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シグマ 50-120mm F2.8 DC OS|C レンズレビューVol.2 解像チャート編

シグマ「50-120mm F2.8 DC OS|C」のレビュー第二回 解像チャート編を公開。

簡易的なまとめ

抜群の性能ではないかもしれませんが、ズーム全域に大きな弱点はありません。類を見ない小型軽量な大口径望遠ズームであることを考慮すると、非常に良好と言えそうです。

ただし、実写では像面湾曲の影響があります。近距離で平面的な被写体を撮影する場合、フレーム全体にピントが合わない可能性あり。しっかりと絞って被写界深度を深くする必要があります。
(像面湾曲について詳しく解説しませんが、ピント面が歪んでいることを指しています)

収差の影響はあるものの、少なくともピントを合わせた部分に大きな弱点はありません。

Whilst its performance may not be outstanding, there are no major weaknesses across the entire zoom range. Considering that it is an exceptionally compact and lightweight large-aperture telephoto zoom lens, its performance can be described as very good.

However, in actual shooting, there is some distortion. When photographing flat subjects at close range, the entire frame may not be in focus. It is necessary to stop down the aperture sufficiently to achieve a deep depth of field.
(I won’t go into detail about distortion here, but it refers to the focal plane being warped.)

Although there is some aberration, there are no major shortcomings in the area where focus is achieved.

50-120mm F2.8 DC OS|Cのレビュー一覧

解像力チャート

撮影環境

テスト環境

  • カメラボディ:FUJIFILM X-E5
  • 交換レンズ:50-120mm F2.8 DC OS
  • パール光学工業株式会社
    「【HR23348】ISO12233準拠 8K解像力テストチャート(スチルカメラ用)」
  • オリンパス HYRes 3.1 解析ソフト
  • 屋内で照明環境が一定
  • 三脚・セルフタイマー10秒・電子シャッター
  • RAW出力
  • ISO 125 固定
  • Adobe Lightroom Classic CCでRAW現像
    ・シャープネス オフ
    ・ノイズリダクション オフ
    ・色収差補正オフ
  • 解析するポイントごとにピントを合わせて撮影
    (像面湾曲は近接で測定が難しいので無限遠時にチェック)
  • 近接でのテストであることに注意(無限遠側はさらに良好となる可能性あり)

補足

今回はRAW出力を元にしてシャープネスをオフの状態で検証。ボディ出力のJPEGやRAW現像でシャープネスを整えるとより数値が向上する可能性あり。今回の数値はあくまでも「最低値」とお考え下さい。

50mm

中央

F2.8からベストの性能ではないものの、良好な結果。F4まで絞るとほぼピークに到達し、F8付近まで持続します。以降は回折の影響で数値が急速に低下するため、細部の解像感を重視するのであればF8付近までの使用がおススメです。

周辺

中央とほぼ同じ結果。
像面湾曲の影響があるため、中央や隅にピントを合わせた場合と結果が異なります。

隅

中央や周辺と比べると少しソフトですが、画質に大きな乱れはありません。F2.8から実用的。

絞ると少し改善しますが、中央・周辺に追い付くのはF16付近。

数値確認
中央 周辺部 四隅
F2.8 3609 3618 3021
F4.0 3927 3614 2880
F5.6 4080 3944 3321
F8.0 4014 3627 3425
F11 3577 3500 3203
F16 2911 2822 2772
F22 2246 2034 1979

80mm

中央

絞り開放からほぼピークの性能を発揮し、F8付近まで持続します。このレンズのスウィートスポット。

周辺

中央とほぼ同じ画質です。

隅

中央や周辺とほぼ同じ。フレーム全体の均質性が高く、F2.8を快適に利用することが可能。

数値確認
中央 周辺部 四隅
F2.8 4019 3825 3887
F4.0 4177 4080 4050
F5.6 4200 3939 4024
F8.0 3997 3782 3803
F11 3648 3621 3593
F16 2890 2808 2793
F22 2171 2205 2025

120mm

中央

ズーム中間域ほどではないものの、ほぼ変わらない性能。絞ると50mm側のように改善します。

周辺

50mmやズーム中間域と異なり、中央よりも少しソフトで、絞っても改善しません。

隅

周辺よりもさらにソフトですが、画質に大きな乱れはありません。細部がややソフト、というくらい。ただし、絞っても改善しません。

数値確認
中央 周辺部 四隅
F2.8 3681 3241 2703
F4.0 4058 3306 2866
F5.6 3960 3577 2973
F8.0 4029 3555 2830
F11 3568 3284 2622
F16 2164 2116 1992

競合製品比較

似たような製品をテストしていないため、標準ズームの望遠端との比較。
テスト機が異なる場合もあるので参考までに。

XF16-50mmF2.8-4の望遠端よりも周辺の結果が良好。フレームの広い範囲でより良い解像性能が得られます。

18-50mm F2.8 はテスト機・マウントが異なるのでなんとも言えませんが、周辺部までの安定感としては健闘しているように見えます。焦点距離・性能ともに50-120mm F2.8と繋がりの良いレンズ。

まとめ

抜群の性能ではないかもしれませんが、ズーム全域に大きな弱点はありません。類を見ない小型軽量な大口径望遠ズームであることを考慮すると、非常に良好と言えそうです。

ただし、実写では像面湾曲の影響があります。近距離で平面的な被写体を撮影する場合、フレーム全体にピントが合わない可能性あり。しっかりと絞って被写界深度を深くする必要があります。
(像面湾曲について詳しく解説しませんが、ピント面が歪んでいることを指しています)

収差の影響はあるものの、少なくともピントを合わせた部分に大きな弱点はありません。

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作例

オリジナルデータはFlickrにて公開

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