2024年6月11日付けでコシナの気になる特許出願が公開。「18mm F1.4」と超広角大口径レンズを想定した光学系の実施例を複数掲載しています。
概要
- 【公開番号】P2024078495
- 【公開日】2024-06-11
- 【発明の名称】超広角大口径レンズ
- 【出願番号】P 2022190904
- 【出願日】2022-11-30
- 【出願人】
【識別番号】391044915
【氏名又は名称】株式会社コシナ- 【背景技術】
【0002】
従来、画角が広角となり、かつある程度の明るさを確保した広角レンズとしては、特許文献1に記載される大口径広角レンズが知られている。- 【0005】
しかし、上述した特許文献1に開示される大口径広角レンズは、次のような問題点も存在した。- 【0006】
第一に、一般に一眼レフ用の広角レンズは、バックフォーカスの確保が難しいため、レトロフォーカス方式による構成がいわば必須の条件となる。特許文献1の場合も同様であり、バックフォーカスを確保する必要性から光学全長が長くなり、レンズ全体が大型化する傾向がある。さらに、バックフォーカスの確保が制約されるため、大口径でより広い画角を得ることができない問題もある。結局、超広角側におけるF値は実用的な大きさを考慮することも多いため、暗い環境下での需要を満足することができない難点があった。- 【0007】
第二に、スチルカメラを利用して動画を撮影するケースも増えているため、動画に適したレンズの需要も増えている。このような用途に使用するレンズでは、フォーカシング時の画角変化の少ないことが望ましい。特許文献1の場合、比較的バックフォーカスが長くなるため、仮に、バックフォーカスを短くして小型化した際には、画角変化の影響を受けやすくなる虞れがある。- 【0008】
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決した超広角大口径レンズの提供を目的とするものである。実施例1
- 焦点距離:18.5
- F値:1.46
- 半画角:50.6
- 全長:128.00
複数の実施例を掲載していますが、全てが「FF 18mm F1.4」を示しているようです。複雑な光学系ですが、歪曲収差は強めに残存しているのでカメラ側での補正が前提でしょうか?球面収差や歪曲収差はフレーム周辺までしっかりと補正している模様。天体や夜景の撮影に適した性質のレンズと言えるかもしれませんね。このようなレンズが実際の製品としてリリースされるのかは今のところ不明。
広告
*手動広告を試験的に導入しています。
期間限定セール
- 【セール】Ulanzi 10周年記念 最大40%オフ
【セール】Amazon スマイルSALE / まとめ記事
アウトレットなど
キャッシュバック
新製品
- FUJIFILM X half 正式発表
- パナソニック LUMIX S 24-60mm F2.8 予約販売開始
- パナソニック LUMIX S1II・LUMIX S1IIE 予約販売開始
- DxO PureRAW 5:(ソフト紹介ページ)
- シグマ 16-300mm F3.5-6.7 DC OS|C E・L 予約販売開始
- Sigma BF & I Series シルバーモデル 予約販売開始
- ニコン Z5II 予約販売開始
- VILTROX AF 50mm F2 E・Z 販売開始
- EOS R50 V / RF-S14-30mm PZ / RF20mm F1.4 VCM
カメラメーカー直販・店舗リンク(楽天市場)
特許関連記事
- キヤノン「70-200mm F4 IS」「APS-C 18-50mm F4 IS」インナーズーム光学系の特許出願
- キヤノン「200-400mmF4」「200-500mm F5.6」を想定したような光学系の特許出願
- タムロン「100-400mm inner zoom」「28-400mm F3.5-6.3」「50-500mm」光学系の特許出願
- 富士フイルム「14-26mm F5-7」「12-26mm F5-6.8」光学系の特許出願
- シグマ 500mm F5.6 DG DN OS用と思われる光学系の特許出願
- キヤノン 1.4型向けと思われる「9.5mm F2.8」「11.7mm F2.8」光学系の特許出願
- リコー「16mm F2.8」「17mm F2.8」「18mm F2.8」を想定したと思われる光学系特許出願
- キヤノン「20-40mm F2.8」「20-50mm F4」インナーズーム光学系の特許出願
- キヤノン「20-60mm F4 PZ」「18-45mm F4 PZ」「16-35mm F4 PZ」光学系の特許出願
- ソニー「800mm F5.6」「400mm F4」を含む超望遠の光学系に関する特許出願