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PowerShot V1 のレンズはデジタル補正必須だが結果はとても良好

DPReviewが「PowerShot V1」レンズテストを恒例の比較ツールに追加して公開。デジタル補正が必須となるものの、最終的な結果はとても良好とのこと。使用するセンサー面積が小さくなるので、ノイズ性能はAPS-Cよりもやや低いと言及。

DPReview:Canon's PowerShot V1 is for vlogging, but how good are its photos?

  • PowerShot V1は18-50mm相当の野心的なレンズを搭載。今後のレビューの一環として、スタジオでテスト撮影を行い、その性能を検証した。
  • 比較ツールで使用した写真は、すべて 50mm 相当、F5.6 で撮影。
    (当社テストの標準的な 85mm 相当の焦点距離に最も近い設定)
  • 絞り開放 F4.5 設定でいくつかの写真を撮影したところ、F5.6 よりも四隅のシャープさが大幅に低下した。
  • ピクセルレベルでのノイズ性能は、類似したセンサーのEOS R7と非常に似ている。しかし、有効なセンサー面積が小さいため、全体像で比較すると約半段分の不利。
  • ノイズ性能はソニーのZV-1 II よりも優位だが、ZV-E10 II には及ばない。
  • JPEGの細部表現は良好だが、RAWを見ると、結果を得るために相当なシャープネスとコントラストの調整が施されていることがうかがえる。
  • 比較的大きなセンサーに対応する超広角の画角を実現するため、その設計には歪曲収差を大幅に修正するデジタル補正が採用されている。
  • デジタル補正を取り除くと驚くほど悪い予測結果が出るものの、最終的な結果(センサー領域の約 80% )は驚くほど良好だ。
  • このような広角レンズを当社のチャートに正確に合わせることは非常に困難で、4 つの隅の一貫性が損なわれる可能性がある。しかし、この潜在的な誤差要因にもかかわらず、4 つの隅はすべてかなり解像している。
  • 四隅の端は明らかにぼやけているが、この広角を実現するリトラクタブル(沈胴構造)ズームとしては、その性能に非常に感心した。
  • もちろん、16:9の映像出力では、これらの極端な四隅は使用されないため、Vloggerにとって問題とならないだろう。

PowerShot V1は2025年のCP+で世界に先駆けて発表されたレンズ一体型の1.4型センサーカメラ。他社のVlogカメラとコンセプトは同じように見えますが、より最適化されたレンズ(16-50mm相当)と大型センサーを搭載。さらに、このタイプとしては珍しく冷却用のファンも搭載して長時間撮影に対応しています。

販売価格は従来のPowerShotと比べると高めですが、センサーサイズやレンズの仕様、カメラの機能などを考慮すると妥当な値付け。RFマウントの動画撮影向けミラーレス「EOS R50 V」がレンズ付きでV1よりも安く入手することが出来るのは悩ましいところ。

DPReviewdのレビュー中間報告では、コンパクトカメラとして良好なノイズ性能を実現しているようです。また、搭載している18-50mm相当の広角・標準ズームレンズもきちんとしたパフォーマンスを発揮する模様。ただし、歪曲収差の修正をデジタル補正に依存しているため、RAW現像の手段によっては欠点が目立つかもしれないようです。

  • 発売日:2025年4月下旬
  • 予約開始日:2025年2月26日(水)AM10:00
  • 希望小売価格:オープン
  • キヤノンオンラインショップ:148,500円(税込)
  • 市場推定価格:14万8,500円

キヤノン PowerShot V1 最新情報まとめ

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