Canon カメラ デジタルカメラ総合 海外の評価

キヤノン EOS R1はF1カーに高性能な自動運転システムを搭載したようなカメラ

DPReviewがキヤノン「EOS R1」を用いたサッカーゲームの撮影体験を記事として公開。アクション優先モードについて、F1カーに高性能な自動運転システムが搭載されたようだとのこと。

DPReview:Canon EOS R1 shooting experience: let's see it in action

  • 時折失敗もあったが、アクション優先モードは、私のサッカー追跡スキルと標準的な被写体認識の組み合わせよりもはるかに良い結果をもたらしてくれた。
  • そのような撮影スキルを持つ人物と話す機会を得た。彼らはアクション優先モードのような撮影スタイルを訓練してきたので、私ほど便利だと感じなかったようだ。
  • 彼らは視線入力AFを非常に気に入っていた。しかし(何度か校正してみたが)私は資産になるほど確実に機能させることができなかった。
  • 標準的な被写体検出は、EOS R3よりも粘り強く、特に選手同士が前後を行き交うような場面で威力を発揮すると感じていたようだ。
  • アクション優先モードにはいくつかの制限がある。電子シャッター使用時のみ有効で、EOS R1のフリッカー防止機能とは併用できない。サイネージやLEDライトの下ではバンディングが発生する。
  • カスタムボタンの1つをプリバーストキャプチャのオンオフ切替に使いたかった。
  • EOS R1を使ったからといって、すぐにプロスポーツカメラマンにはなれない。しかし、アクション優先モードは、少し前までプロスポーツカメラマンにしか撮れなかった瞬間を撮ることができる。
  • 初心者向けのエントリーレベルのカメラにアクション優先モードや視線入力AFが導入されれば画期的。
  • プロ機であるEOS R1が優先モードを使うことでマニュアル操作をあきらめ、構図や撮影状況の把握に集中する価値があるのかどうか。
  • キヤノンがプロしか使わないであろうカメラを使いやすくするために多くの機能を追加したことは興味深い。F1カーに乗り込んで、マニュアル操作の他に高性能な自動運転システムが搭載されているようなもの。

新開発の2400万画素積層型CMOSセンサーとDIGIC X + アクセラレータを搭載したミラーレス初となる「1」シリーズのEOS Rカメラ。解像度は引き続き2400万画素ですが、EOS-1D X Mark IIIに引き続きGDローパスフィルタを採用。また、高速連写や高速ローリングシャッター、高度な動画機能など基本性能が高いことに加え、撮影を補助する様々な機能が追加れています。

新しいオートフォーカスシステムは像面位相差のクロスタイプAFをはじめ、アクション優先・登録人物優先モードなどの被写体検出をより使いやすくする機能を実装。基本的な精度を向上させつつ、被写体により賢く追従が可能となっています。

DPReviewによると、被写体検出の基本性能も向上しつつ、アクション優先モードでさらにプロカメラに近い結果が得られるようになったとのこと。ただし、そのような撮影スタイルに慣れたプロカメラマンからすると、アクション優先モードの恩恵はあまりない模様。一方、自身の反応に応えてくれる視線入力AFが便利と感じているのが印象的。

キヤノン EOS R1 最新情報まとめ

  • 発売日:2024年11月
  • 予約開始日:7月23日(火)10時00分
  • 希望小売価格:オープン
  • 直販価格:108万9,000円

 

関連記事

-Canon, カメラ, デジタルカメラ総合, 海外の評価
-,