DPReviewがニコン「ZR」のレビューを公開。これまでに見た中で最高のVlog用カメラの一つとのこと。性能と価格以上の価値を発揮するコストパフォーマンスが相まって「金賞」の評価。
DPReview:Nikon ZR review: it might not be what you think
Vlog用から制作用までの幅広い用途の中で、ZRはS1HやFX3というよりは、Vlog寄りのZV-E1やS9の側に位置している。そのようなカメラを求めている人々(おそらく大多数)にとって、ZRはその役割を驚くほど十分に果たす。
初代モデルならではの些細な不満点があるが、それは必ずしも意外なことではない。現状では、RED社のノウハウをゼロから取り入れて開発したのではなく、仕上げ段階でその知見を一部取り入れることができたように感じられる。現時点での仕上がりも十分優秀だが、もし開発の早い段階で、生産性を重視した視点が反映されていたら、このカメラはどのような姿になっていたのか、見てみたいところだ。
ファームウェア
同社はZR向けのファームウェアアップデートを約束している。
- N-Logに縛られることなく、より高性能なLog3G10でH.265形式の録画を実現
- H.265の「全般的な画質向上」を実現
- R3D NEでの撮影時に、フォーカスピーキングとビューアシストの同時使用
- R3D NEのさらに圧縮されたバージョンを追加する
これらすべてが実現すれば、ZRは日常的なVlogや動画撮影用カメラとしてさらに洗練されるだろう。多人数での制作や予算を抑えた制作を目的とする場合には最適な選択肢ではないかもしれないが、非常に競争力のある価格設定のおかげで、その点は容易に受け入れられる。
性能と、価格以上の価値を発揮するコストパフォーマンスが相まって、本機は我々の金賞を獲得した。ZRは、これまでに見た中で最高のVlog用カメラの一つであり、映像のクオリティを向上させるための十分な余地を提供している。
同クラスの機種と比較
- Z6III
【ZR】動画撮影に特化したメニューを備えたより大きく明るいディスプレイ、32ビットフロート処理、そしてより高度なR3D NEフォーマットを使用できる。
・デフォルト設定では、ZRは映像のシャープネス処理を控えめにしており、編集の起点として優れている。
・ただし、ノイズリダクションはより強力で、特にLogでH.265撮影を行う際に顕著。そのため、シャドウ部のディテールが若干失われるが、妥当なトレードオフだと。
【Z6III】定期的に静止画を撮影する人は、Z6IIIの方がはるかに良い選択肢となる。- LUMIX S9
【S9】内部RAW撮影機能の欠如、堅牢なIBIS、そして映像にLUTを焼き付けることができる点から、出力可能な映像を提供することに重点を置いた、より初心者向けのVlog用カメラとしての役割。
・ZRにはないオープンゲート撮影機能も備えている。特に価格を考慮すればS9は比較的優れた動画カメラ。
【ZR】よりバランスの取れたモデル。より高速なセンサー、優れたローリングシャッター性能、フル幅4K/60、32bitフロート、大型画面。
・オートフォーカスや操作性も優れており、モニタリング用のヘッドホンジャックが搭載されている点も評価。- CinemaLine FX2
【FX2】テストしていないが、そのセンサーについては熟知している。同機は読み出し速度がはるかに遅く、4K/60を実現するにはAPS-C領域へのクロップが必要となる。
・制作に特化したカメラに極めて具体的なニーズがない限り、ZRの方がはるかに優れた選択肢。
【ZR】より高速なセンサー、32bitフロート、RAWおよびLogワークフローの選択肢、そしてより大きな画面。
DPReviewのレビューによると、優れたセンサー性能と動画機能を備え、さらに手頃な価格を実現している魅力的なカメラとのこと。映像制作に特化したコントロール・拡張性ではないものの、Vlogを含めた大多数の映像撮影で価格以上の価値を発揮するカメラのようです。フルサイズの部分積層型センサー搭載モデルが20万円台で手に入るのは確かに魅力的ですね。
microHDMIやmicroSD、オープンゲート非対応などDPReviewが指摘する部分はあるものの、ファームウェアアップデートでソフト部分はこれから洗練される可能性あり。
- 発売日:2025年10月24日
- 予約開始日:2025年9月18日 10時
- 希望小売価格:オープンプライス
- ニコンダイレクト:299,200円
2025年10月発売。ニコン初となるRED印のついたミラーレスカメラ。
内部はZ6IIIの部分積層型CMOSやEXPEED 7を継承しつつ、動画撮影に適したコントロールレイアウトや撮影機能を搭載。さらにREDテクノロジーを吸収したRAWコーデックをはじめ、4型バリアングルモニタ、内蔵マイクによる32bitフロート録音やニコン初のデジタルホットシュー、シャッター角度などを実装。他のカメラと合わせる必要のない撮影では、ZRのみで完結するかもしれませんね。
空冷ファン非搭載やセカンドカードスロットがmicroSD、HDMIがDタイプなど、癖が強い部分もありますが、30万円を切る手頃な価格を実現しています。
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仕様
| イメージセンサー | タイプ:部分積層型CMOS 有効画素:2450万画素 |
| センサー除塵 | イメージダストオフデータ取得 |
| 手振れ補正 | イメージセンサーシフト方式5軸補正 |
| 静止画 | NEF 高効率/高効率★/ロスレス圧縮 JPEG HEIF |
| ISO | ISO 100~64000 |
| ストレージ | CFexpress 2.0 Type B microSD |
| AF | 検出方式:ハイブリッドAF 測距点:299点 測距輝度範囲:-10~19EV |
| シャッター | メカニカル:- 電子先幕:- 電子:1/16000~30秒 |
| フラッシュ同調速度 | 1/60秒以下 |
| 連続撮影速度 | 高速連続撮影(拡張):約20コマ/秒 高速連続撮影:約16コマ/秒 (C120):約120コマ/秒 |
| ファインダー | - |
| モニター | サイズ:4.0型 解像度:約307万ドット 可動方式:バリアングル式 |
| 動画フレームレート | 5376×3024(5.4K):59.94p 3840×2160(4K UHD):119.88p 1920×1080:239.76p |
| 動画出力 | NEV、R3D、MOV、MP4 |
| 映像圧縮方式 |
N-RAW(12bit) R3D NE(12bit) Apple ProRes RAW HQ(12bit) Apple ProRes 422 HQ(10bit) H.265/HEVC(8bit/10bit) H.264/AVC(8bit) |
| USB | SuperSpeed USB |
| マイク/ヘッドホン | マイク:φ3.5mm ヘッドホン:φ3.5mm |
| HDMI | Type D |
| Wi-Fi | IEEE802.11b/g/n/a/ac |
| Bluetooth | Ver.5.0 |
| バッテリー | タイプ:EN-EL15c 撮影可能枚数:約370コマ |
| サイズ | 約134×80.5×49mm |
| 重量 | 本体のみ:約540g バッテリー含:約630g |
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