このページでは「EOS-1D X Mark III」と「EOS-1D X Mark II」の外観やスペックの違いを見比べています。
更新履歴
- 2020-01-07:キヤノンが「EOS-1D X Mark III」を正式発表しました。現在スペック表を更新中です。
・「EOS iTR AF→EOS iTR AF X」に修正しました。 - 2020-01-03:具体的な噂情報が登場したのでページを全体的に更新しました。
- 2019-11-03:「EOS-1D X Mark III」が開発発表されたので、現在公表されている情報を元に「EOS-1D X Mark II」と比較するページを作成しました。
Index
基本情報と価格の確認
1D X Mark III | 1D X Mark II | |
発売日 | 2020-2 | 2016-04-28 |
希望小売価格 | オープン | オープン |
初値 | ?792,000 | ?651,807 |
データベース | データベース | |
商品ページ | 商品ページ | |
仕様表 | 仕様表 |
EOS-1D X Mark III
EOS-1D X Mark III | |||
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EOS-1D X Mark II
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外観の違い
正面
ポイント
- デザイン・ボタンレイアウトは同じ
背面
ポイント
- 全体的なボタンレイアウトは同じ
- ボタンイルミネーションに対応
(メニュー・再生・Q・カギ)ボタン - AF-ONボタンに新デバイス実装
・スマートコントローラーでAFエリア操作に対応
上面
ポイント
- デザイン・ボタンレイアウトは同じ
側面
ポイント
- 全体的なボタンレイアウトは同じ
- ケーブルレリーズ端子がカメラ左側面へ移動
- 接続端子が用途ごとに再配置
スペックの違い
イメージセンサー
ポイント
- 自社開発・生産の新型CMOSセンサー
・優れたS/N比
・優れたダイナミックレンジ
・駆動と読み出し速度の大幅向上
・5.5K RAW動画や4K 60pの実現 - GDローパスフィルターの導入
・従来のローパスフィルターより再現性に優れる - 超音波振動の除塵ユニット搭載
・水晶板でゴミ除去を実施する新構成
1D X Mark III | 1D X Mark II | |
センサーサイズ | フルサイズ | フルサイズ |
センサー形式 | DP CMOS | DP CMOS |
有効画素数(万画素) | 約2010万画素 (新開発) |
約2020万画素 |
最大記録画素 | 5472×3648 | 5472×3648 |
アスペクト比 | 3:2(元) | 3:2(元) |
ローパスフィルター | あり GDタイプ |
あり |
除塵機能 |
自動/手動 新構成 超音波振動 |
詳細不明 |
プロセッサー
ポイント
- 次世代の処理エンジン「DIGIC X」導入
・Mark II比で遥かに良好なパフォーマンス
・20コマ秒連写の画像処理に対応
・HEIF出力に対応
・5.5K RAW動画の実現
・低消費電力(Mark II比)
・低発熱(Mark II比) - 圧縮RAW(C-RAW)導入
(これによりM-RAW・S-RAWは廃止) - JPEG 8bitより情報量が遥かに多いHEIF 10bit出力に対応
・HEIFファイルからJPEGファイルへの変換も可能
・HDRアシスト表示に対応 - CFexpress Type2のデュアルカードスロット
・書き込み速度が非常に高速
・20コマ秒の高速連写に対応
・高ビットレートの動画記録に対応
・従来のCFカードは利用不可
1D X Mark III | 1D X Mark II | |
画像処理エンジン | DIGIC X | DIGIC 6+ |
RAW出力形式 | 14bit C-RAW |
14bit RAW M-RAW S-RAW |
その他出力 | HEIF 10bit | |
記録メディア | CFexpress B | CF UDMA7 CFast |
メディアスロット | 2 | 2 |
露出
ポイント
- 新開発の40万画素RGB+IR測光センサー導入
・グローバルシャッター
・高解像化
・上記2点により変化する色と光を正確に検出
・専用エンジン「DIGIC 8」採用
・高度な頭部検出アルゴリズムに対応 - 常用ISO感度102400・拡張ISO感度819200相当に対応
・新開発CMOSセンサーとDIGIC Xの効果
1D X Mark III | 1D X Mark II | |
測光方式 | 40万画素RGB IR測光センサー |
36万画素RGB IR測光センサー |
測光方式 | 評価測光 部分測光 スポット 中央重点 |
評価測光 部分測光 スポット 中央重点 |
測光範囲 | 0?20 | 0?20 |
露出モード | P/S/A/M B カスタム3枠 |
P/S/A/M B カスタム3枠 |
常用ISO感度 | 100~102400 | 100~51200 |
拡張ISO感度 | 50 204800 409600 819200 |
50 102400 204800 409600 |
露出補正 | ±5 | ±5 |
フリッカー低減 | 対応 | 対応 |
DR補正 | 2段階 | 2段階 |
オートフォーカス
ポイント
- 新開発の高解像AFセンサーを導入
・最大191点
・クロス測距 最大155点
・中央測距はF2.8対応デュアルクロス
・専用エンジンとしてDIGIC 8導入
・耐環境性能に優れた構造
・EV-4?21の広い測距輝度を実現
・全点F8光束AFに対応 - EOS iTR AF Xの実装
・測距と追尾の信頼性が大幅向上 - 進化したライブビューAFを実装
・新開発センサーとDIGIC Xにより大幅進化
・オートエリア時 最大525分割
・3869ポジションのフレーム選択可能
・カバーエリア90%×100%
・瞳サーボAF対応
・EV-6?18の広い測距輝度範囲に対応
・全エリアでF11光束AFに対応
・ファインダーAFと同じ測距エリアに対応 - AFカスタム設定ガイドに「オート」追加
(被写体の変化に応じて追従特性を自動で切り替えるモード) - 「被写体追尾の詳細設定」導入
・従来の「被写体乗り移り特性」を細分化
・「人物優先」設定項目
・「被写体乗り移り」設定項目
1D X Mark III | 1D X Mark II | |
ファインダーAF方式 | TTL二次結像位相差検出 | TTL二次結像位相差検出 |
ライブビューAF方式 | DPCMOS AF | DPCMOS AF |
測距点(位相差) | 191点(OVF) 525点(LV) |
61点(OVF) |
測距点(コントラスト) | ||
クロスセンサー | 155点 | 41点 |
F8対応 | 191点 | |
カバーエリア | 横 90% 縦 100% |
|
測距輝度範囲 ファインダー | -4?21EV (F2.8 ISO 100) |
−3?18EV |
測距輝度範囲 ライブビュー | -6?18EV (F1.2 ISO 100) |
−3?18EV |
測距エリアモード | 【OVF】 スポット 1点 領域拡大4点 領域拡大8点 ゾーン ラージゾーン ワイド 【LV】 顔認識・追従 スポット1点 1点 領域拡大4点 領域拡大8点 ゾーン ラージゾーン (垂直・水平) |
【OVF】 スポット 1点 領域拡大4点 領域拡大8点 ゾーン ラージゾーン ワイド 【LV】 スムーズゾーン 顔認識・追従 ライブ1点 |
顔検出 | 対応 | 対応 |
瞳検出 | 対応 | - |
追従特性カスタマイズ | ・被写体追従特性 ・速度変化に対する追従性 ・オート ・被写体追尾の詳細設定 |
・被写体追従特性 ・速度変化に対する追従性 ・測距点乗り移り特性 |
被写体検出機能 | EOS iTR AF X | EOS iTR AF |
ドライブ
ポイント
- ファインダー使用時16コマ秒の追従連写に対応
・新ミラー駆動システムを採用
・ファインダー像消失時間の短縮
・AF精度の向上を実現 - ライブビュー使用時20コマ秒の追従連写に対応
・DIGIC Xの高速演算能力により実現 - メカ・電子先幕・電子シャッターの3方式に対応
- RAW・RAW+JPEGは1000枚以上の連続撮影可能枚数を実現
(HEIF+RAWでも約350枚)
1D X Mark III | 1D X Mark II | |
シャッター速度 | 1/8000?30秒 | 1/8000?30秒 |
電子先幕シャッター | 1/8000?30秒 | 1/8000?30秒 |
電子シャッター速度 | 1/8000?0.5秒 | - |
フラッシュ同調 | ?1/250秒 | ?1/250秒 |
高速連続撮影 AF/AE固定 | 約16.0コマ/秒(OVF) 約20.0コマ/秒(LV) |
約14.0コマ/秒(OVF) 約16.0コマ/秒(LV) |
高速連続撮影 AF/AE追従 | 約16.0コマ/秒(OVF) 約20.0コマ/秒(LV) |
約14.0コマ/秒(OVF) |
連続撮影枚数 | RAW:1000枚以上 RAW+HEIF:350枚 |
RAW:59枚 (CF) RAW:48枚 (CFast) |
シャッター耐久 | ||
低速限界設定 | 対応 | 対応 |
プリ連写機能 |
ファインダー・モニター
ポイント
- ファインダーは特に大きな変更なし
- 高解像背面モニター導入
・メニューに対応したタッチ操作
・メニュー操作時に拡大操作可能
1D X Mark III | 1D X Mark II | |
ファインダー方式 | プリズム | プリズム |
フォーカシングスクリーン | 固定 | 固定 |
アイポイント(mm) | 約20mm | 約20mm |
最大ファインダー倍率 | 約0.76倍 | 約0.76倍 |
視度調整範囲 | ?3.0?+1.0m-1 | ?3.0?+1.0m-1 |
フッ素コーティング | ||
フレームレート | 光学式 | 光学式 |
モニター形式 | TFTカラー クリアビュー液晶II |
TFTカラー クリアビュー液晶II |
モニター解像度(ドット) | 約210万 | 約162万 |
モニターサイズ | 3.2型 | 3.2型 |
可動方式 | 固定 | 固定 |
タッチパネル | 対応 メニュー操作に対応 拡大表示に対応 |
対応 |
備考 | アイピースシャッター インテリジェントビューファインダーII |
アイピースシャッター インテリジェントビューファインダーII |
動画
ポイント
- クロップ無しの4K 59.94/50pに対応
・5482×2886:RAW動画
・4096×2160:DCI 4K
・3840×2160:4K UHD - 5.5Kオーバーサンプリングによる美しい4K映像
(クロップしない場合のみ) - Canon Logに対応
(MPEG-4 H.265/HEVC) - 5.5K 12bit RAW動画に対応
(Canon Logの同時記録可能) - クロップ無しのFHD 120fpsに対応
- 4K 30p時にデュアルピクセルCMOS AFに対応
・瞳検出に対応
・(4K 60/50p・DCI クロップ時は使用不可)
・被写体追尾の詳細設定あり
・「AF速度」「被写体追従特性」の調整可能 - ピーキング・フォーカスガイド利用可能
1D X Mark III | 1D X Mark II | |
映像記録方式 | MPEG-4 AVC/H.264 MPEG-4 H.265/HEVC |
MPEG-4 AVC/H.264 Motion JPEG |
音声記録方式 | LPCM | LPCM AAC |
記録形式 | MP4 | MP4 MOV |
RAW | 5472×2886(5.5K) ?59.94p ?2600Mbps |
- |
4K | 【4K DCI】 ?59.94p ALL-I/IPB ?940Mbps 【4K UHD】 ?59.94p ALL-I/IPB ?940Mbps |
DCI 4K 24/25/30/50/60p 800Mbps ドットバイドット |
FHD | ?119.9p ALL-I/IPB ?360Mbps |
24/25/30/50/60p ALL-I/IPB ?180Mbps |
ハイスピード | ?120fps | FHD 120fps |
連続撮影時間 | - | |
外部出力 | 4:2:2 10bit | 4K 4:2:2 8bit FHD 4:2:0 8bit |
タイムラプス動画 | - | |
動画撮影機能 | タイムコード ウインドカット アッテネーター ドロップフレーム ピーキング フォーカスガイド (4K 60p時使用不可) |
タイムコード ウインドカット アッテネーター ドロップフレーム |
動画プロファイル | Canon Log | |
備考 | DCI 4K クロップ対応 瞳検出対応 |
exFATフォーマット (4GB制限なし) |
作画機能
ポイント
- 最新撮像システムを考慮して「スタンダード」の設定値変更
・強さ:3→4
・細かさ:4→2
・しきい値:4→2 - 新しい設定値「明瞭度」実装
1D X Mark III | 1D X Mark II | |
HDR撮影 | HDR PQ HEIF 10bit 4:2:2 ITU-R BT.2100 |
|
多重露光 | 2~9枚 加算 加算平均 比較明合成 比較暗合成 C-RAW対応 |
2~9枚 加算 加算平均 比較明合成 比較暗合成 |
インターバル撮影 | ||
ブラケット | ||
その他機能 |
||
ボディ内RAW現像 | 対応 HEIF→JPEG可能 |
|
レンズ補正 | 周辺光量 デジタルレンズオプティマイザ 倍率色収差 歪曲収差 回折補正 |
周辺光量 倍率色収差 歪曲収差 回折補正 |
仕上がり設定 | 8種 | 8種 |
プロファイル調整機能 | ・シャープネス 7段 ・細かさ 5段 ・しきい値 5段 ・コントラスト 8段 ・明瞭度 ・色の濃さ 8段 ・色あい 8段 |
・シャープネス 7段 ・細かさ 5段 ・しきい値 5段 ・コントラスト 8段 ・色の濃さ 8段 ・色あい 8段 |
ホワイトバランス | ・AWB 2種 ・太陽光 ・日陰 ・くもり ・白熱電球 ・白色蛍光灯 ・ストロボ ・マニュアル ・色温度 |
・AWB 2種 ・太陽光 ・日陰 ・くもり ・白熱電球 ・白色蛍光灯 ・ストロボ ・マニュアル ・色温度 |
インターフェース
ポイント
- 2.4GHz帯のWiFiを内蔵
- 専用ワイヤレストランスミッター「WFT-E9」対応
・5GHz・2.5GHzのデュアルバンドに対応
・150mの長距離通信に対応
・防塵防滴に配慮した構造 - 無線LANでの連動撮影が可能(最大10台)
- 1000BASE-T対応の有線LAN端子内蔵
・4月のファームウェアアップデートで通信速度がさらに向上 - Bluetooth 4.2対応
- Webブラウザーを使ったリモート操作に対応
・4月のファームウェアアップデートで対応予定
・EOS Utilityと同等の機能性
・暗号化によってセキュリティーの強化が可能
1D X Mark III | 1D X Mark II | |
デジタル端子 | USB 3.1 Gen2 C端子 |
USB 3.0 |
特殊端子 | 1000BASE-T LAN トランスミッター端子 RJ-45 |
1000BASE-T LAN トランスミッター端子 |
シンクロ端子 | あり | あり |
HDMI端子 | C | C |
外部マイク端子 | 3.5mm | 3.5mm |
ヘッドフォン端子 | 3.5mm | 3.5mm |
リモコン端子 | N3 | N3 |
ワイヤレスリモコン | - | - |
WiFi | 802.11b/g/n |
WFT-E8B対応 |
Bluetooth | 4.2 | - |
NFC | - | - |
GPS | 対応 | 対応 |
テザー撮影 | EOS Utility Webブラウザー (4月FW) |
EOS Utility |
電子水準器 | 2軸 | 2軸 |
電源
ポイント
- 低消費電力化で撮影可能枚数が大幅向上
- ボディサイズ・重量はほぼ同じ
1D X Mark III | 1D X Mark II | |
バッテリー | LP-E19 | LP-E19 |
縦位置グリップ | - | - |
USB充電 | - | - |
USB給電 | - | - |
撮影可能枚数 | 約2850枚 | 約1210枚 |
撮影可能枚数モニター | 約610枚 | 約260枚 |
ボディ材質 | マグネシウム合金 | マグネシウム合金 |
ボディサイズ 幅 | 158.0 | 158.0 |
ボディサイズ 高 | 167.6 | 167.6 |
ボディサイズ 奥 | 82.6 | 82.6 |
質量(メディア・バッテリー含) | 約1440g | 約1530g |
質量(ボディのみ) | 約1250g | 約1340g |
防塵防滴 | 対応 | 対応 |
動作温度 | 0℃?45℃ | 0℃?45℃ |
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