ニコン「D780」と「D750」の外観・スペックの違い

• 赤外線リモコンの受光部が無い
• AF補助光が無い（セルフタイマーランプのみ）
• 内蔵フラッシュ無し

赤外線リモコン非対応のため、有線レリーズかWR-R10/T10を使用する必要があります。どちらも防塵防滴仕様を損なう可能性があるので気を付けたいところ。また、内蔵フラッシュ非搭載のため、D750内蔵フラッシュで利用できたコマンダー機能を使うことが出来ません。フラッシュ遠隔操作にはコマンダーが必要となります。

• infoボタンとiボタンの場所が入れ替わる
• 静止画・動画・ライブビュー切替スイッチが移動
• サブセレクター無し
• AF-ONボタン追加
• 接眼目当て DK-21からDK-31に変更

操作性に若干の改善が見られるものの、サブセレクターは非搭載です。同じ価格帯のミラーレス「Z 6」が搭載していたことを考えると、D780にも導入してほしかったところ。

• REC・露出補正・測光ボタンの配置変更
• シーンモード・発光禁止モードが無い

最新世代のニコン機らしいボタン・モードダイヤル配置となっています。D750の操作性に慣れている場合は注意が必要です。

• 新たに裏面照射型2450万画素CMOSセンサーを導入
• ×1.2クロップが無い
• 1：1・16：9アスペクト比の導入

ミラーレス「Z 6」にも搭載している裏面照射型CMOSセンサーを採用、ダイナミックレンジや高感度ISO性能の改善が期待できます。他機種に採用されている同型センサーの評価を見る限りでは、ローパスフィルターの効果が抑えられているはず（水平のみ）。

• EXPEED 6の導入
  ・進化したピクチャーコントロール
  ・解像感・ノイズ特性の向上
  ・7コマ秒連写の実現
  ・4K UHD 30pの実現
  ・回折補正対応
• SD UHS-IIに対応

ニコン最新の画像処理エンジンを搭載。一新された作画機能や4K動画の実装、ライブビューAFシステムなどに役立っています。UHS-IIに対応したのでバッファクリア速度が大きく改善しています。

• 18万画素RGB測光センサーの導入
  ・アドバンストシーン認識システムの向上
  ・オート・3Dトラッキング時の自動制御向上
  ・フリッカー低減機能対応
  ・測光範囲拡大

新型測光センサーを採用しており、光学ファインダーでの認識性能が向上、さらにフリッカー低減機能にも対応しています。

• アドバンストマルチCAM 3500IIオートフォーカスセンサーモジュール
  （D750と同じ）
• D5のAFアルゴリズムを最適化して導入
• ライブビュー時に像面位相差AFに対応したハイブリッド方式
  ・273点
  ・-5?+19EV
  ・測距エリアに「ピンポイント」「ダイナミック」追加
  ・瞳AFに対応
• 自動AF微調節機能の導入
• ミラーバランサー搭載
  ・ファインダー像の揺れを抑制

大きく進化したのはライブビューAF。ニコン一眼レフとしては初めて像面位相差AFに対応したライブビューとなっています。ライブビューを使った静止画・動画撮影が多いのであれば重要なポイント。

• 高速シャッター 1/8000秒に対応
• Mモード時に最長900秒に対応
• ライブビュー時に電子シャッター撮影対応
• メカシャッター時のコマ秒速が0.5コマ向上
• ライブビュー時に12コマ秒の追従連写対応
• バッファが約5倍
• 同程度のシャッター耐久

• 同程度の光学ファインダー
• モニターの高解像＆タッチパネル化
• iメニューはカスタマイズ可能

• MP4出力に対応
• 4K UHD動画に対応（~30p）
  ・クロップ無し・有りどちらにも対応
• FHD 120pに対応
• N-Log対応
• 動画撮影時にハイブリッドAF使用可能

• Creative Picture Control対応
• スペシャルエフェクト時にRAW出力対応
• ホワイトバランス「自然光オート」
• ミドルレンジシャープネス対応

• USB 3.0 C端子導入
• 5GHz帯のWiFiに対応
• Bluetooth 4.2に対応
• 内蔵フラッシュ非搭載

• 縦位置グリップ非対応
• CIPA準拠の撮影枚数増加
  （ただし、フラッシュ非搭載が影響している可能性あり）
• ボディサイズ・重量はほぼ同じ