Dustin Abbottが「α7 V ILCE-7M5」のレビューを公開。解像度、AF、動画のいずれも高水準ながら突出した一点特化型ではないと評価。必要十分以上の性能を備え、細部の完成度も非常に高く、2026年に最も売れるであろうカメラとのこと。
- 外観:ソニーのフルサイズ機はこの8年で基本的な形状や寸法に大きな変化はなく、良くも悪くも一貫したデザインを維持。α7R Vやα1 IIで見られた物理的改良点を一部継承し、基本設計を保ったまま細かな改良が加えられている。
- 質感:マグネシウム合金製の堅牢なボディを採用、防塵防滴構造も徹底されている。メカニカルシャッターは約50万回の耐久性を誇り、プロ用途を意識した高い信頼性を備える。
- バッテリー:VG-C4EM縦位置グリップに対応し、NP-FZ100を2個使用可能。フルサイズ機として十分なスタミナを確保。新型電池に頼らず、構造効率の改善で駆動時間を伸ばしている点は高く評価できる。
- インターフェース:端子カバーはガスケットとシールの完成度が高く、開閉もスムーズ。3.5mmマイク端子が独立して配置され、マイク接続時でも前向きモニタリングが可能。GPSログとジオタグはスマートフォンとBluetooth接続し、Sony Creator’s App経由で記録。
- 携帯性:α7IVより約37g重いが、同クラスとしては標準的な携帯性。
- グリップ:形状はわずかに改良され、手に馴染みやすくなっている。ただし幅がやや狭く、指が窮屈に感じる場合があり、ニコンやキヤノンの競合機より快適性は劣る。
- 操作性:α7 IVやα7R Vに慣れていれば違和感のない操作系。リアジョイスティックの質感と精度が向上し、フロントダイヤルも指にフィットしやすくなった。エルゴノミクスに不満は残るが、カスタム性の高さは大きな強み。
- 手ぶれ補正:5軸ボディ内手ぶれ補正は中央最大7.5段、周辺6.5段と大幅に強化された。広角で特に効果が高く、望遠側でも改善が見られる。
- ファインダー:約368万ドット、倍率約0.78倍、60fps(最大120fps)対応。このクラスとして標準的な性能で、特別に優れる点はない。
- モニター:チルトとバリアングルを組み合わせた可動式液晶を採用。サイズが大きくなり、解像度も約209万ドットに向上。競合機に対して明確な優位点であり、タッチ操作の反応も良好。
- メニュー:記載なし。
- フォーカス:画面の大部分をカバーする759点AFを搭載。AI処理の強化により被写体検出能力が大幅に向上し、人物の姿勢検出や自動被写体切替にも対応。実写でも高速かつ高精度で、汎用性の高さが際立つ。
- 連写性能:部分積層型センサーにより読み出し速度は約15msまで高速化された。AF/AE追従で最大30fps、14bit RAW対応、かつブラックアウトフリーEVFを実現する。一方でバッファは浅く、圧縮RAWでは約85枚、画質優先RAWでは約35枚と制限が厳しい。
- 解像性能:約3,300万画素の新型センサーを搭載。APS-Cモードでも約1,450万画素を確保し、実用性は高い。シャープネスとディテール再現も良好。
- 高感度ISO:ISO 3200までは非常に良好で、ISO 6400でも実用的。ISO 12,800以上では劣化が目立ち始め、102,400ではノイズと色ムラが顕著。全体として高感度性能は非常に優秀。
- ダイナミックレンジ:4段のアンダー露出補正でも概ね良好に復元できるが、シャドー部にはわずかなパターンノイズが見られる。一方、ハイライト耐性は非常に高く、3段オーバーでも優れた復元性能を示した。
- ホワイトバランス:記載なし。
- JPEG:カラーサイエンスは大きく進化し、自然で扱いやすい色再現。ホワイトバランス精度はテストした複数メーカーの中でも最良クラス。
- 動画:クロップなしのフルサイズ4K60pに対応し、クロップありで最大4K120p撮影が可能である。7K相当からのオーバーサンプリング4K60pは非常に高画質で、読み出し速度向上によりローリングシャッターも抑制されている。内部RAWやオープンゲートは非対応だが、AF、手ぶれ補正、LUT、オートフレーミングなど実用機能は大幅に強化された。
- 作例集:
- 総評:α7 Vはミドルクラスをプレミアム領域へ押し上げる完成度の高いフルサイズ機。解像度、AF、動画のいずれも高水準だが、突出した一点特化型ではない。しかし多くのユーザーにとって必要十分以上の性能を備え、細部の完成度も非常に高い。価格は上昇しているものの、確実な進化を遂げたα7 IVの正統後継として、2026年を代表するベストセラーカメラの一台になる可能性が高い。
Dustin Abbottのレビューによると、突出した点はないものの全体的に優れたパフォーマンスのカメラのようです。特に3300万画素での高速連写や優れた画質が強みとなる模様。連写時のバッファは物足りないようですが、高速書き込みが可能なCFexpress Type Aカードを利用することで少し緩和できるかもしれませんね。
ダイナミックレンジはハイライト側が伸びているような評価をしていますが、このあたりは他のレビューも要確認。今回のテストで照明か露出が少し暗かったのかもしれません。
動画撮影も強化されていますが、オープンゲートやRAW動画など、競合他社では実装が普通になっている機能に非対応。競合他社ほど多機能ではないとのこと。このあたりは他のレビューでも指摘されており、より高度な動画撮影を意識するのであれば競合他社かCinemaLineを検討する必要がありそうです。
- 発売日:
・ボディ:12月19日
・レンズキット:2026年春以降 - 予約開始日:2025年12月9日(火)10時
- 希望小売価格:
- 市場推定価格:
・ボディ:約42万円前後
・レンズキット:不明 - B&H:2,899ドル
2025年12月に登場したα7 スタンダードシリーズの最新モデル。
従来と同じ3300万画素の解像性能ながら、部分積層型CMOSセンサーと新型プロセッサによる高速処理に対応。AFの強化をはじめ、ブラックアウトフリーの連続撮影や4K 120p、被写体認識などを実現しています。
さらに、プロセッサの統合による低消費電力化でバッテリーライフの改善。モニターの可動方式強化やフルマグネシウムボディ化、デュアルUSB-Cポートなど、外側も様々な改良が施されています。販売価格は高くなってしまいましたが、競合他社の部分積層型CMOSモデルと同程度。
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主な仕様
| イメージセンサー | タイプ:Exmor RS CMOS 有効画素:約3300万画素 |
| センサー除塵 | アンチダスト機能 |
| プロセッサ | BIONZ XR2 |
| 手振れ補正 | 中央7.5段 周辺6.5段 |
| RAW | 14bit 30fps対応 ロスレス圧縮 圧縮 画質優先 圧縮 |
| ISO | 100 - 51200 拡張 50 / 204800 |
| ストレージ | Slot1:CFe A / SD UHS-II Slot2:SD UHS-II |
| AF | 検出方式: 測距点:759点 測距輝度範囲:-4EV F2.0 |
| 被写体検出 | オート 人物 動物 鳥 昆虫 車 列車 飛行機 |
| シャッター | メカニカル:1/8000-30 秒 電子先幕:1/8000-30 秒 電子:1/16000-30 秒 |
| フラッシュ同調速度 | 1/250 秒 (フルサイズ) 1/320 秒 (APS-Cサイズ) |
| 連続撮影速度 | 電子:最高約30コマ/秒 メカ:最高約10コマ/秒 |
| 連続撮影枚数 | RAW: 95枚 |
| ファインダー | サイズ:0.5型 解像度:369万ドット 倍率:約0.78倍 |
| モニター | サイズ:3.2型 解像度:210万ドット 可動方式:4軸チルト |
| 動画フレームレート | 4K 120p Super35 4K 60p Fullframe |
| 動画出力 | XAVC HS 4K, XAVC S 4K XAVC S HD XAVC S-I HD |
| USB | 1:USB-C USB3.2 10Gbps 2:USB-C USB2.0 |
| マイク/ヘッドホン | マイク:3.5mm ヘッドホン:3.5 mm |
| HDMI | Type-A |
| Wi-Fi | IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax |
| Bluetooth | Ver. 5.3 |
| その他ポート類 | - |
| バッテリー | タイプ:NP-FZ100 撮影可能枚数: ・ファインダー:630枚 ・モニター:750 枚 |
| サイズ | 約130.3 x 96.4 x 82.4 mm |
| 重量 | バッテリー含む:約695 g 本体のみ:約610 g |
| 製造国 | タイ |
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