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今買うならEOS 6D Mark IIか?はたまた奮発してEOS 5D Mark IVか?【比較】

  • 2017.6.26:スペックリークがあったので6D2の情報を追記しました。
  • 2017.6.22:まだEOS 6D Mark IIは登場していませんが、ひとまずページを暫定公開中。6D2が登場し次第追記予定。

外観比較

正面

6D Mark II

5D MarkIV

  • どちらも最新世代ですので似通ったデザインですね。特にレリーズ端子がフロント下部に配置されているのが目新しいポイント。
  • 6D2は従来通り、5D系と比べて控えめな絞り込みボタン。ちょっと押しにくい。

背面

6D Mark II

5D MarkIV

  • どちらも従来機を踏襲するボタンデザイン
  • 6D2は新規にバリアングル液晶モニタを採用し、タッチ操作に対応しています。5D系のようにジョイスティック型マルチコントローラーでは無く、従来通り背面ホイールと同軸のマルチコントローラー(十字ボタン)となっている。
  • 5D4は新規にマルチコントローラーの横に測距エリア選択ボタンが追加されています。6D2と同じくタッチ操作ですが、可動液晶は採用していません。これはプロの現場でも耐えうる堅牢性や信頼性にバランスを置いた為かと思われます。

上面

6D Mark II

5D MarkIV

  • 6D2は従来通り調光補正とWB用の呼び出し機能に対応していません。シンクロ接点の件も含めてガッツリ外部フラッシュを使うような方は5D系の方がオススメです。
  • カスタムモードは5D4が3パターン、6D2が2パターンの設定が可能です。
  • シャッターボタン横の小さなボタンはそれぞれ6D2が「測距エリア選択モード切り換えボタン」でありカスタマイズ不可、5D4は「M-Fn」でカスタマイズ可能です。上位機種と下位機種で自由度に制限が設けられているようですね。

側面

6D Mark II

5D MarkIV

 

  • 5D4は6D2には無い「ヘッドホン端子」と「X接点」が存在します。前者は動画撮影中のモニタリングに有効で、後者はアクセサリシューに取り付けるアダプタのX接点よりも信頼性が高い、と言う点で有利。動画も撮らないし、外部ストロボを有線で同調しないのであれば無くても問題ないでしょう。

詳細比較

6D Mark II 5D MarkIV 5D MarkIII
有効画素 2620万画素 約3040万画素 約2230万画素
処理エンジン DIGIC 7 DIGIC 6+ DIGIC 5+
RAW 14bit 14bit
デュアルピクセル RAW
14bit
記録メディア ?CF非対応 CF UDMA7対応 CF
SD/HC/XC UHS-I対応 SD/HC/XC UHS-I対応 SC3 SD(HC/XC)カード
シャッター ?1/4000?30秒 1/8000-30秒 1/8000-30秒
?1/180秒 1/200秒 1/200秒
連写 ?6.5コマ/秒 Hi 最高 7コマ秒 Hi 最高 6コマ秒
?Lo 最高 3コマ秒 Lo 最高 3コマ秒 Lo 最高 3コマ秒
?静音 最高 3コマ秒 静音 最高 3コマ秒 静音 最高 3コマ秒
連写枚数 ?JPEG:約150枚
RAW:約21枚
JPEG+RAW:約17枚
JPEG 110枚
RAW 17枚
RAW+ JPEG 13枚
JPEG 65枚
RAW 13枚
RAW+ JPEG 7枚
露出測光方式 7560画素RGB
+IR測光センサー
?15万画素RGB
+IR測光センサー
63分割測光
ISO感度 100?40000
拡張50/51200/102400
100-32000
拡張 50/51200/102400
100-25600
拡張 50/51200/102400
AF ?45点 61点 61点
クロス測距 ?45点
デュアルクロス 1点
クロス測距 41点
デュアルクロス 5
クロス測距 41点
?検出輝度 EV ?3?18 検出輝度 EV ?3?18 検出輝度 EV-2~18
?AIサーボAF II AIサーボAF III AIサーボAF III
ラージゾーン ラージゾーン
領域拡大
領域拡大
iTR AF
F8 27点対応 F8 全点対応 F8 中央1点
LV AF デュアルピクセル CMOS AF
検出輝度?EV ?2.5
デュアルピクセル CMOS AF
検出輝度 EV-4
コントラストAF
ピクチャースタイル ?A/S/P/L/FD/N/F/M/C1-3 A/S/P/L/FD/N/F/M/C1-3 A/S/P/L/N/F/M/C1-3
ファインダー ?視野率 98% 視野率 100% 視野率 100%
?倍率 0.71倍 倍率 0.71倍 倍率 0.71倍
?約21mm ?約21mm アイポイント 21mm
?スクリーン固定式 スクリーン固定式 スクリーン固定式
モニタ ?3.0型 3.2型 162万ドット 3.2型 104万ドット
?タッチパネル タッチパネル
?バリアングルモニタ 固定式 固定式
動画 4K 30p FHD 30p
?FHD 60p HD120fps HD 60p
IPB ALL-I/IPB/Motion JPEG ALL-I/IPB
WiFi 搭載 搭載(NFC対応) 非搭載(WFT-E7B対応)
GPS 搭載 搭載 非搭載(GP-E2対応)
Bluetooth 搭載 非搭載 非搭載
水準器 2軸 2軸 2軸
USB 2.0
3.5 ステレオミニジャック
HDMI C
Eye-Fi対応
USB 3.0
3.5 ステレオミニジャック
HDMI C
Eye-Fi対応
X接点
USB 2.0
3.5 ステレオミニジャック
HDMI C
Eye-Fi対応
X接点
撮影可能枚数 LP-E6N
LP-E6
約1200枚
LP-E6N
LP-E6
約850枚
LP-E6
ファインダー 950枚
LV 200枚
サイズ 144.0
×110.5
×74.8 mm
150
×116.4
×75.9mm
152
×116.4
×76.4mm
重量 ? 685g?本体のみ 800g 本体のみ 860g 本体のみ
765 g 890g 950g
その他機能 ?アンチフリッカー
タイムラプス
ボディ内DLO
アンチフリッカー
タイムラプス
デュアルピクセル RAW
4K動画からの切り出し
ミラー振動制御システム
FTP/FTPS転送機能

両機が共有する特徴

タッチパネルの採用

touch

使う人は多用するタッチパネルの導入。

三脚固定時にマルチコントローラーを使って測距ポイントを指定せずともタッチ一発で指定出来る快適さはオススメ。1D X Mark IIの限定的なタッチパネルと違って、APS-Cモデルでよく使われるメニュー画面でのタッチ操作も可能となっている。

さらに6D Mark IIはバリアングル液晶モニタを搭載しているのでハイアングルやローアングルにおけるライブビュー時に活躍が期待できる。

フリッカーレス撮影

体育館のような屋内施設、野外競技場でのナイターなどで使われている水銀灯やタングステン光の明滅周期によるちらつき現象をおさえる機能です。

EOSシステムにおけるフリッカーレス撮影はこれまで連写重視モデルにしか採用されていませんでした。5Dや6Dなど多目的用途のシリーズにフリッカーレス機能が導入されたのは最近のモデルからです。

EOS 6D Mark IIの特徴

EOS 6D Mark IIは最新の画像処理エンジンを搭載

デジタルカメラのコアとも言える画像処理エンジンは「DIGIC 7」であり2017年の最新モデルです。

従来エンジンと比べ処理速度が向上しているので大型センサーの膨大な情報量を効果的に変換することが可能となりました。細部のディテールや豊かな諧調性、ISO感度や連写速度、動画機能など多岐にわたって影響を及ぼします。

旧モデル6DのDIGIC 5+と比べるとAWBなどを始めとした描写傾向が大きく異なります。基本的には5D4などDIGIC 6+の進化版と思えば問題ないでしょう。DIGIC 6との差はありますが(回折補正の有無など)、6+との差はそこまで大きくありません。

45点オールクロス測距

 

45点全てがクロスタイプの測距点であり、前モデルの11点1クロス測距から大きな進化を遂げています。クロスタイプの測距点数は5D Mark IVよりも多い。

ただし、デュアルクロスは中央の1点のみであり、縦5点を持つ5D Mark IVと比べてF2.8に対応する測距点は少ない。つまり、クロス測距が多いからと言って「EOS 6D Mark IIの方が良い」と言う訳ではありません。

さらに全点F8対応である5D4と比べると、6D2の27点F8対応測距は制限が多いです。(F8 27点が使えるのは2本のレンズのみ)

5D Mark IVに迫る秒間6.5コマの連写性能

このクラスとしては性能の高い連写性能を発揮(Nikon D750と同等)。5D Mark IVとの差は僅か0.5コマであり、大局的な差がありません。

6Dが4.5コマ秒だったことを考えると大きな進化点と言えるでしょう。なんと5D Mark IIIの6コマ秒を上回っています。

6D Mark IIはWiFi・Bluetooth・GPS搭載モデル

このクラスとしては珍しく、無線通信環境がてんこ盛りのカメラです。

キヤノン製デジタルカメラにおいてBluetoothの導入はここ最近の話であり、まだ多機能ではありません(ペアリングによる自動接続を可能とし、後はWiFi接続に切り替わる)。とは言え、従来のWiFi環境と比べてスマートフォンなどとの親和性が高まっています。

可動液晶モニタを搭載

EOS 6D Mark IIは背面液晶モニタを横方向に展開、さらにモニタを上下に傾ける事が可能です。

これは「地面スレスレからの仰角撮影」や「頭上まで持ち上げた俯瞰撮影」時に撮影画面を確認し易いという利点があります。EOS 5D Mark IVで同じような撮影をする場合、地面に寝そべったり脚立を使いかくなるシーン。

クラス最高レベルのバッテリー寿命

使用バッテリーはEOS 5D Mark IVと同じながら、バッテリー1個あたりの持続時間は非常に長い。5D4と同じくGPS/WiFiを搭載、さらにBluetoothまで搭載しているにもかかわらずこのバッテリー寿命は魅力的ですね。

おそらく、5D4はより高性能なセンサーやチューニングされた処理エンジンの消費電力が大きくなっているものと思われます。

バリアングルモニタを搭載しつつも6Dの軽量さを維持

前モデル「EOS 6D」と比べて10gほど重くなっています。

しかしこれは新型AFセンサーやBluetooth、バリアングルなど新機能を搭載しての10g増。その重量はAPS-CセンサーのEOS 80Dと30gしか変わらないというものです。

もちろんEOS 5D Mark IVより軽く、可動モニタを搭載するフルサイズ一眼レフとしては最軽量モデル。

EOS 5D Mark IVの特徴

3040万画素センサー

5D4-sencor

ニコンやペンタックスが旗艦モデルに3600万画素を投入しているが、キヤノンは若干画素数を落とした3040万画素。多くもなく、少なくも無い絶妙なバランス。

有効画素数が増えると、細部の解像度は増すものの最大限に活かすためにはブレを排除したり性能の良いレンズを選択しなければならない。また、データサイズも 大きくなるので連写・連続撮影枚数に影響してくる。旧モデルよりデータサイズが大きくなっている為か、時間あたりの連写枚数に劇的な変化はあまりない。

また、1D X Mark IIや80DのようにセンサーがオンチップADCに移行。ノイズ処理が大幅に改善しているので従来モデルと比べて期待して良いだろう。既に発売している80Dや1D Xのダイナミックレンジは低感度で特に改善している。

15万画素RGB+IR測光センサー

EOS 6D Mark IIの「7560画素RGB+IR測光センサー」よりも密度の高いRGB+IR測光センサーを搭載。高い分解能を発揮するこのセンサーは被写体の顔や色、動きなどを検知し高度なシーン解析を実現している。

6D2より高性能なこの測光センサーはAEの精度以外にも「EOS iSA System」の一部としてAF性能や画作りに影響を及ぼしている。

全点F8対応のAFセンサー

6D2は全点クロス測距が印象的でしたが、5D4はさらに印象的な全点F8対応を実現しています。

これはF4のレンズに×2.0エクステンダーやF5.6のレンズに×1.4エクステンダーを装着した撮影でAF領域に制限がかからないことを意味します。この性能は競合メーカーであるニコンと比べて大きく差をつけるポイントとなっていますね。

ただし、対応レンズが細かいカテゴリ分けされていますので、まずは公式ページにて確認してください。

制振性の高いミラー駆動機構

超高画素モデル「EOS 5Ds」シリーズに採用された新機構のミラー制御システム「ツインカム駆動」を採用。ミラー駆動に起因する振動を大幅に低減しています。

さらにサブミラーにバネを追加することによりミラー駆動の高速化と低振動性を両立しているポイントは素晴らしいですね。単写・連写を問わず制振性に優れたカメラと言えるでしょう。

トリミング耐性の向上

遠くの被写体をより引き寄せたいときにトリミングも最大限に活用したいと思うのであれば5D4は従来モデルと比べて最善の選択肢と言えるだろう。これ以上を望むと従来のAF性能である5Ds Rという選択肢となる。

高解像度と相乗効果の高いDLO・DPRAW

1D X Mark IIから導入されたボディ内デジタルレンズオプティマイザは、ボディ内RAW現像時のみの機能だった。しかし、このEOS 5D Mark IVではJPEG撮影時にダイレクトで適用する事が出来るようになったので、撮って出しJPEGメインの方でもその恩恵を大きく受けるようになった。

また帰宅後にパソコンで処理する場合にもDPRAWで撮影したデータはボケや解像度の微調整を行う事が出来る。「う?ん、おしい!」という写真を救う事ができる可能性が向上している。

DPRAWとは?

公式DPRAWサンプル
公式DPRAWサンプル

理屈としてはHUAWEIのスマホ「P9」で 採用されたダブルレンズのように、デュアルピクセルによる視差を利用したデプスフォーカスでZ軸方向の距離(深度)情報をRAWに組み込むものと考えられ る。その距離情報を元に、解像度を高める(部分的にシャープネスを強くする)事で「解像感」の効果へとつながるものだろう。「P9」では処理に専用のプロ セッサを搭載しなければならないほどのデータなので、DPRAWを撮影して後処理はパソコンでと言うのも致し方なさそうだ。

追記:公式にサンプルああったので記載。ボケシフトはあまり効果が分からないもののマイクロアジャストメントは効果てきめんに見える。

ボケシフトは撮影視点の調整で横方向にシフトするらしいが、「P9」のようにワイドアパーチャ機能と上記機能を併用するものなのか理屈は不明。(情報があったら追記します)

フレアやゴーストの低減効果もあるらしいが、いまいち原理が分からない。(情報があったら追記します)
また、DPRAWの撮影にはやや条件が必要との事なのでその辺も判明次第追記予定。

「初物」機能であることに加えて、キヤノン公式サイトでも大きく謳っている訳ではない。

デュアルカードスロット

dual-card-slot

驚くべきことに、CFastの採用が見送られている。メディアスロットの形式は5D3と同様なので、旧モデルからの乗り換えであれば余分な出費無しでOK となりそうだ。ただし、ファイルサイズがやや大きくなることが予想出来るので、5D3よりもメディアあたりの撮影枚数は少なくなる。

特に膨大なデータ量を扱う4K動画を積極的に活用するつもりなら、公式で「UDMA7 CFカード100MB/秒以上」を薦めている。

連写

5D3と比べてやや向上されている。1D X Mark IIと比べると見劣りするものだが、高画素機としては健闘している。

競合クラスのD810やK-1が秒間6コマや4.4コマであることを考えると、秒間7コマはやや早い。その分有効画素数が絞られているが…。

5D3と比べても秒間1コマ分の速度向上となっている。純粋に「III」と連写コマ数だけ見比べるとやや物足りないかもしれないが、競合クラスや有効画素数と見比べるならが考えると高次元で纏まった連写性能だと感じる。

AF

view-finder-display

1D X Mark IIにも採用されている高密度のAFセンサーが搭載されている。それは全点F8対応センサーでエクステンダーを装着した超望遠レンズが5D3よりも格段に使いやすくなっている。手持ちにそれらのレンズが溢れているのであれば迷わず5D4に行くべし。さらに連写が必要とくれば1DX2しかない。

また、検出輝度は5D3のEV-2から-3へ強化され、暗所にたいするAF性能が向上。よりローライトなシーンでの撮影で使いやすいモデルになっている。DIGIC 6+でのノイズ処理により高感度での作画も向上してるので相乗効果は高い。

ライブビューAFの検出輝度がー4EV対応

特筆すべきはライブビューで使用するデュアルピクセルCMOS AFの検出輝度がEV -4に対応しているという点。これは従来までのデュアルピクセルCMOS AFと比べるとかなり暗所に強いといえる性能だ。今年発売のEOS 80Dですら EV-1だったはず。

コントラストAFで測距輝度がEV0までの対応となる従来モデルと比べると、ライビューAFはずいぶんと使いやすくなっていると感じることだろう。

さらに、ファインダー撮影時でも顔や色を認識し測距点を乗り移りながら粘り強く追従するEOS iTR AFを搭載。5D3以前のモデルと比べるとアルゴリズムに大きな変化が加わっている。

4K動画対応

5D4は今時のカメラらしく、4K動画に対応してHDのハイスピード動画も撮影可能だ。デュアルピクセル CMOS AFを利用した高速AFとタッチパネルによる操作で大きく使い勝手が向上している。

注意点としては4K動画はドットバイドットであり、フレーム全体から800万画素の切り出しとなることだ。3000万画素の5D4ではフレームを大きくクロップされるので焦点距離が1.74倍となってしまう。

本格的に動画撮影を行うにはやや使いにくく、特にAPS-C用のレンズが使えないEOSシステムでは広角域の撮影が難しくなる。反面、望遠レンズを使うと焦点距離を大きく伸ばすことが出来るので、スポーツや野鳥撮影の動画には使いやすいかもしれないが、その場合には30pというフレームレートで滑らかな撮影が出来ないポイントが引っかかる(と言っても一眼スチルカメラのジャンルで4K 60pを実現しているカメラは今のところ存在しないが…*修正:2017年春にPanasonic DC-GH5が登場しました。)

もう一つ難点がある。HDMI 1.3を採用しているので外部出力が物理的に制限されている。つまるところ4K動画を外部記録装置へ出力出来ないという事だ。

ALL-I・Motion JPEG

EOS 6D Mark IIには旧モデルの6Dや5D3、そして5D4に搭載されている動画の圧縮方式「ALL-I」が使用できない。

記録用の動画撮影程度であればIPBで問題ないが、撮影後の編集作業を必要とするのであればALL-I対応機を使った方が便利いいでしょう。

購入早見表

EOS 6D Mark II:万能フルサイズ最終形態

 

ポイント

  • 新型2600万画素センサー
  • 比較的高性能なAF・測光センサー
  • 最新の処理エンジン
  • バリアングル搭載の貴重なフルサイズ一眼レフ
  • タッチパネル
  • 充実の無線環境(WiFi/GPS/BLE)
  • 6Dの遺伝子を継承する軽いボディ
  • 何故か凄まじいバッテリーライフ
  • 部分的に上位機種との棲み分けあり

ミラーレス一眼が台頭する中で、成熟した一眼レフカメラ市場における最終形態の一眼レフ。

一眼レフらしい光学ファインダーを使った高速AFから、フレキシブルなライブビューモニタを使ってミラーレス一眼さながらの像面位相差AFまで使用可能。さらに無線環境は流行りのWiFiから、今後の展開が期待できるBluetooth接続、そしてGPSによる位置情報まで記録可能。

充実した機能性に加えて、デジタルカメラの根幹ともいうべきイメージセンサーと処理エンジンは現行の最新モデル。これで5D Mark IVよりも安いのですから他に言うべき事は無いでしょう。

旧モデル「EOS 6D」と外見は似ていますが、中身は全くの別物。EOS 6Dからのステップアップにはもちろんの事、EOS 5D Mark IIIからの乗り換え、これからEOSフルサイズを始める人、などなど満遍なくオススメできるカメラ。

逆に言えば器用貧乏なところもある。連写に特化したカメラ、耐久・信頼性を重視したカメラ、高解像を重視したカメラなどには敵わない。自分の撮影用途が決まっている場合にはそれら専門分野のカメラを使った方が満足度は高くなるはず。

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EOS 5D Mark IV:信頼と操作性を重視するなら最新上位モデル

  • 新型3000万画素センサー
  • 1DXII譲りの強力なAF性能
    (大口径のピント精度・テレコン超望遠の使いやすさ)
  • タッチパネル
  • 5D系ならではの堅牢・信頼性
  • 5D系ならではの操作性・拡張性
  • 背面モニタ固定
  • 6Dと比べて重い・大きい
  • 動画撮影の自由度

センサー性能は1DX IIを抑えてトップクラス(DxOMarkによるセンサースコアでは)。AF性能は1DX II譲り、操作性は従来の5D系を踏襲しつつタッチパネルやボタンの追加がされています。

キヤノンのメインストリームとして相応しい性能と操作性を兼ね備える一眼レフカメラですね。

6D Mark IIが「写真撮影を楽しむための万能モデル」だとしたら、5D Mark IVは「写真活動に応えるプロモデル」。限られた条件の中で確実に写真を収めたい場合、信頼性や操作性を重視するなら5D Mark IVをチョイス。ゆとりある時間や空間を使って創作活動をするのならば6D Mark IIの方がオススメ。

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