Dustin Abbottが「LAOWA AF FF 200mm F2.0 C-Dreamer」のレビューを公開。F2でのコントラストが低く、ポートレート向きの200mm F2とのこと。スポーツ用途はAF速度やF2の低コントラストから不向きと言及。
Dustin Abbott:Laowa AF 200mm F2 C-Dreamer Review
- 外観:高級感のある金属製で独自の青/紫仕上げが特徴。前玉は非常に大きく、前面フィルター径は105mmと大径で対応製品は高価。一方で、背面に回転可能なフィルターホルダーを備える点はシグマにはない特徴。43mmの安価なフィルターが使える。外部ダイヤルによりフィルター回転操作が可能。
- フード:大型のフードが付属。バヨネット式ではなくテンションノブで固定する方式。仕上げは傷が付きやすく、長期使用での耐久性には不安が残る。
- 構造:簡易的な耐候性を備え、マウント部ガスケット、前玉コーティング、内部シールが施されている。
- 携帯性:直径約12cm、全長約17cmと非常に大柄。重量は三脚座なしで約1,776g、三脚座付きで約1,881g、フード込みで約1,997gと重い部類。
- 三脚座:三脚座は着脱可能で、Arca規格対応溝を備える。三脚リングは回転可能で、90°ごとにクリックがある。
- 操作性:クリックあり/なし切替可能な絞りリングを搭載。クリックなしでも操作音がわずかに発生。リングのリブが強く、素手でも握りにくく、手袋装着時は特に操作性が悪い。三脚座ノブが左手操作の妨げになる場合がある。絞りロックはなく、F22とAの間のクリックは不明瞭。フォーカスリミッター、AF/MFスイッチ、複数のファンクションボタンを備え、機能面は充実。
- AF:駆動方式は明確ではないが、STM系と推測。大きなフォーカス群のため速度面では制約があり、シグマのHLA駆動には及ばない。実写では比較的速く、ポートレートやイベント撮影では問題ないが、スポーツ用途には不安が残る。動作音は静かだが、微かな高音が聞こえる場合がある。
- MF:フォーカスバイワイヤ方式で無限回転する。Laowaらしい独特のデザイン。フォーカスブリージングは非常に大きい。
- マクロ:最短撮影距離1.5m、最大撮影倍率0.15倍であり、マクロ用途には向かない。
- 手ぶれ補正:記載なし。
- 解像性能:F2ではコントラストが低く、全体に霞がかかったような描写で、細部の明瞭さに欠ける。F2.8まで絞るとコントラストが劇的に改善し、フレーム全体でシャープかつ高コントラストな描写となる。F4ではさらにわずかな向上が見られる。開放性能ではシグマ200mm F2に大きく劣る。
- 像面湾曲:記載なし。
- ボケ:絞り羽根は9枚で直線的な形状。開放では隅のボケが猫目状に変形、F2.8で丸みが増すが、F4では正九角形が目立つ。描写自体は柔らかく、玉ボケは比較的すっきりしている。
- 軸上色収差:少し見られる。
- 倍率色収差:ほとんど見られない。
- 球面収差:記載なし。
- 歪曲収差:ほぼ皆無で、ごくわずかな糸巻き型歪曲収差がある程度。
- 周辺減光:約1段分と小さく、実用上は補正不要なレベル。
- コマ収差:記載なし。
- 逆光耐性:ライトテストでは特定条件下でフレアやゴーストを確認。
- 光条:記載なし。
- 作例集:
- 総評:2000ドル未満で200mm F2を実現した点は非常に挑戦的であり、高く評価できる。被写界深度は極めて浅く、強烈なボケ表現が可能。一方、F2でのコントラスト不足とAF速度の限界が弱点で、スポーツ用途には不向き。主にポートレート向けで、絞ると高い描写力を発揮するが、開放性能重視のユーザーには不満が残る可能性がある。
- 競合について:F2.8まで絞ればシグマに迫る描写となるが、F2での性能が購入動機と合致しない点が問題。200mm F2.8相当をカバーできるズームレンズが軽量・安価で存在するため、F2の描写を魅力と感じない場合、このレンズの存在意義は薄れる。
- 備考:
Dustin Abbottのレビューによると、F2.8まで絞ると優れた結果が得られるものの、F2の絞り開放でコントラストの低下がある模様。(逆光耐性を指摘しているので、フレアの影響なのか、球面収差の影響なのか厳密には不明)OpticalLimitsでも似たような評価となっているので、F2を使ったサンプルはよく確認しておいたほうが良さそうです。
ボケの評価はレビューサイトによってまちまちですが、同誌は肯定的に評価。
AF性能は速度の観点から最高とは言えないものの、実用的な追従性能や精度は得られそうですね。 描写の傾向も併せて考慮すると、スポーツ用途というよりもポートレートや低照度での撮影用でしょうか。EFマウント版もあるので、レンズアダプターで様々なマウントのカメラに装着できることは強みとなりそうです。
LAOWA AF FF 200mm F2.0 C-Dreamer 最新情報まとめ
- 希望小売価格:オープン価格
- 受注開始日:2026年1月23日 (金)
VenusOptics4本目のAFレンズ。そして、日本のレンズメーカー以外では初となる「AF 200mm F2」を実現。販売価格はキヤノン・ニコン・シグマよりも遥かに安く、シグマの最新モデルよりも軽量。光学手振れ補正が非搭載である点に気を付ける必要があるものの、一眼レフ(EOS)でも利用可能。
キヤノンEF版があるので、アダプター経由でソニーE・ニコンZ以外のミラーレスカメラでも利用可能となる可能性が残されています。
レンズの仕様
| レンズマウント | EF / E / Z |
| 対応センサー | フルサイズ |
| 焦点距離 | 200mm |
| レンズ構成 | 9群11枚 |
| 開放絞り | F2 |
| 最小絞り | F22 |
| 絞り羽根 | 9枚 |
| 最短撮影距離 | 1.5m |
| 最大撮影倍率 | 0.15倍 |
| フィルター径 | 105mm 前面 43mm Drop in |
| 手振れ補正 | - |
| テレコン | - |
| コーティング | Frogeye |
| サイズ | 118×175mm E 118×148mm EF |
| 重量 | 1765g E 1588g EF |
| 防塵防滴 | 対応 |
| AF | 対応 |
| 絞りリング | 搭載 クリック解除対応 |
| その他のコントロール | AFリミッター AFMF |
| 付属品 | レンズフード 前後キャップ レンズケース |
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