2023年10月17日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。撮影位置を調整したり確認することができるウェアラブルカメラに関する仕組みのようです。
概要
- 【公開番号】P2023152657
- 【公開日】2023-10-17
- 【発明の名称】ウェアラブルカメラ
- 【出願日】2022-12-21
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】 ユーザが撮像方向を調整可能なウェアラブルカメラにおいて、撮影位置を容易に特定可能なウェアラブルカメラを提供する。
- 【背景技術】
【0002】
近年、ウェアラブルカメラが注目されている。ウェアラブルカメラには、眼鏡型、首掛け型、腕時計型、指輪型など、様々な形態のものが知られている。- 【0003】
ウェアラブルカメラの用途としては、例えば、設備メンテナンスや製造現場などにおける遠隔の作業支援が挙げられる。ウェアラブルカメラを装着している作業者がリアルタイムに現場の映像や音声を遠隔にいる支援者に配信し、その映像に基づいて、支援者は、指示や情報を作業者に与えることができる。- 【0006】
しかしながら、特許文献1に記載のウェアラブルカメラは、ユーザの首元に装着される為、ユーザが撮影位置を特定することが難しい。特に、レンズの角度を調整した場合は、調整後の撮影位置を特定することが難しくなると考えられる。- 【0007】
本発明は上記のような点に鑑みてなされたものであり、ユーザが撮像方向を調整可能なウェアラブルカメラにおいて、撮影位置を容易に特定可能なウェアラブルカメラを提供することを目的とする。- 【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のウェアラブルカメラは、撮像部と、ユーザに装着される固定部と、前記撮像部の光軸と略平行に光を照射する照射部と、前記固定部に対して可動可能な可動部と、を備え、前記撮像部および前記照射部は、前記可動部に配置されることを特徴とする。
首掛け式のウェアラブルカメラ。レーザーポイント(のようなもの)で撮影位置を照射し、撮影角度を調整することができる模様。「ウェアラブルカメラを装着している作業者がリアルタイムに現場の映像や音声を遠隔にいる支援者に配信」とあるように、民生用ではなく業務用製品向け。とは言え、アクションカムを自身に装着して動画撮影をするような用途では民生用としても面白そう。既存のアクションカムにレーザーポインタを装着するのも一つの手かもしれませんが…。今回は割愛しましたが、角度を調整する部位はモーター搭載で遠隔操作が可能となっている模様。「遠隔の作業支援」が主な目的で間違いないようです。
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