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Insta360がGoProの知的財産を侵害したと仮決定

アメリカ国際貿易委員会がGoProの知的財産をInsta360が侵害したとする提訴について2つの特許侵害があったと仮決定。GoPro似のデザインと手振れ補正の技術について。最終結果は11月となる模様。

PetaPixel:Insta360 Infringed on GoPro’s Patents, US Trade Commission Judge Finds

  • 本日、国際貿易委員会の米国行政法判事(ALJ)は、Insta360がGoProの知的財産を侵害する製品を米国で輸入・販売したことにより連邦法に違反したとする「仮決定」を下した。
  • GoProは昨年5月、Insta360が複数の特許を侵害しているとしてITCに提訴した。
  • 訴状は、Insta360の製品が、同社のHEROおよびMAXラインで使用されている「斬新かつ独自のSuperView、バーチャルレンズ、HyperSmooth、Horizon Leveling技術」に関するGoProの特許を侵害していると主張するもの。
  • ALJは調査の結果、Insta360がHeroカメラのデザインとHyperSmoothビデオ安定化技術という2つの特許を侵害していると認定したと発表した。
  • 前者はInsta360のアクションカメラ「Ace Pro」シリーズに直接関連するもので、GoProのメインラインであるHeroカメラシリーズのよく知られた(そしてGoProが「象徴的」と表現する)デザインに酷似している。
  • これは仮決定に過ぎず、ITCは2025年11月10日までにGoProの全ての侵害主張について最終決定を下す予定である。
  • GoPro「1,500件以上の米国特許を取得したGoProのカテゴリーを定義する革新の歴史が強調された」
  • GoPro「GoProは公正な競争を歓迎し、それが革新の原動力となるが、当社の知的財産が侵害されていると判断した場合には、それを保護するために訴訟を起こす」
  • GoPro「我々は23年間、アメリカのイノベーターであり、市場のリーダーであった。我々の努力、投資、イノベーションを他者が不当に利用していると考える限り、我々は手をこまねいているつもりはない。」
  • 仮決定は、それが最終決定されるまでは拘束力を持たないことに注意することが重要である。
  • デザイン侵害は同社のAce Proシリーズにしか影響しないが、HyperSmoothビデオスタビライゼーション侵害は、同社の製品ライン全体に見られるInsta360のFlowStateデジタルスタビライゼーション技術を指している可能性が高い。
  • この技術が特許を侵害している場合、Insta360はすべての製品からこの技術を削除するか、それらの製品を販売から外すことを余儀なくされる可能性がある。

GoProとAceProは確かに似ていますが、それを言ってしまうと「DJI Osmo Action」シリーズもよく似ています。無名ブランドのアクションカメラも大部分が似たようなデザイン。どのような部分について特許の侵害を認めるのか気になるところですね。

本丸は手振れ補正技術のほうでしょうか。PetaPixelが言及しているように、FlowState(Insta360)がHyperSmooth(GoPro)の特許を侵害しており、これが使えなくなるならばInsta360製品全体の問題となりそうです。DJIのHorizo​​nSteadyをはじめ、世に出ている電子手振れ補正との絡みがどうなるのか…。

高度なシーン分析とローラー シャッター補正アルゴリズムを使用して、動きをフレーム単位で先読みして、驚くほどスムーズに動画のブレを補正します。これはカメラの処理メモリーを増加させることで実現しています (SD カード記録メモリーとは異なります)。高度なローラー シャッター補正アルゴリズムを使用しています。

GoPro:HyperSmoothとは

Insta360 X5 情報まとめ

アクセサリー早見表(Insta360 store)

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