2016年のゴールデンウィークの計画はもうお済みですか?5月2日を有給取って7連休で海外旅行や家族水入らずという方もいるでしょう。
楽しい旅行の思い出を記録するデジタルカメラは既に準備していますか?
スマホで十分という方も中にはいるかもしれませんが、折角の貴重な体験・瞬間を撮り逃す可能性が大きいです。そこで今回は行楽にオススメ出来るポイントをピックアップしながら新旧合わせてデジタルカメラをご紹介したいと思います。
旅行・行楽でカメラを買うポイント
大振りなカメラは何かと邪魔になる
非常に混みあうイベントや行楽地ではカメラをカバンから出すだけでも一苦労なんてシーンも。
特にセンサーサイズが大きいデジタル一眼カメラは比例してレンズも大きくなってしまう。大きいとカメラから取り出す手間やスペースを取られるだけでなく、他人と接触する可能性も増える。その際にトラブルになったり、カメラやレンズが故障する可能性だって否めない。
安い物では無いので出来るだけ壊さないように使おうと気を払うと、旅行を楽しむ事に集中出来なくなってしまうだろう。特に混雑が予想出来るのであればコンパクトなカメラをチョイスして間違いない。
海外旅行などではパッキングするカバンの容量も決まっているので、カメラはコンパクトにしたい所だ。
人混みの中で撮影するならバリアングル・チルト液晶+タッチパネルが便利
人混みの中で手を伸ばして高いアングルから写真を撮った事はないだろうか?そして、その時にモニターが確認し難かった印象は無いだろうか。
そんな時に便利な機能が可動式液晶パネルだ。この液晶パネルを搭載している事でハイアングルやローアングルでもしっかりと写真の構図を確認しながら撮影する事が可能。
今まではやけっぱちで撮っていたハイアングルの的中率をグッと高める事が出来る。使った事が無いのであれば、特にオススメしたいポイントだ。
可動液晶パネルであると同時にタッチパネルである事が望ましい。と言うのも、画面をタッチするだけでどこにピントを合わせたいのか一発で指定出来るからだ。これが出来ない可動液晶は利便性が半分ほどしか無いと個人的に感じる。
モニターが上下に可動する「チルト液晶」と側面に展開して自由な角度をつける事が出来る「バリアングル液晶」が主流。カメラを横にして縦長で写真を撮ることが少ないのであれば「チルト液晶」が使い易い。しかし、縦長で撮影する場合にはチルト液晶は無力であり、その場合にはバリアングル液晶のみ対応出来る。上に掲載した写真などがまさにその例。
人が多い場所ではズームレンズが便利・単焦点は無力な場合も
人が多すぎて、自由な移動が困難な場合に単焦点レンズやズーム出来ない高級コンパクトデジタルカメラは非常に使い難い。
ジャストな距離やアングルが決まっているので、そのポジションに立つことが出来れば会心の一撃を決める事が可能だがその機会はとても少ない。反面、ズームレンズ・高倍率カメラならば場所取りに失敗したとしてもズームでカバー出来る範囲は広がる。
反面、単焦点レンズなどはコンパクトで収納性が高いというメリットも存在する。ある程度足を使って寄ったり離れたり出来るのであれば、フットワークを活かした写真を撮ることが出来る。しかし、その場合にもズームレンズと比べてワンテンポ撮影が遅れる場合がある(場所移動する必要がある為)点は注意しよう。じっくり撮影出来る環境なら単焦点の方が表現の幅が広いのでオススメだ。
旅行の際はバッテリーライフに気をつけよう
良いところでバッテリーが切れてしまった!と言うのはよくある話。
予備バッテリーの確保はもちろんの事、撮影枚数が多いカメラだと安心出来る。コンパクトなミラーレス一眼カメラはこの点において非常に不利で、バッテリーをメキメキ消費しながら撮影するので予備バッテリーは持っておくに越したことはない。
反面、サイズや重量は嵩張るが一眼レフカメラは追加のバッテリーグリップを装着出来たり、バッテリーあたりの撮影枚数が多い。
旅行の行程中にUSB充電が可能かどうかは大きなポイントだ。特に車や新幹線の際にチャージ出来たり、大ぶりな充電器を持たなくても良いというのがメリットだ。
飛行機を利用する際のバッテリー管理には注意
現在、航空機に持ち込むリチウムイオン電池は厳しく管理されてる。
カメラのバッテリー程度ならば問題ないが、特に大容量バッテリーに関しては持ち運び出来ない可能性があるので下調べを十分に行っておこう。海外に行く際に充電ポイントが無い事を不安に思って大容量バッテリーを安易に準備しないように。
小さくて高画質なコンパクトカメラ
ズーム倍率がソコソコあって、なおかつカバン等に収納し易いカメラをチョイス。今回はどんな状況でもしっかり使えるようにファインダー付きのカメラを選んだ。逆光や明るい場所で液晶モニターが見づらい時にファインダーのありがたさを実感出来ると思う。
ざっくりとした事はコチラのサイトが分かり易く記事にしている
キヤノン PowerShot G5 X
Points
- 1.0型の大型センサー
- 明るいレンズで、大きなボケを作りやすい
- バリアングル式可動液晶モニタ
- タッチパネル
- 競合モデルと比べて高価
- USB充電可能
デジタル一眼レフカメラのシェアNo1の大手キヤノンのカメラ。コンパクトなボディに見やすいファインダーやバリアングル可動液晶(タッチパネル)を搭載している。さらにコンパクトなカメラと比べると若干大ぶりなものの、このカメラひとつで旅行で撮りそうな物をある程度カバーする事が出来る。
操作性も一眼レフのそれを意識している様な造りになっているので、本格カメラユーザーでも使いやすいと思う。
全体的に高バランスで整っているが、コンパクトデジタルカメラとしてはやや高価な部類。
光学ズーム 4.2倍 | USB充電 可能 | バリアングル・タッチパネル液晶モニタ | 公式サイト |
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パナソニック LUMIX DMC-TX1
Points
- 1型カメラの中でもコンパクトで光学倍率が抜きん出ている
- ファインダーがやや小さく見づらく非常用
- 4K動画・4KPHOTO対応
- 背面液晶モニタは固定式だが、タッチパネル採用
- USB充電可能
- 高価
PowerShot G5 Xよりも高価になってしまうが、光学倍率は倍違うのでより遠くの物を大きく写すことが出来る。
さらに4K動画や4KPHOTOを使うことができるので、一瞬を捉えるシャッターチャンスには非常に強い。反面、4KPHOTO使用中はバッテリーをゴリゴリ消費するので予備バッテリーの持参は必須。おそらく複数個持つ必要がある。
液晶モニタは固定式なので、人混みの中で手高く上げて使うなどのトリッキーな使い方には不向き。反面、少し遠いポジションでも高い位置に陣取る事が出来れば高ズーム性能を活かして写真を撮ることが出来る。
光学ズーム 10倍 | USB充電 可能 | 固定式・タッチパネル液晶モニタ | 公式サイト |
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オリンパス STYLUS1s
Points
- 光学倍率が非常に高く、且つ明るいレンズ
- チルト可動液晶パネル・タッチパネル
- 比較的安価
- センサーサイズが1型と比べると小さく画質は劣る
上の2種類のカメラと比べると、比較的安価な上に光学倍率はより高い。且つ、ズームしてもシャッタースピードを稼ぎやすい明るいレンズで大きなボケを演出し易いというメリット付き。
さらに、チルト可動液晶パネルとタッチパネルを採用しているので操作性は良好だ。
但し、G5 XやTX1と比べてセンサーサイズが小さいので、画質が若干劣る。快晴の下で写真を撮る分にはそこまで違いは分からないが、室内や暗いシーンでは差が顕著になってくる。とは言え、レンズの性能と価格面から結構オススメ。私も一台持っている「s』無しの方だが。
中古市場だとさらに1万円ほど安く手に入れられる場合もあるので、状態の良い物があればそれを購入しても良いだろう。
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(番外編)オリンパス STYLUS TG-870 Tough
Points
- 耐水・耐衝撃カメラ
- チルト液晶パネル採用
- 自撮りボタン
- WiFi・GPS内蔵
- 頼もしい別売りオプション
防水設計のタフカメラながらチルト液晶パネルを搭載しているモデル。上記カメラ群よりもよりワイドな写真を撮ることが出来るので、広大な風景を写す際に便利。また、チルト液晶とワイドな画角を活かした自撮りやローハイアングルの撮影に強い。アングルを変えた際にシャッターボタンの位置を変えることが出来る点も使い勝手を底上げしているポイントだ。
さらに別売りのオプションが充実しており、45mまで潜る事が出来る防水プロテクターや登山等で両手がふさがっている時に装着出来るホルダー等も販売している。画質に拘らず撮影をするのであれば、タフで頼もしい相棒になってくれる。
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お手頃価格のミラーレス一眼
Nikon 1 J5
Points
- コンパクトなレンズ交換式
- チルト可動液晶+タッチパネル
- 位相差AFによる素早いピント合わせ
- 1秒間に20コマの高速連写が可能
- ニコンFマウント使用可能
- microSDカード
レンズ交換式のデジタルカメラとしては比較的安価に購入出来るミラーレス一眼カメラ。
レンズとボディを含めてかなりコンパクトで、さらに位相差AFを使った高速オートフォーカスや1秒間に20コマの連写が可能なパフォーマンスを持っている。子どもなどの動く被写体を撮る場合に相性が良い。レンズ交換式なので、行楽以外でも必要に応じてレンズを交換する事で様々なシーンに対応出来る。運動会などでも活躍する機会はあるだろう。
さらに、ニコンFマウントのユーザーであればアダプタを介してそのレンズを使うことが出来る。可動域の広いチルト液晶パネルを採用しているので、自撮りも出来る他、タッチパネルも搭載しているので様々なアングルへの対応可能だ。
コンパクトに作ってある為か、使用メディアはSDカードではなくmicroSDカード。準備する時に間違えないように気をつけよう。
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LUMIX DMC-GX7
Points
- マイクロフォーサーズ規格の大きなセンサー
- レンズ交換式で豊富なマイクロフォーサーズレンズを使える
- チルト式のファインダー・液晶パネル(タッチパネル)
- 中古市場が賑わっている
- 同クラスの中ではコンパクト
現在、新型の『LUMIX DMC-GX7 Mark II』が発表されて型落ちとなったモデル。しかし、マイクロフォーサーズ規格のカメラとしてはとてもコンパクトな上に大きなファインダーは使いやすいチルト式。そしてタッチパネルを採用したチルト液晶まで備えている。
新型と比べると劣る点はあるものの、高速で動く被写体を撮るので無いならばまだまだ現役で使っていける。特に新型に買い替えを検討しているGX7ユーザーが手放す可能性が高く、中古市場が賑わうかもしれない。現在中古が3万円台で流通しているので、この価格ならお買い得。
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USB充電不可
少し大きいけど安心性能な一眼カメラ
Canon EOS Kiss X8i・8000D
Points
- エントリークラスながらバッテリーグリップを装着可能
- バリアングル液晶パネル+タッチパネル
- 豊富なEFレンズを使用可能
- 比較的軽い
一眼レフの大手キヤノンが提供するエントリー一眼レフカメラ。簡単な操作性の「EOS Kiss X8i」とさらに凝った操作性が可能な「EOS 8000D」とがある。どちらも基本性能は同じで価格とサイズはそこまで差は無い。私はEOS 8000Dをオススメしたい。
エントリークラスの一眼レフにはバッテリーグリップが装着出来るモデルが少ないが、キヤノンのこのクラスにはグリップが併売されている。
混雑した中でのバッテリー交換はシャッターチャンスを逃したり、ふとした拍子にバッテリーを紛失する機会となり易い。その点、バッテリーグリップで元から2個装着出来れば撮影枚数は2倍に。私がちょっとした旅行で使った際には2泊3日で充電なしで撮り切ることが出来た。
さらに、バリアングル液晶モニターとタッチパネルを搭載しているので様々なアングルに対応しやすい。別ページでEOS 8000Dの使用レビューを書いているのでそちらを参考にして欲しい。
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Nikon D5500
Points
- バリアングル液晶パネル+タッチパネル
- タッチFnが便利
- 豊富なニコンFマウントを使用可能
- 比較的軽い
使い勝手はEOS Kiss X8iに似ている。インターフェースはニコンのそれとなっているので、ニコンユーザーなら勝手知ったるD5500の方が使いやすいだろう。
こちらもキヤノンEOS 8000Dと同様でバリアングル・タッチパネルとなっている。D5500の優位性はファインダーを覗いた時に液晶パネルをタッチ操作する事で「タッチFn」機能を使用する事が出来る点。マルチコントローラーや、コマンドダイヤルの代わりとして使うことができる。
ただし、純正からバッテリーグリップは発売されていないので、継続撮影性能はEOS 8000D系の方が良好だ。互換性のあるバッテリーグリップが台湾製などで存在するが、使えるかどうかはハッキリしないのでオススメはしない。
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OM-D E-M5 Mark II
Points
- 40Mハイレゾショットによる高解像な撮影
- バリアングル液晶パネル+タッチパネル
- 5.0段分の強力な手ぶれ補正搭載
- 大きなファインダー
- 防塵防滴仕様
EOS 8000DなどのAPS-Cセンサーサイズと比べると一回り小さいマイクロフォーサーズ。しかし、40Mハイレゾショット機能を搭載しているので、撮影条件は厳しいが場合によってはマイクロフォーサーズ以上の高精細な写真を撮ることも可能だ。
基本的にはコンパクトなマイクロフォーサーズレンズを使うことで機動力は高い。ハンドリングが悪い場合は追加グリップを点けることでグリップ感を高めることも可能だ。
さらに5.0段分という強力な手ぶれ補正を搭載している。暗いシーンや屋内でも失敗を少なくする事が出来る点は素晴らしい。そしてEOS 8000D等よりも大きくて確認しやすい電子ビューファインダーを搭載している。
反面、バッテリー消費は激しく予備バッテリーの準備は必須。
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