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NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena 素晴らしい光学性能と過去最高のボケ

PCmagが「NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena」のレビューを公開。優れた光学性能に加えて、過去最高のボケが得られるレンズと高く評価。ニコンZマウントでのポートレート撮影でおすすめの一本とのこと。

PCmag:Nikon Nikkor Z 135mm F1.8 S Plena Review

  • 外観:S-Lineらしいデザインと質感。フードが大きい。82mmフィルターに対応。
  • 構造:金属とポリカーボネート製の外装。防塵防滴。フッ素コーティング。
  • 携帯性:大きく重いが、Z 85mm F1.2よりも携帯性は良好。
  • 操作性:2系統のリングとA/Mスイッチ・L-Fnのみのシンプルなコントロールだが、ポートレートでは十分。
  • AF:STM駆動で、大部分の撮影でAF速度は問題ない。スポーツや野生動物の撮影では70-200mm F2.8のほうが良好。精度は良好だが微妙にピントがずれている写真も多かった(野生動物シーン)。
  • MF:フォーカスリングは大きく、適度に緩い。応答性はメカ式に近い。カメラ側でリニア・ノンリニアの変更が可能。フォーカスブリージングは目立つが、被写界深度が浅い場合は気にならない。
  • 手ぶれ補正:非搭載。
  • 解像性能:非常にシャープ。F2.8-4で5500本と他のレンズよりも高い数値。F5.6から低下がみられるが、F8まで依然として素晴らしい結果。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:口径食の問題がほぼない。バターのように滑らかなボケ。
  • 軸上色収差:色づきの兆候なし。
  • 倍率色収差:記載なし。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:問題なし。
  • 周辺減光:フラットな露出。
  • コマ収差:記載なし。
  • 逆光耐性:良好だが場合によってソフトなゴーストが発生。
  • 光条:F16で見事な描写。
  • 作例集:リサイズのみ。
  • 総評:素晴らしい解像性能で過去最高の柔らかい後ボケ。動体やフォーカスブリージングの欠点を補うのに余りある強みを持つ。Zユーザーのポートレート撮影でエディターズチョイスのレンズ。
  • 競合について:より高価な85mm F1.2を上回る性能。AF速度はソニーほどではない。
  • 備考

とのこと。
2023年に登場したNIKKOR Z用の135mm単焦点レンズ。レンズサイズは競合他社の135mm F1.8より大きいものの、口径食を抑えてフレームの周辺部まで形状の良いボケが得られるように設計されています。さらにSRレンズやEDレンズを効果的に使用することで、色収差によるボケの色づきを抑制。絞り開放から快適にボケを利用することができるレンズに仕上がっている模様。

PCmagのレビューでは、高い解像性能を実現しつつ、口径食を抑えてフレーム隅まで綺麗なボケが得られるレンズのようです。期待を裏切らないボケに加え、F1.8から周辺部までシャープな結果はすごい。ポートレートをはじめ、風景や夜景などでも快適に利用できそうです。レンズサイズはこのクラス(ミラーレス用135mm F1.8)としては最長、最重ですが、競合他社と比べて驚くほどの重量差はありません(サムヤン135mmを除く)。販売価格はキヤノン以上となるものの、SRレンズやEDレンズを贅沢に使用しているので仕方のないスペックと言えそうです。

ニコン NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena 最新情報まとめ

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レンズの仕様

レンズの仕様
発売日 2023年10月13日 初値 税込40万円前後
マウント Z 最短撮影距離 0.82m
フォーマット フルサイズ 最大撮影倍率 0.2倍
焦点距離 135mm フィルター径 82mm
レンズ構成 14群16枚 手ぶれ補正 -
開放絞り F1.8 テレコン -
最小絞り F16 コーティング M/AR/SIG
絞り羽根 11枚
サイズ・重量など
サイズ 98mm×139.5mm 防塵防滴 対応
重量 約995g AF STM×2
その他 コントロールリング
付属品
キャップ・ケース

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