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オリンパス「Tough TG-6」と「Tough TG-5」の違いを現役TG-5ユーザーが見比べる

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このページでは「Tough TG-6」と「Tough TG-5」の外観やスペックの違いを現Tough TG-5ユーザーの目線から見比べています。TG-5のマイナーチェンジと言われているTough TG-6が買いかどうか見てゆきましょう。

更新履歴

  • 2019-06-14:ISO感度設定に「ISO限界 低速限界設定」の項目があることを確認。比較表に追加しました。従来シャッタースピードの調整が難しかったToughシリーズにおいて大きな追加機能と言えそうですね。
  • 2019-05-25:ご指摘を受けて一部項目を修正しました「ボディ厚みの差 5mm → 0.5mm」(ご指摘ありがとうございました。)
  • 2019-05-24:海外で先行発表されたのでさっそくTough TG-5との比較ページを作成しました。Tough TG-5ユーザーとして乗り換えに値するかどうかじっくり見比べてみたいと思います。既存Toughユーザーでなくとも、少し値下がりしたTough TG-5を買うか、新品のTough TG-6を買うかの参考となるはず。

外観の違い

サイズ

全体的に外装のアップグレードはほぼ無し。当然ながらボディサイズやタフネス性能に大きな変更点はありません。ただし、モニターが変更されたためかボディの厚みが0.5mmほど厚くなっています

TG-6の登場に合わせて「シリコンジャケット CSCH-127」「PT-059水中ケース」も発表されました。前述した通り、僅かにモニターの厚みが僅かに増しているのでTG-5対応のCSCH-126やPY-058は使い回さず、TG-6対応製品を使ったほうが良さそうです。(海外公式の仕様表を見る限り、TG-5対応の「PT-058」はTG-5のみとなっています。)

正面

オリンパスのロゴやモデルネームが保護色となり目立ちにくくなっています。他の点で特に意匠の変更はありません。

TG-5まで対応してきたレンズ周辺部アクセサリーは従来通り問題無く利用可能となっています。

LB-T01レンズバリア登場

TG-6の登場に併せて「LB-T01レンズバリア(別売りオプション)」が発表されました。装着時に周辺部のリングを回転させることでレンズバリアでレンズを保護することができるようです。

従来までは社外製のスライド式レンズバリアが存在しましたが、こちらのほうがスッキリとしたデザインで見た目も良いですね。(LEDライトの照射角と干渉するためマクロモードでライトを使用すると影が出来てしまう模様)

背面

ぱっと見はTG-5と比べて大きな変更点はありません。モニターが46万ドットから104万仕様に変更されているため、実使用では違いが分かるかも。よく見比べてみると、モニターのベゼルが少し太くなっているように見えます。

モードダイヤルを見て分かるように基本仕様は従来通り。個人的にはシャッタースピード優先やマニュアルモードを実装して欲しかったところ…。

上面

正面・背面と同様、ほぼ変化はありません。モニター変更により少しだけ厚みが増しているようです。

左側面

上面同様、違いは見当たりません。

防水プロテクター

寸法と操作部材は全く同じですが、背面のクリアだった部分がフロスト仕上がりとなりました。これが実使用でどのような変化を生むのかは不明。

前述した通り、TG-6の厚みが若干増しているので内部はTG-6に最適化されているのだと思われます。

スペックの違い

レンズ

P/Aモードで直マクロ対応

レンズユニットに大きな変更点はありませんが、P/Aモード時でも0.01mの最短撮影距離に対応した模様。

いちいち顕微鏡モードへ移行する手間が無くなった他、F値を固定してマクロ撮影が出来るようになったのは地味に大きい。(従来までは顕微鏡モードでプログラムオート固定となってしまうため、フラッシュ使用時にF値が跳ね上がる傾向がありました)

イメージセンサー

センサーはTG-5と同じ1/2.33型の裏面照射型1200万画素CMOSセンサーを使用している模様。従来通りですが、防水コンデジの中では画質の良いセンサーなので良しとしましょう。

従来通りセンサーシフト式の2.5段手ぶれ補正を搭載しています。

センサー保護ガラス面にARコーティング

オリンパスのミラーレスでも導入が進んでいるセンサー保護ガラス面のARコーティングがTG-6にも採用されたようです。

TG-5が採用していたかどうかは不明ですが、ARコーティングによりセンサー面由来のゴーストやフレアが抑えられる模様。レンズ由来の色収差やゴーストは別問題で根本から解消は出来ないかもしれません。とは言え公式の例(下部)を見る限りでは、ある程度の問題緩和が見込めそうですね。

プロセッサー

TG-5と同じ画像処理エンジン「TruePic VIII」を搭載。イメージセンサーと画像処理エンジンがTG-5と同じとなるため、大幅な画質改善は期待しないほうが良さそうです。

基本仕様に変更点はありませんが、前述したようにP/Aモード時のマクロ撮影や後述する作画機能や露出モードの変更点など部分的にソフトウェアに改善が見られます。

露出

水中顕微鏡モード追加

水中でも1cmまで近寄って撮影することが出来る顕微鏡モードが追加されました。これにより、より小さな海洋生物をクローズアップして撮影することが可能となっています。

低速限界設定を実装

従来のToughシリーズで悩みの種だったのが「シャッタースピード優先モードが無い」こと。これにより、動く昆虫や風に揺らぐ植物を撮影する時に被写体ブレを起こす場合が多々ありました。

TG-6もシャッタースピード優先モードは実装されなかったものの、ISO設定項目に「低速限界設定」が追加されています。これは設定したシャッタースピードを割り込むと、スピードを維持するためにISO感度を優先的に上げることが出来る機能。これで被写体ブレを意図的に抑えることが出来るようになりました。

個人的には非常に大きな改善点と感じます。

作画機能・フラッシュ

TG-6 TG-5
HDR撮影 対応 対応
多重露光 - -
インターバル撮影 対応
最大299コマ
対応
最大299コマ
ブラケット フォーカス・HDR フォーカス・HDR
フラッシュ 搭載 搭載
フラッシュ機能 オート
赤目軽減オート
強制発光
赤目軽減強制発光
スローシンクロ
赤目軽減スローシンクロ
発光禁止
コマンダー
オート
赤目軽減オート
強制発光
赤目軽減強制発光
スローシンクロ
赤目軽減スローシンクロ
発光禁止
コマンダー
その他機能 深度合成
(3~10枚)
LVコンポジット
タイムスタンプ
2倍テレコン
通常時対応
深度合成
(8枚)
LVコンポジット
ボディ内RAW現像 限定対応 限定対応
仕上がり設定 8種 8種
プロファイル調整機能 コントラスト
彩度
シャープネス
コントラスト
彩度
シャープネス
ホワイトバランス オート
プリセット6種
水中3種
ワンタッチWB
CWB
オート
プリセット7種
ワンタッチWB
CWB
デジタルフィルター 16種 14種

フラッシュはTG-5から導入されたコマンダー機能を引き続き実装しています。基本的なフラッシュ仕様は同様の模様。

深度合成の柔軟性向上

TG-5は8枚固定の合成機能でしたが、TG-6では「3~10枚」と選択肢が広がっています。被写界深度調整の自由度が高まった他、合成枚数が少なくなった時には処理時間の短縮が期待できます。

通常時の2倍テレコン

TG-5は顕微鏡モード時のみ×2・×4デジタルテレコンを使用可能でしたが、TG-6では通常時でも2倍テレコンが利用可能です。これにより、35mm判換算で200mmとなる画角の撮影が出来るようになっています。

水中ホワイトバランス3種とArtフィルターの追加

TG-5のホワイトバランス「水中」がさらに細分化され、「水中:浅い」「水中:中程度」「水中:深い」の3択となりました。これによりそれぞれの深度で最適な色再現が可能となっています。

Artフィルターにはここ最近のミラーレス追加された「ブリーチバイパス」「ネオノスタルジー」が追加されています。どちらもTG-5には実装されていません。

タイムスタンプ機能

静止画に日付と時刻を刻印することが可能となりました。デジタル写真を自宅でL判にプリントすると「あれ?いつ撮った写真だったかな…」と感じる人も多いはず。そんな人にとってタイムスタンプで静止画(JPEG)に日付を刻印することができる機能は便利と感じることでしょう。個人的には家族写真・記録写真で重宝しています。

オートフォーカス

フォーカス性能は確認する限りでTG-5と全く同じ仕様です。

ただし前述した通り、TG-6はP/Aモード時に0.01mまでピントが合う仕様となっています。これにより、オートフォーカスが(ピント合わずに)迷った場合TG-5よりも動作が遅くなる可能性があります。

ドライブ

ドライブ性能は確認する限りでTG-5と全く同じ仕様です。

モニター

モニターが高解像度化

使い勝手の面でTG-5から最も大きく進化したポイント。

従来の46万ドットと比べて倍以上となっているのでTG-5以前のユーザーからすると違いを感じるかもしれません。とは言え、これでようやく他社並と言ったところですが…。

参考:競合カメラのモニター解像度
  • COOLPIX W300=92万ドット
  • RICOH WG-6=104万ドット
  • Fine Pix XP140=92万ドット
  • LUMIX FT7=104万ドット

動画

動画性能は確認する限りでTG-5と全く同じ仕様です。動画の連続撮影時間は従来通り29分までの模様。

インターフェース・通信機能

インターフェース・通信性能は確認する限りでTG-5と全く同じ仕様です。個人的にはそろそろBluetoothを搭載して欲しいところ。

参考:Bluetooth搭載防水カメラ
  • FinePix XP140
  • COOLPIX W300

電源

電源性能は確認する限りでTG-5と全く同じ仕様です。

今回の比較おさらい

Tough TG-6のポイント

  • ほぼ変化の無い外装=既存アクセサリー利用可能:Note
    (ただし、ボディジャケット・水中プロテクターは互換性注意)
  • P/Aモードで0.01mのマクロ撮影が可能:Good
  • センサー保護ガラス面にARコーティング:Good
  • ISO低速限界速度設定の実装:Good
  • センサー性能・画像処理エンジンはTG-5と同等:Note
  • 水中顕微鏡・ホワイトバランス3種で水中適正向上:Good
  • 深度合成枚数が3~10枚と自由度の向上:Good
  • タイムスタンプ・2倍テレコンの実装:Good
  • 「ブリーチバイパス」「ネオノスタルジー」の実装:Good
  • モニターの高解像度化:Good
  • AF・ドライブ・動画・通信機能・電源周りに変化無し:Bad
管理人の期待度
90%

ぱっと見はマイナーチェンジモデルですが、じっくり見比べてみると色々と使いやすくなったニューモデルである模様。

個人的にグッと来たのは「P/Aモード時のマクロ撮影」「ARコーティング」「タイムスタンプ」「モニターの高解像化」「低速限界設定」。特にタイムスタンプは家族写真で地味に重宝するためありがたい。できればOM-Dシリーズにも実装して欲しいところ。また、低速限界設定の実装により被写体ブレを意図的に低減することが出来るようになったのはかなり大きい。

TG-5からハード面で大きな変更点は少ないものの、ソフト的な改善点が多いのでTG-6の価格次第では乗り換え予定。TG-5から価格据え置きで登場するのであれば予約販売と同時に注文したい(そしてTG-5はクラウド防湿庫へと旅立つ)。

TG-6の変更点が気にならないのであれば、新品在庫で安くなったTG-5をゲットするのも一つの手。私のようにTG-6乗り換えに伴いTG-5を手放す人もいるだろうから中古市場が賑わうはず…。

とは言ったものの、Toughシリーズは価格変動が少ない珍しいモデル。TG-5との差額はそう大きくないと思われるので、今から新品を買うならTG-6がおススメ。

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