一眼カメラ・ライフをどの機種・どのマウントで初めるか?
既に一眼カメラユーザーであれば、やはり贔屓のカメラが存在すると思う。私もPENTAXユーザーなので「K-50とかオススメだよ」と勧めてしまうだろう。今回はあえて大手2社に絞って、「D3300」か「EOS Kiss X7」のどちらがベストバイか考えていこう。
一眼レフ最軽量のEOS Kiss X7
400gを切っちゃっている、驚きの373g。もはやミラーレスに迫る勢いで、このボディにミラーが入っているとは思えない小ささ。私の手持ちのPENTAX K-3が800g近くあることを考えるとその半分と言うのは良い。軽くて小さいと言うことはそれだけ取り回しが楽で機動性に富む。取り回しが楽だとそれだけ使う機会が多くなり、自然と撮影枚数も多くなる。
首から一眼カメラを下げていると結構肩が凝ったりするのだよね。重い一眼に重い望遠レンズをつけちゃうと、それこそ持ち歩く機会が少なくなる。このカメラに40mmのパンケーキレンズとの相性は抜群で、カバンに簡単に収める事が出来る上、APS-Cで40mmと言う焦点距離は何かを注視したい時にはそこそこ役立つ長さのレンズ。運動会などでは力不足感が否めないけども公園などで子供を撮る際は使いやすいと思う。
ちなみにボディはCanon発のホワイトカラーを選ぶことが出来、レンズもそれに合わせてホワイトカラーのレンズを買うことが出来る。EF40mmF2.8STM」もそのレンズの一つ。小さくて使いやすい40mm、それでいてホワイトカラーとボディとマッチさせやすい。
EOS Kiss X7の機能面
モードダイヤル
特にエントリー一眼と言うことで、モードダイヤルでワンタッチのプログラムオートを選ぶことが出来る様になってる。接写したいならマクロモード、パンフォーカスで風景を撮りたいなら風景モード、子供撮影に最適なキッズモードなど。コンパクトデジタルカメラでよく見るモードダイヤルの配置だと思うので、初めて一眼カメラを所有する方でも取っ付き易いのだと思う。
一眼レフでよく見るマニュアル露出や絞り優先、シャッター速度優先モードなどは必要最小限に抑えられており、カスタムモードはダイヤル上には存在しない。絞り値やシャッター速度などは特にレンズ交換式カメラで操作する様になると一気に表現の幅が広がるので、一眼カメラに慣れたら是非使って欲しいモード。
オートオーカス性能
フォーカスポイントは9点。中央はF2.8対応のクロスセンサーなので、EF40mmF2.8STMなどの明るいレンズを使うとより精度の良いピント調整を行うことが出来る。また、動体のアルゴリズムに強いCanonらしく小型軽量でいて動き回る子供にもピントを合わせやすい。
Canonは早くから一眼レフ機にタッチパネルを採用しており、この機種にももちろん搭載されている。ライブビュー時(背面液晶を見て撮影するモード)には一々カメラを動かしてピントを合わせなくても指先一つ、液晶パネル上でピントを合わせたい場所をタッチするだけでオートフォーカスさせる事が出来る。
さらに「ハイブリッドCMOSAFII」と言うオートフォーカスの方式を取り入れており、ライブビュー時でも動体撮影が手軽に撮ることが出来るようになっている。ファインダーを覗いた時に使うことが出来る「位相差AF」をライブビュー時にも使える様にしたもの(従来はライブビュー時コントラストAFと言うピント合わせが遅い方式)。
2400万画素の高解像で撮影可能なD3300
有効画素数は約2420万画素でその画像処理エンジンはEXPEED4を使用、と中級機並の画質で写真が撮れちゃったりする。撮れちゃったりするが、いつでも何処でも誰にでも高画質で撮るにはしっかりとした撮り方などがあるので気をつけよう。高画素機はレンズのパフォーマンスを発揮しやすく、良いレンズを取り付ければ良いレンズの描写に応えることが出来る。逆に撮り手の手ブレや質の悪いレンズにも敏感で、公式のサンプル見たいに撮れないなあ…と言うこともあると思う。
しかし、自分のスキルが向上することで、撮ることが出来る写真も目に見えて差が出てくるのが高画素機の面白い所。しっかり腰を据えて写真撮影をしたいのであればCanon機よりもNikon機の方がオススメ出来る。
D3300の機能面
オートフォーカス
Canon機のX7と比べるとちょっと多いフォーカスポイントで11点。クロスセンサーは中央の1点。Nikonも動体撮影時のアルゴリズムはCanonと同じく強い方。PENTAXユーザーとしては羨まし限り…。ファインダーを覗いた撮影である限り、X7とかけ離れてオートフォーカスが弱いと言うことは無いだろう。
が、ライブビュー時には差が出てしまう。それはKiss X7は「ハイブリッドCMOSAFII」方式でD3300は「コントラストAF」方式と言う点だ。ライブビュー時に動き回っている子供を撮る際に、D3300で撮ろうとするとオートフォーカスが追いつかないシチュエーションがX7に比べて多いと思う。あくまでも動体を撮る際はファインダーを覗いて撮る必要がある。
ローパスフィルターレス
有効画素2,420万画素に加えて、さらにローパスフィルターが無い事で解像度を高めることが出来た。ローパスフィルターとはレンズ光学情報をセンサーに最適化する為にあえてセンサーの上にフィルターを一枚噛ませたモノ。それを取り払うことで、良いレンズのパフォーマンスをそのままに使うことが出来るので特に風景撮影時などではフィルターがある機種とは差が出てくる。
Canon機は主にローパスフィルターを採用し、Nikon機ではローパスフィルターを撤廃している。
EOS Kiss X7とD3300を比較
Kiss X7 | D3300 | |
有効画素 | ?約1,800万画素 | ?2416万画素 |
重量 | ?約410g | ?約460g |
AF | ?9点 | ?11点 |
WiFi | ?- | - |
タッチパネル | ○ | - |
シャッター速度 | 1/4000-30 | 1/4000-30 |
ファインダー | ペンタミラー | ペンタミラー |
ファインダー倍率 | ?約0.87倍 | 約0.85倍 |
こうやって見るとX7とD3300の違いはタッチパネルの有無と有効画素数の違いが大きい。重さはそこまで変わらなかったりする。
私だったらどちらを選ぶかな…。バリアングル搭載だったら迷わずX7なのだけどね。AFの多さと有効画素数からNikon機を選んでしまうと思う。
どちらのマウントでも安いレンズであれば純正・サードパーティ製共に存在するので、そこまで悩む必要はなさそう。もし、今後高級レンズに手を出す予定ならばしっかりとレンズのラインナップは確認しておこう。
購入先早見表
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EOS Kiss X7 | 新品・中古情報 |
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