E-M5 II E-M10 II
電子コマンドダイヤル 2か所 2か所 2か所
モードダイヤル
Fnボタン 3か所(Fn)+2か所(AF/HDR) 4か所 4か所
豊富な操作性を誇るE-M1 Mark II

ボディが大きいだけに、操作系統のボタンがかなり充実している。

特に2x2ダイヤルのように使える左肩のボタンは「HDR/ドライブ」「AF/測光」と4種類の設定を操る事が出来るので便利。さらに押しやすい位置にあるムービーチェックボタンやFn2ボタンはカスタム可能で、自分好みのスタイルに合わせることができる。

泣き所は豊富なボタン類も巨大なレンズを左手で支えていると左肩の操作系統を使用しづらくなる事。この為、十字ボタンにAFやドライブ設定を仕込むはめになった(管理人E-M1談)

追記:E-M1 IIは左肩の電源ボタンを使わなくても、Fnレバーに電源ボタンを割り当てる事が出来るようになった。これによって、カメラを構えたまま右親指で操作するだけで起動できるように。

E-M5 Mark IIはカスタムボタンが多いが押しにくい

M5 IIは上部に配置されているFnボタンの数が多いものの、配置されてる場所が悪い。クイックに使えるボタンは実質2か所と割り切った方がいいだろう。カメラ中央部よりの二つは、撮影中にそこまで多用しないものをチョイスして使えるようにしておくとよさげ。

右肩に操作が集中するE-M10 Mark II

M10 IIは左肩が電源ボタンとFnボタンだけとシンプル。

反面、右肩に電子ダイヤル2つとモードダイヤル1を搭載する過密っぷり。ディスっているのではなくいい意味で。特に望遠レンズなど大きい玉を装着している場合に左手はレンズを支えるために塞がっていることが多い。そんなときにM1 IIのようにドライブボタンが左肩についていると非常に押しにくい。

M10 IIはその点、回しにくいもののモードダイヤルもホールド姿勢を崩すことなく回転させることができるので便利。M1 IIもロックを解除すれば回せないこともないが、M10 IIほど回しやすくもない。

E-M1 II

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E-M5 II

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E-M10 II

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外観でOM-Dを選ぶときのおススメポイント

OM-D E-M1 Mark II

  • E-M1から買い替える人
  • 撮影状態から姿勢を崩さずに操作出来る自由度が高い
  • 重心バランスを崩すような大きなレンズを多用する人
  • 既存のOM-D機能は全部入り

「他人のOM-Dは使えない」とも言われる豊富なカスタマイズ性をE-M1から踏襲し、さらに磨きがかかっている。E-M1から極端に方向性は変わっていないので、E-M1ユーザーであれば従来の設定どおりに扱うことが出来る点はグッド。特に下位モデルと比べて操作性が全く違うので、E-M1の代わりはE-M1 Mark IIしかない。

大きなレンズを装着して、撮影状態に入った状態から各種設定を変えやすいのもE-M1系の特徴。フロントのFnボタンはもちろんのこと、大きなグリップで安定性が高いので親指や人差し指でボタン操作をしてもブレが発生し難い。

E-M10 IIで初導入されたAFターゲットパッドやE-M5 IIのバリアングルなど良いところを全部持って行った印象のどん尻控えし旗艦モデルらしい造りだ。

OM-D E-M5 Mark II

  • 三脚に据え付けてじっくり撮影したい人
  • 巨大な望遠レンズをあまり使わない人

E-M1 IIとは大きく操作性は異なるが、E-M10 IIとの比較では大いに悩む選択肢。

機能性としてはE-M1 IIとE-M10 IIの間に位置する存在で、E-M1 IIが別格でE-M10 IIと比較対象となるような印象。

スペック面ではバランスのとれたモデルだが、コンパクトなボディにE-M1の操作性を盛り込んでいるのでやや無理が掛かったデザインとなっている。シンプルな操作性ではM10 IIの方に軍配が上がる上に、AFターゲットパッドに現状非対応(ファームウェア2.0)なのでAFフレームの移動では他2モデルと差が開く点は留意しておこう。

大きなレンズを手持ち撮影で使う場合には使い辛い部分が露呈してくるが、三脚を使ってじっくりと撮るのであれば不満点が一蹴される。

OM-D E-M10 Mark II

  • 片手で写真を気軽に撮りたい人
  • コンパクトな単焦点レンズが多い人

なんといっても操作系統が右肩に集中しているのでとても片手で色々と操作できるのは便利。OM-Dシリーズの中では最もカジュアルに使えるカメラがこのモデル。兄弟シリーズと比べるとカスタム性には欠けるものの、必要な操作系統はそろっている。大ぶりなレンズを装着したときに右手だけで出来る操作性は良好。

さらに上位モデルのE-M5 IIが備えていないAFターゲットパッドを使用出来るので気軽に撮影したい時に軽くてクイックな使い勝手を発揮する。

スペック比較

画像処理・センサー

センサー

E-M1 II E-M5 II E-M10 II
4/3型Live MOS 4/3型Live MOS 4/3型Live MOS
有効画素数 2037万画素 1605万画素 1605万画素
ローパスフィルター なし なし
手ぶれ補正 5.5段 5軸式
6.5段(シンクロ時)
5.0段 5軸式
シンクロ手ぶれ補正対応
4.0段 5軸式
E-M1 Mark IIは高画素・読み出し速度が向上した新型センサー

E-M1 IIはOM-Dシリーズとして初となる2000万画素クラスの解像力を発揮する新型のセンサーを搭載。

PEN-Fとは全く異なるセンサーで、読み出し速度が飛躍的に向上している。従来モデルと比べてダイナミックレンジが1段向上しているのはおススメポイントで、具体的な読み出し速度の向上を挙げるとするとOM-D E-M1比で約3倍の読み出し速度を達成している。

これによって従来までの電子シャッターで発生していたローリングシャターによる歪み現象が大きく緩和されている。動体相手には使い辛かった高速電子シャッターがより改善されていると受け取って問題ない。

2代目「世界一ぶれないやつ」

もともとはE-M5 Mark IIのキャッチコピーだったが、その栄誉はE-M1 Mark IIが引き継ぐこととなった。

「これ以上手振れ補正を強化するためには地球の自転を加味して設計する必要がある」と豪語するくらい強力らしい。その性能はカメラ本体だけで5.5段分、シンクロ手ぶれ補正を利用することで6.5段の超強力な手ぶれ補正と化す。

E-M5 IIやE-M10 IIの手ぶれ補正も結構強力

「最もぶれないやつ」はE-M1 IIだが、E-M5 Mark IIとの差はおよそ半段程度なので極限まで必要としなければ十分E-M5 IIでも行ける。

E-M10 IIにしても4.0段の5軸手ぶれ補正を搭載しているので、競合他社(ぶっちゃけパナソニック)と比べると十分に優秀な性能。E-M1よりも高い性能を持つ手ぶれ補正が入っているので十分じゃないでしょうか。

処理エンジン・記録形式・方法

E-M1 II E-M5 II E-M10 II
画像処理エンジン TruePic VIII TruePic VII TruePic VII
RAW形式 12bitロスレス 12bitロスレス 12bitロスレス
メディアスロット SD/HC/XC UHS-II対応
デュアルスロット
SD/HC/XC UHS-II対応 SD/HC/XC UHS-II対応
E-M1 Mark IIはプロセッサが新型

画像処理エンジンの更新はデジタルカメラにとって大きな変更点の一つ。E-M1 IIは従来の「TruePic VII」から世代更新を果たした「TruePic VIII」となっている。

4CPUコア+4画像処理コアのダブルクアッドコアシステム構成により処理速度の高速化を図っている。「TruePic VII」比で約3.5倍の高速画像処理速度としており、従来モデルとは段違いの性能を持っていると思ってもらって間違いないだろう。

処理性能の向上により、より高度な高感度ノイズ処理や連写性能の向上など多岐にわたってスぺくアップの温床となっている。

E-M1 Mark IIはOM-D初のデュアルスロット

他社のミラーレス一眼でも導入が進んでいるSDカードスロットのデュアル化はOM-D E-M1 Mark IIでも採用された。

単純なメディア容量の増加として使えるだけでなく、JPEGとRAWファイルを分けて保存できたり万が一に備えて複製を作って置ける点で便利。

実際のところ1600万画素から2000万画素にファイルサイズが大きくなっているので、その意味でもデュアルスロット化はありがたい。

シングルスロットでも十分?

特に連写などで撮影枚数が嵩張らない方ならば、シングルスロットでもOK。実際にE-M1をシングルショットメインで使うとSDカードスロットは1つで事足りる。RAW+JPEGで保存すると後の整理が面倒くさいな?というくらい。

実際にE-M1 Mark IIの開発者の方は「シングルスロットでも良いのでは?」と提案していたそうな。

例えば、深度合成モードなどブラケット撮影時にRAW+JPEGを選んでいるとファイル数が膨大になる。そんなときにはファイル形式で分けて保存できるデュアルスロットの恩恵が高いかもしれない。

ディテール勝負ならE-M5 Mark IIもまだまだ現役

有効画素数が少ないE-M5 Mark IIですが、E-M1 Mark IIとの比較画像がDCFeverに掲載されています。

それを見る限りでは大きく拡大しない場合に細部の表現はドッコイ程度の実力があるようですね。高感度のノイズ処理は処理エンジンの新しいE-M1 Mark IIに一歩リードされる形となっています。

露出制御

E-M1 II E-M5 II E-M10 II
測光方式 324分割デジタルESP測光 324分割デジタルESP測光 324分割デジタルESP測光
測光範囲 EV -2?20 EV -2?20 EV -2?20
ISO感度 200?25600 200?25600 200?25600
拡張ISO感度 64 100 100
露出補正 +/- 5 +/- 5 +/- 5
備考 従来比1段分のダイナミックレンジ向上
スポット連動測光対応
拡張感度ISO 64

E-M1 IIの特徴として、最低感度の幅が広がった点を取り上げることが出来る。従来モデルの最低拡張感度はISO100相当だったのに比べると、さらに低感度を実現。

特にNDフィルター無しでのスローシャッター時には便利。ダイナミックレンジの向上も期待したいところ。

連写・AF

オートフォーカス

E-M1 II E-M5 II E-M10 II
方式 DUAL FAST AF
像面位相差AF
(コントラストAF)
ハイスピードイメージャAF
(コントラストAF)
ハイスピードイメージャAF
(コントラストAF)
測距点 121点 81点 81点
クロス測距点 121点
備考 C-AF追従感度
AFターゲットパッド
拡大枠AF
スーパースポットAF
AFターゲットパッド不可
拡大枠AF
スーパースポットAF
AFターゲットパッド
拡大枠AF
スーパースポットAF
AFが別次元に進化したE-M1 II

もともとオリンパスでは唯一の像面位相差AFを搭載していたE-M1がさらに進化。なんと像面位相差搭載モデルでもあまり見かけない「クロスセンサー」搭載タイプ。

測距可能な輝度の公表はされていないものの、暗所におけるAFはかなり進化している。さらに像面位相差AFのカバーエリアがかなり広がっており、さらに快適な操作が可能。ただし、従来モデルまで存在していた「スモールターゲット」がなくなってしまい、121点の測距点を細分化する事が出来なくなってしまった。

E-M10 Mark IIもAFターゲットパッドが使用可能

なんといってもオリンパス機でこの機能が初導入されたのがE-M10 Mark II。

実を言えばE-M1 Mark IIではこの機能が使いにくい。それはグリップが大きく、モニタが他の機種と比べてやや左側に寄っているため。一方でE-M10 Mark IIはコンパクトなボディで比較的簡単に操作が可能だ。

シャッター・ドライブ

E-M1 II E-M5 II E-M10 II
シャッター速度 1/8000?60秒 1/8000?60秒 1/4000?60秒
電子シャッター速度 1/32000?60秒 1/16000?60秒 1/16000?60秒
フラッシュ同調速度 1/250秒 1/250秒 1/250秒
高速連続撮影 速度 約60コマ/秒(電子AFS時)
約18コマ/秒(電子AFC時)
約10コマ/秒(メカAF-C)
約15コマ/秒(メカAF-S)
最高10.0コマ/秒 約8.5コマ/秒
連続撮影可能枚数 RAW:16コマ
JPEG:19コマ
RAW:22コマ
JPEG:36コマ
50M・25Mハイレゾショット
深度合成
静音撮影
低振動撮影
Pro Captureモード
40Mハイレゾショット
静音撮影
低振動撮影
ハイレゾショット不可
静音撮影
低振動撮影
E-M1 Mark IIは異次元の連写速度

2017年現在において、RAW形式で保存可能な連写速度で60コマ秒を叩き出すミラーレス一眼カメラはE-M1 Mark IIをおいて他に無い。AFとAEは1コマ目に固定されるが、定点撮影する場合には驚異的な性能を発揮する。

特に平行して初導入されたPRO Captureモードと組み合わせると面白い。このモードはパナソニック機で言う「プリ4Kフォトモード」と似ており、シャッター半押し状態で記録を開始してボタンを押し込む1秒前までの画像を保存できる機能。要は落雷なども簡単に撮れてしまう優れもの。

AF-C/追従AEが使用可能なモードでも秒間18コマの連写が可能。これは一眼レフの常識を超えたミラーレス一眼カメラならではの領域に突入している性能だ。特に一眼レフと違って無反動・無音での撮影が可能であるため、静粛性を求められるシーンでの活躍が期待される。

操作性

ファインダー

E-M1 II E-M5 II E-M10 II
方式 電子ビューファインダー
約236万ドット
電子液晶ビューファインダー
約236万ドット
電子OLEDビューファインダー
約236万ドット
視野率 約100% 約100% 約100%
アイポイント 約21mm 約21mm 約19.2mm
倍率 0.74倍 0.74倍 061倍
リフレッシュレート 120fps(最高設定)
E-M10 Mark IIのみOLEDビューファインダー

E-M1 IIとE-M5 IIはどちらも液晶パネルを使った電子ビューファインダーだが、E-M10 IIのみOLEDを使ったコントラストの高いファインダーとなっている。特に発色が良いため、カメラのホワイトバランスなどを確認しやすい点はグッド。

その一方で比較的ファインダー倍率が小さく、慣れるまでは発色が良すぎてギラつく印象を持つかもしれない。

モニタ

? E-M1 II E-M5 II E-M10 II
モニターサイズ 3.0型
約104万ドット
3.0型
約104万ドット
3.0型
約104万ドット
モニター可動ギミック バリアングル バリアングル チルト
タッチパネル 対応 対応 対応

動画

E-M1 II E-M5 II E-M10 II
映像記録方式 MPEG-4AVC/H.264
Motion JPEG
MPEG-4AVC/H.264
Motion JPEG
MPEG-4AVC/H.264
Motion JPEG
音声記録方式 リニアPCM リニアPCM リニアPCM
記録サイズ・フレームレート 4K 30p
FHD 60p
FHD 60p
HD 60p
FHD 60p
HD 60p
手ぶれ補正 M-IS1(電子有)
M-IS2(電子無)
M-IS1(電子有)
M-IS2(電子無)
M-IS1(電子有)
M-IS2(電子無)
外部出力 4:2:2 8bit 4:2:2 8bit 4:2:2 8bit
オリンパス機では初の4K動画に対応したE-M1 Mark II

GH5のように10bitの動画は撮れませんが、従来のFHDと比べてより解像力の高い4K動画が撮影可能となりました。

さらに、12-100mm F4 IS PROとの組み合わせではジンバル要らずの驚異的な手ぶれ補正能力を発揮します。ただし、補正能力が強すぎて急にカメラを振ったりすると違和感が出るかもしれません。

その他機能

作画機能

E-M1 II E-M5 II E-M10 II
HDR撮影 対応 対応 対応
多重露光 対応 対応 対応
ボディ内RAW現像 対応 対応 対応
ブラケット撮影 ISOブラケット
AEブラケット
WBブラケット
フラッシュブラケット
アートフィルターブラケット
フォーカスブラケット
深度合成
ISOブラケット
AEブラケット
フラッシュブラケット
アートフィルターブラケット
フォーカスブラケット
ISOブラケット
AEブラケット
WBブラケット
フラッシュブラケット
アートフィルターブラケット
フォーカスブラケット
深度合成 対応 非対応 非対応
ピクチャーモード
アートフィルター
カラークリエーター
デジタルシフト
同時調整対応
罫線設定
ピクチャーモード
アートフィルター
カラークリエーター
デジタルシフト
罫線設定
ピクチャーモード
アートフィルター
カラークリエーター
デジタルシフト
罫線設定
全体的に処理速度が早い

E-M1 IIはプロセッサーの進化によるためか、深度合成の処理をはじめとした合成系や各種メニューの操作、再生プレビューの閲覧速度など応答性がとても良好です。例えば50MBハイレゾショットのRAWファイルを確認するにはPEN-FやE-M5 IIではややもたつく印象でしたが、E-M1 IIは快適で待ち時間無しでの確認が可能となっています。

デジタルシフトの2軸調整が可能

従来のデジタルシフトは上下か左右のどちらか一方しか調整できませんでしたが、E-M1 IIでは同時に操作する事が可能となりました。これは特に斜め上や下から撮影する時に便利ということが出来るでしょう。

インターフェース・搭載機能

E-M1 II E-M5 II E-M10 II
映像/音声出力・デジタル端子 USB3.0 USB2.0 USB2.0
HDMI タイプD タイプD タイプD
外部マイク入力端子 Φ3.5mm Φ3.5mm なし
ヘッドフォン端子 Φ3.5mm なし
追加グリップHLD-8G対応
なし
リモコン端子 Φ2.5mm デジタル端子 デジタル端子
WiFi 搭載 搭載 搭載
電子水準器 2軸 2軸 2軸
防塵防滴 対応 対応 非対応

ボディ・電源

E-M1 II E-M5 II E-M10 II
バッテリー BLH-1 BLN-1 BLS-50
追加グリップ HLD-9
バッテリー1個搭載
HLD-8
バッテリー1個搭載
なし
撮影可能枚数の目安 約440枚 約310枚 約320枚
大きさ 134.1mm×90.9mm×68.9mm 123.7mm×85mm×44.5mm 19.5mm×83.1mm×46.7mm
質量 (CIPAガイドライン) 約574g 約469g 約390g
質量 ボディのみ 約498g 約417g 約342g
インフォリチウムの新型バッテリーを搭載するE-M1 Mark II

E-M1 IIは従来と比べてバッテリーが大きくなっており、残量の細かい情報を得ることが出来たり撮影枚数が向上しています。これにより、バッテリーの損耗具合をチェックして大事なシーンに備えることが出来ます。

どのカメラを買うべきか?

動体も自然風景でも何でもござれ OM-D E-M1 Mark II

オリンパスの最上位機種にして、下位モデルで出来ることはほとんどこのカメラでカバーすることが可能です。(出来ない事と言えば、PENのモノ・カラープロファイル機能やクリエイティブショットくらい)

性能が驚異的なものであると同時に、お値段も驚異的。それだけの価値があるカメラと言うことはできますが、予算の都合上限界がある場合にはE-M5 Mark IIが次の選択肢となるでしょう。

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自然風景ならお任せ OM-D E-M5 Mark II

E-M1 IIのようなAF・連写性能は無いものの、防塵防滴やハイレゾショットを始めとした「フィールドカメラ」として使いやすい機能は揃っています。

さらに巨大なグリップがありませんので、カメラバッグへの収納性も良好でE-M1 IIよりも携帯性に優れています。登山や旅行など限られた収納力の場合に訴求力が高いカメラです。

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一般的な撮影ならこれでも十分! OM-D E-M10 Mark II

ハイレゾショットや防塵防滴など魅力的な機能性はありませんが、シャッターボタンを押して撮影する画質で言えば上位機種と比べてそこまで大きな差はありません。

そして、最も手頃な価格で携帯性に優れている点はファミリーカメラとして使いやすいポジションにあると言えるものです。PEN系と違ってファインダーが搭載されており、しかも発色の良いOLED仕様というのもポイントの一つ。

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参考サイト

-OLYMPUS/OMDS, OM-D, カメラ, デジタルカメラ総合