このページでは「X-H2」と「X-H2S」の外観やスペックの違いを見比べています。
更新履歴
- 2022-09-12:富士フイルムが「X-H2」を正式発表したので「X-H2S」とスペックや外観を見比べるページを作成しました。ひとまず現時点での情報をざざっと追加。
Index
基本情報と価格の確認
X-H2 | X-H2S | |
発売日 | 2022年9月29日 | 2022年7月14日 |
希望小売価格 | オープン | オープン |
初値 | ?311,850 | |
商品ページ | 商品ページ | 商品ページ |
仕様表 | 仕様表 | 仕様表 |
説明書 | 説明書 | 説明書 |
データベース | データベース | データベース |
X-H2
ポイント
- 超高解像 X-Trans CMOS 5 HRセンサー搭載
- ISO 125(拡張ISO感度 64)対応
- 1/180000秒の高速電子シャッターに対応
- 8K 30pに対応
- ピクセルシフトマルチショットに対応
- 少し安い
FUJIFILM X-H2 ボディ | |||
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FUJIFILM X-H2 XF16-80mmレンズキット | |||
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X-H2S
ポイント
- 超高速 X-Trans CMOS 5 HSセンサー搭載
- -1/125秒の電子シャッターによるフラッシュ同調に対応
- 毎秒40コマの連続撮影に対応(電子シャッター)
- プリ連写で最大40枚の撮影が可能
- 4K 120pに対応
- バッテリーライフが僅かに良好
- RAWのファイルサイズが小さい
X-H2S | |||
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ポイント
- 画質:X-H2は遥かに高解像で風景写真や物撮り、伸ばして使用する商業撮影に適している。高ISO感度のノイズ耐性差は今のところ不明。
- オートフォーカス:同等のAFシステムを搭載しているが、センサー読み出し速度の差からX-H2Sのほうが良好と推測。
- 使いやすさ:同じコントロール、同じシステムを採用。
- 携帯性:同じボディサイズ、重量で携帯性の差は皆無。
- 価格:X-H2のほうが少し安い。X-H2Sの利点が気にならなければコストパフォーマンスはX-H2のほうが良好。
- 拡張性:同じアクセサリーを利用可能。
外観の違い
正面
背面
上面
*X-H2の上部画像は今のところありません。基本的にX-H2Sと全く同じデザインと思われます。
側面
スペックの違い
イメージセンサー
X-H2 | X-H2S | |
センサーサイズ | APS-C | APS-C |
センサー形式 | X-Trans CMOS 5 HR | X-Trans CMOS 5 HS |
有効画素数(万画素) | 4020万画素 | 2616万画素 |
最大記録画素 | 7728 x 5152 | 6240x4160 |
アスペクト比 | 3:2 16:9 1:1 |
3:2 16:9 1:1 |
ローパスフィルター | - | - |
手振れ補正(補正段数) | 5軸7.0段 | 5軸7.0段 |
光学IS連携(補正段数) | 対応 | 対応 |
除塵機能 | 超音波 | 超音波 |
X-H2は新開発の高解像APS-Cセンサーを搭載。高解像な静止画・動画撮影を利用可能で、トリミングやクロップで高い耐性を発揮。ただし、積層型CMOSセンサーのX-H2Sほど高速性は無いのでローリングシャッター歪みを受けやすい点には注意が必要です。ボディ内手ぶれ補正ユニットは同じですが、高解像であるX-H2のほうが(4000万画素の解像性能を活かすのであれば)手ぶれに対して繊細と考えて間違いないでしょう。
プロセッサー
X-H2 | X-H2S | |
画像処理エンジン | X-Processor 5 | X-Processor 5 |
RAW出力形式 | 非圧縮 ロスレス 圧縮 14bit |
非圧縮 ロスレス 圧縮 14bit |
TIFF出力 | TIFF 8/16bit HEIF 4:2:2 10bit |
TIFF 8/16bit HEIF 4:2:2 10bit |
記録メディア | SD UHS-II CFexpress B |
SD UHS-II CFexpress B |
メディアスロット | 2 | 2 |
露出
X-H2 | X-H2S | |
測光方式 | 256分割測光 | 256分割測光 |
測光範囲 | マルチ スポット アベレージ 中央重点 |
マルチ スポット アベレージ 中央重点 |
露出モード | P/A/S/M | P/A/S/M |
常用ISO感度 | 125?12800 | 160?12800 |
拡張ISO感度 | 64 80 100 125 25600 51200 |
80 100 125 25600 51200 |
露出補正 | ±5 | ±5 |
フリッカー低減 | 対応 | 対応 |
DR補正 | 3段階 | 3段階 |
X-H2はわずかながらベースのISO感度・拡張ISO感度が低くなっています。
オートフォーカス
X-H2 | X-H2S | |
AF方式 | ハイブリッド | ハイブリッド |
測距点(位相差) | 425点 | 425点 |
測距輝度範囲 | -4EV コントラスト -7EV 像面位相差 F1.0 レンズ装着時 |
-4EV コントラスト -7EV 像面位相差 F1.0 レンズ装着時 |
フォーカスモード | S-AF C-AF MF |
S-AF C-AF MF |
測距エリアモー | シングル (可変) ゾーン (可変) ワイド トラッキング |
シングル (可変) ゾーン (可変) ワイド トラッキング |
顔検出 | 対応 | 対応 |
瞳検出 | 対応 | 対応 |
追従特性カスタマイズ | 被写体保持特性 速度変化特性 ゾーンエリア特性 |
被写体保持特性 速度変化特性 ゾーンエリア特性 |
被写体検出機能 | 動物 鳥 車両 航空機 鉄道 |
動物 鳥 車両 航空機 鉄道 |
縦/横位置切替 | 対応 | 対応 |
MFアシスト | 距離指標 被写界深度 ピーキング D.スプリット |
距離指標 被写界深度 ピーキング D.スプリット |
基本的には同じAFをシステムを搭載。ただし、センサースキャンレートが高速なX-H2Sのほうが応答性の高いAFを期待できます。(この辺りは実機の比較レビュー待ち)
ドライブ
X-H2 | X-H2S | |
シャッター速度 | 15分-1/8000秒 | 15分-1/8000秒 |
電子先幕シャッター | 15分-1/8000秒 | 15分-1/8000秒 |
電子シャッター速度 | 15分-1/180000秒 | 15分-1/32000秒 |
フラッシュ同調 | -1/250秒 メカ | -1/250秒 メカ -1/125秒 電子 |
高速連続撮影 AF/AE固定 | 約20コマ/秒:電子 (×1.29クロップ) 約15コマ/秒:メカ |
約40コマ/秒:電子 約15コマ/秒:メカ |
高速連続撮影 AF/AE追従 | 約20コマ/秒:電子 (×1.29クロップ) 約15コマ/秒:メカ |
約40コマ/秒:電子 約15コマ/秒:メカ |
連続撮影枚数 | 20fps ロスレスRAW 1000コマ 非圧縮RAW 202コマ |
40fps ロスレスRAW 170コマ 非圧縮RAW 140コマ |
特殊連写 | - | - |
低速限界設定 | 対応 | 対応 |
プリ連写機能 | プリ連写 20枚 | プリ連写 40枚 |
セルフタイマー | 2/10秒 | 2/10秒 |
X-H2は電子シャッター時に1/180000秒の超高速シャッターを利用可能。F1.0のような大口径レンズをNDフィルター無しで使いやすくなっています。この機能をX-H2Sもファームウェアアップデートで利用できるようになるのか不明。その一方でX-H2Sは積層型CMOSセンサーにより電子シャッターでも最大1/125秒のフラッシュ同調速度に対応し、秒間40コマの高速連写を実現しています。また、プリ連写の撮影枚数が2倍となっているので、瞬間的な撮影にはX-H2Sが適しています。
ファインダー・モニター
X-H2 | X-H2S | |
ファインダー方式 | 0.5型 OLED | 0.5型 OLED |
ファインダー解像度 | 576万ドット | 576万ドット |
視野率 | 約100% | 約100% |
アイポイント(mm) | 約24mm | 約24mm |
最大ファインダー倍率 | 0.80倍 | 0.80倍 |
視度調整範囲 | - 5?+3m-1 | - 5?+3m-1 |
リフレッシュレート | ~240fps | ~240fps |
備考 | ||
モニター形式 | TFTカラー | TFTカラー |
モニター解像度(ドット) | 162万 | 162万 |
モニターサイズ | 3.0型 | 3.0型 |
可動方式 | バリアングル | バリアングル |
タッチパネル | 対応 | 対応 |
備考 | 1.28型サブモニタ 冷却ファン対応 |
1.28型サブモニタ 冷却ファン対応 |
動画
X-H2 | X-H2S | |
映像記録方式 | MPEG-4 AVC/H.264 HEVC/H.265 Apple ProRes 422/HQ/LT ALL-I LGOP |
MPEG-4 AVC/H.264 HEVC/H.265 Apple ProRes 422/HQ/LT ALL-I LGOP |
音声記録方式 | LPCM AAC |
LPCM AAC |
記録形式 | MOV MP4 |
MOV MP4 |
8K | 29.97p | - |
4K | 6.2K 29.97p DCI 4K 59.94p 4K 59.94p |
6.2K 29.97p DCI 4K 59.94p 4K 59.94p |
FHD | 59.94p | 59.94p |
ハイスピード | FullHD 240fps | 4K 120fps FullHD 240fps |
動画クロップ | 8K 全幅 4K 全幅 FHD 240p ×1.23 |
4K 60p 全幅 4K 120p ×1.29 FHD 240p ×1.38 |
連続撮影制限 | 240分 4K 60p | |
外部出力 | 8K ProRes RAW BRAW 4:2:2 10bit |
6.2K ProRes RAW BRAW 4K 120p 4:2:2 10bit |
動画プロファイル | F-log2 | F-log2 |
電子手ぶれ補正 | 対応 | 対応 |
X-H2は高解像センサーを利用した8K動画撮影に対応。さらに8Kオーバーサンプリングの6.2Kや4K動画撮影も可能となっています。その一方でX-H2Sは4K 120p(×1.29クロップ)や4K 60pまでの全幅オーバーサンプリングに対応しています。
作画機能
X-H2 | X-H2S | |
HDR撮影 | あり | あり |
多重露光 | 9枚 加算 加算平均 比較明合成 比較暗合成 |
9枚 加算 加算平均 比較明合成 比較暗合成 |
インターバル撮影 | 撮影間隔 撮影回数 開始時刻設定 露出平準化 |
撮影間隔 撮影回数 開始時刻設定 露出平準化 |
高解像撮影 | ピクセルシフト | |
ブラケット | AE/Film/DR/ISO/WB | AE/Film/DR/ISO/WB |
ボディ内RAW現像 | 対応 | 対応 |
レンズ補正 | 歪曲 周辺減光 色収差 手動レンズ補正 |
歪曲 周辺減光 色収差 手動レンズ補正 |
仕上がり設定 | 19種 | 19種 |
プロファイル調整機能 | シャープ 彩度 コントラスト グレインエフェクト カラークロームエフェクト カラークロームブルー モノクロカラー 明瞭度 |
シャープ 彩度 コントラスト グレインエフェクト カラークロームエフェクト カラークロームブルー モノクロカラー 明瞭度 |
ホワイトバランス | AWB ・白優先 ・雰囲気 晴れ 日陰 蛍光灯1?3 電球 水中 色温度 オート |
AWB ・白優先 ・雰囲気 晴れ 日陰 蛍光灯1?3 電球 水中 色温度 オート |
デジタルフィルター | 8種 | 8種 |
X-H2のみセンサーシフト式のピクセルシフトマルチショットに対応。X-H2Sもファームウェアアップデートで対応するのか今のところ不明。
インターフェース
X-H2 | X-H2S | |
デジタル端子 | USB-C USB3.2 Gen2x1 |
USB-C USB3.2 Gen2x1 |
特殊端子 | - | - |
シンクロ端子 | あり | あり |
HDMI端子 | A | A |
外部マイク端子 | 3.5mm | 3.5mm |
ヘッドフォン端子 | 3.5mm | 3.5mm |
リモコン端子 | 2.5mm | 2.5mm |
ワイヤレスリモコン | ||
WiFi | 802.11a/b/g/n/ac | 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.2 | 4.2 |
NFC | - | - |
GPS | - | - |
環境センサー | - | - |
テザー撮影 | WiFi/有線 | WiFi/有線 |
電子水準器 | 2軸 | 2軸 |
電源・ボディ
X-H2 | X-H2S | |
バッテリー | NP-W235 | NP-W235 |
縦位置グリップ | VG-XH FT-XH |
VG-XH FT-XH |
USB充電 | 対応 | 対応 |
USB給電 | 対応 | 対応 |
撮影可能枚数ファインダー | 約540枚 | 約580枚 |
ボディサイズ 幅 | 136.3 | 136.3 |
ボディサイズ 高 | 92.9 | 92.9 |
ボディサイズ 奥 | 84.6 | 84.6 |
質量(メディア・バッテリー含) | 約660g | 約660g |
質量(ボディのみ) | 約579g | 約579g |
防塵防滴 | 対応 | 対応 |
動作温度 | -10℃?+40℃ | -10℃?+40℃ |