Dustin Abbottが「VILTROX AF 25mm F1.7」のレビューを公開。小型軽量で低価格ながら優れた性能のレンズと評価。特に解像性能は隅まで良好で、この価格帯としてはかなり珍しいと言及。等倍で見ても笑顔になれるレンズとのこと。
Dustin Abbott:Viltrox 25mm F1.7 AIR Review (E-Mount)
- 外観:プラスチック製ながら頑丈で耐久性がある。Samyang Tiny シリーズのような軽さではなく、ある程度の衝撃にも耐えうる作り。25mm と 35mm F1.7 は同じフードデザインを採用し、外観が酷似。
- 構造:ポリカーボネート製の軽量設計。52mmフィルタースレッドを備える。耐候性はなく、低価格の AIR シリーズとして一般的な仕様。前玉には耐水・防汚コーティングが施されている。
- 携帯性:コンパクトで直径6.4cm、長さ5.4cm、重量170g。35mmおよび56mm F1.7とほぼ同サイズ・同重量。
- 操作性:絞りリングやスイッチはなく、手動フォーカスリングのみを搭載。シンプルなデザイン。
- AF:リードスクリュー式STMを採用し、高速かつ静音。耳を近づけない限り動作音はほぼ聞こえない。低価格レンズとしてはフォーカス速度が優秀。フォーカスブリージングは極めて少ない。
- MF:適度な減衰がありスムーズ。ノンリニアレスポンスにより、素早い操作時には大きくフォーカスを変更可能。
- 手ぶれ補正:記載なし。
- 解像性能:フレーム全域で安定したシャープネス。F1.7 でもディテール豊かでコントラストが高い。F2 でコントラストが向上。安価なレンズながらコーナーも優秀。100%表示で見ても笑顔になれるレンズ。
- 像面湾曲:記載なし。
- ボケ:滑らかで良好。ハイライトの形状は端でわずかにレモン型になるが、F2.5 まで絞れば円形に近づく。低価格レンズとしては非常に優れたボケ表現。
- 軸上色収差:極めて少なく、フリンジは適切に補正。コントラストの高いエッジでも色ズレは最小限。
- 倍率色収差:黒白の境界でもフリンジはほぼ見られず、実写でも問題なし。
- 球面収差:記載なし。
- 歪曲収差:軽度の樽型歪み。+4 の補正で十分に修正可能。
- 周辺減光:+65(約3段分)の補正が必要。ただし、リニアな影響でポートレート撮影にほぼ使える。自然な周辺減光効果として活用可能。
- コマ収差:よく抑えられており、星の点像も良好。フレーム端の歪みや色ズレはほぼなし。
- 逆光耐性:フレア耐性は35mm F1.7より良好。直射日光下でもゴーストやベールはほぼ発生せず、他社レンズより優れる。
- 光条:絞ると18点の光条が得られる。
- 作例集:
- 総評:優れたAF、高い解像性能、良好なボケを備え、撮影が楽しいレンズ。特に価格を考慮すると驚異的な性能。街撮りや風景撮影に適し、小型軽量ボディとの組み合わせに最適。Sony、Fuji、Nikon のAPS-C機に好適。
- 競合について:記載なし。
- 備考:フルフレームのイメージサークルの大部分をカバーしている。
2025年2月にリリースしたVILTROXのAPS-Cミラーレス用レンズ。35mm F1.7・56mm F1.7に続く「APS-C Air」シリーズのレンズで、小型軽量かつ手ごろな価格を実現。MTFを見る限りでは光学性能も良好で、コストパフォーマンスの高い選択肢。
Dustin Abbottのレビューによると、手頃な価格で小型軽量ながら、F1.7から優れた解像性能を発揮するようです。ボケは賛否両論ありますが、Dustin Abbottでは高評価となっていますね。ただし、最短撮影距離が長いため、小さな被写体への接近や大きなボケは期待できないようです。概ねSony Alpha Blogと同様のレビューとなっており、優れたコストパフォーマンスのレンズとなっている模様。
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レンズの仕様
レンズマウント | E / X / Z |
対応センサー | APS-C |
焦点距離 | 25mm |
レンズ構成 | 10群12枚 |
開放絞り | F1.7 |
最小絞り | F16 |
絞り羽根 | 9枚 |
最短撮影距離 | 0.3m |
最大撮影倍率 | 不明 |
フィルター径 | 52mm |
手振れ補正 | - |
テレコン | - |
コーティング | 不明 |
サイズ | φ64×54.4mm(E mount) |
重量 | 170g |
防塵防滴 | - |
AF | STM |
絞りリング | - |
その他のコントロール | - |