Dustin Abbottが「FE 600mm F6.3 GM OSS」のレビューを公開。600mmレンズとしては驚くほど軽く、200-600mmの望遠端と比べて周辺や隅の性能は明らかに差があると言及。
Dustin Abbott:Sony FE 600mm F6.3 GM OSS Review
- 外観:600mm F4 GMより186mm短く、携帯性を重視した設計。200-600mmよりもかなり小さく、400mm F4.5と600mm F6.3をカメラバッグに収納できるのには驚いた。
(訳注:ピークデザインのカメラキューブに収納)- 構造:24群17枚構成で、Super EDレンズ3枚とEDレンズ1枚を採用。マウント部のガスケットと内部シーリングによる防塵・防滴構造で、前玉にはフッ素コーティングを施している。フィルター径は95mmで、ドロップイン式フィルター非対応。
- 三脚座:三脚座は一体型で、フット部分のみ取り外し可能。Arca互換ではなく、三脚使用時にはクイックリリースプレートが必要。
- フード:記載なし。
- 携帯性:最大径108mm、全長263mm、公式重量995g。実測では三脚座のフット、キャップ、フードを外して999g、すべて装着すると1217g。サイズに対して軽く、400mm F4.5と同程度。重量バランスも良好で、手持ち撮影しやすい。付属ケースはカメラを装着した状態でも収納できる。
- 操作性:4か所のFnボタンとカスタマイズ可能なファンクションリングを備える。
- AF:フォーカスはほぼ瞬時。飛翔する鳥や走ってくる犬などを高い精度で追従し、α1 IIで100枚を超える連写でも各コマにピントが合っていた。1.4倍テレコンバーター装着時も追従性能は良好。2倍テレコンバーター使用時も瞳へのAF追従を確認したが、F13による光量不足が大きな制約となる。
- MF:幅広く操作しやすいフォーカスリング。リングは軽く、指一本で調整しやすい一方、フォーカスストロークは精密なピント合わせにはやや短い。
- マクロ:最短撮影距離は2.5m。テレコンバーター装着時にはさらに高くなる。
- 手ぶれ補正:標準、流し撮り、撮影時のみ手ぶれ補正を優先する3モードを用意。手持ち動画では安定した映像を得るのが難しく、一脚や三脚が必要。有用だが、これまで見た中で最高ではない。
- 解像性能:中央、周辺、隅まで非常に一貫した解像性能を示し、隅まで良好。FE 200-600mmの600mm側と比べ、特に周辺と隅で明らかにシャープでコントラストも高い。F8はF6.3とほぼ同等で、わずかにコントラストが向上。F11から軟化し、最小絞りF29ではかなりソフトになる。1.4倍テレコンバーターでは解像感を比較的維持するがコントラストが低下し、2倍では解像感とコントラストの低下が明確になる。
- 像面湾曲:記載なし。
- ボケ:7m未満の近距離では背景が完全にぼけ、被写体を際立たせやすい。背景が少し離れた場合も良好で、前景を入れた構図では興味深いボケとフレーミングが得られる。一方、条件によってはボケがやや騒がしくなり、ボケの量と質は600mm F4 GMに及ばない。
- 軸上色収差:高コントラスト部分や光沢のある部分でも良好な描写。
- 倍率色収差:黒から白への境界でも色にじみは見られない。
- 球面収差:記載なし。
- 歪曲収差:補正はほぼ不要。わずかな糸巻き型歪曲がある。1.4倍テレコンバーターではわずかな樽型歪曲が加わり、Viltrox 2倍ではさらに小さくなる。
- 周辺減光:ほぼ存在せず、基本的に補正不要。1.4倍テレコンバーター装着時も補正不要な程度で、Viltrox 2倍ではわずかに増加。
- コマ収差:記載なし。
- 逆光耐性:Nano ARコーティングIIを採用。画角の狭い超望遠レンズとして、フレア耐性は良好。
- 光条:記載なし。
- 作例集:犬、飛翔する鳥、リス、ハチ、カメ、水鳥、花や葉など。
- 総評:600mmとしては1kg未満という軽さで、シャープネス、AF性能、操作性を備える驚異的なレンズ。F6.3は低照度では制約となり、高ISOが必要になる場面も多いが、良好な光条件では高い性能を発揮。携行重量に制限のある撮影では最適な選択肢となる。
- 競合について:FE 200-600mmと600mmで比較すると、本レンズは特に周辺・隅でシャープネスとコントラストに優れる。400mm F4.5 GMと比べるとF6.3による低照度性能の制約がある一方、1.4倍テレコンバーター使用時には840mmまで伸ばせる。
- 備考:1.4倍テレコンバーターでは840mm F9として実用的に使用できる一方、2倍では1200mm F13となり、回折や高ISOによる画質低下などの妥協が大きい。
Dustin Abbottのレビューによると、600mmをカバーするレンズとしては非常にコンパクトで軽量なレンズとのこと。小型軽量ながら機能的、光学性能も良好で×1.4テレコン装着時も実用的な結果が得られるようです。低照度ではISO感度が上がりやすいものの、このサイズで600mmを利用できるのは魅力的。
ソニー FE 600mm F6.3 GM OSS 最新情報まとめ
- 発売日:2026年10月9日
- 予約開始日:2026年9月29日(火)10時
- 希望小売価格:オープン
- 市場推定価格:700,000円 前後
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FE 400mm F4.5 GM OSSと同時に、コンパクトなプロ向け超望遠単焦点レンズとして「FE 600mm F6.3 GM OSS」を発表。600mmという本格的な望遠域を持ちながら、重量はわずか995g、全長263mmに抑えられており、1kgを下回る軽量設計が大きな特徴。
400mm F4.5 GM OSSよりも焦点距離が長く、光学系のガラス枚数も多いにもかかわらず、重量差はわずか1g。NIKKOR Z 600mm f/6.3 VR Sと比較すると、ソニーは約29%軽く、価格も大幅に安い。95mmフィルターに対応し、携帯性を重視しながら本格的な超望遠撮影を可能にしたレンズ。
AFには2基のXDリニアモーターを搭載し、各フォーカス群を駆動することで、高速かつ高精度なAFを実現。最短撮影距離は2.5mで、最大撮影倍率は0.25倍と、同時発表の400mm F4.5 GM OSSの0.18倍を上回る。さらに、カスタマイズ可能なファンクションリングと4つのフォーカスホールドボタン、各種鏡筒スイッチ、防塵・防滴に配慮した構造も備える。
さらなる望遠域が必要な場合、1.4倍および2倍テレコンバーターにも対応。1.4倍装着時は840mm F9、2倍装着時は1200mm F13となり、非常に長い焦点距離を実現できる。
レンズの仕様
| レンズマウント | E |
| 対応センサー | フルサイズ |
| 焦点距離 | 600mm |
| レンズ構成 | 17群24枚 |
| 開放絞り | F6.3 |
| 最小絞り | F32 |
| 絞り羽根 | 11枚 |
| 最短撮影距離 | 2.5m |
| 最大撮影倍率 | 0.25倍 |
| フィルター径 | 95mm |
| 手振れ補正 | 搭載 |
| テレコン | 対応 |
| コーティング | Nano AR II フッ素 |
| サイズ | φ108×263mm |
| 重量 | 995g |
| 防塵防滴 | 対応 |
| AF | XD LM |
| 絞りリング | - |
| その他のコントロール | OSS OSS MODE AFL ×4 Fnリング |
| 付属品 | ALC-SH189 ALC-F95S ALC-R1EM ソフトケース レンズストラップ ケースストラップ 三脚座 |
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