NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7 レンズレビューVol.6 周辺減光・逆光編

「NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7」のレビュー第六弾周辺減光・逆光編を公開。

簡易的なまとめ

マクロでは問題ないものの、F1.7を利用可能な撮影距離では強い減光が発生します。雰囲気と捉えるには強すぎる感があり、カメラ側である程度の補正が必要と感じます。幸いにも目立つのは絞り開放付近のみであり、遠景を絞って撮影するぶんには問題ありません。

フィルター未装着の場合、逆光シーンで目立つフレアが発生することは少ない。
ただし、フィルター装着時はフィルターの状態によって影響が顕著に発生します。別売りフードなど何らかのねじ込み式フードを導入する必要があるでしょう。

While acceptable at macro distances, significant light loss occurs at the F1.7 shooting distance. It feels too pronounced to be considered atmospheric, and I feel some compensation is needed on the camera side. Fortunately, this is only noticeable near the wide-open aperture, so it's not an issue when shooting distant subjects with a narrower aperture.

Without a filter attached, noticeable flare in backlit scenes is rare.
However, when a filter is attached, the effect becomes significantly noticeable depending on the filter's condition. You will likely need to use some type of screw-on hood, such as a separately sold hood.

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NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7のレビュー一覧

Index

NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7のレビュー一覧
周辺減光
逆光耐性・光条
まとめ
購入早見表
作例
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周辺減光

周辺減光とは？

フレーム周辺部で発生する不自然な光量落ち。
中央領域と比べて光量が少なく、フレーム四隅で露出不足となります。主に大口径レンズや広角レンズで強めの減光が発生。

: 良好

: 周辺減光

ソフトウェアで簡単に補正できる現象ですが、露出不足を後処理の補正（増感）でカバーするため、ノイズ発生の原因となる点には注意が必要。特に夜景や星空の撮影などで高感度を使う場合はノイズが強く現れる可能性あり。

最短撮影距離

実効F値の変化により開放絞りは最短撮影距離で「F3.2」に変化。
F値は大きくなるものの、周辺減光の影響はほとんどありません。影響は軽微で、F4.5まで絞るとほぼ解消します。

無限遠

最短撮影距離とは打って変わって強めの減光効果が発生。F1.7の絞り開放では隅に強い減光が発生し、影響は広い範囲に及ぶ。F2まで絞っても改善は僅かで、F2.8まで絞ると大幅に改善。ただし、F4まで絞っても影響は残ります。

逆光耐性・光条

中央

僅かにゴーストが発生するものの、フレアは良く抑えられています。コントラストの低下はほとんど無く、絞ってもゴーストが少し増えるのみ。

隅

光源をフレーム隅に移動してもほぼ同じ結果が得られました。

光条

手ごろな価格の単焦点レンズですが、絞った際は綺麗な光条が発生します。回折とのバランスを取ることが出来るF8から発生し始め、F11-16でさらにシャープな結果。

まとめ

購入早見表

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