「X-M5」と「X-E4」の外観やスペックの違い

センサーは同じながら、X-E4より新世代のプロセッサを搭載。被写体検出に対応する最新のAFシステムを実装し、素早く被写体にフォーカスできる仕様。さらに6.2Kのオープンゲート撮影や4K 60p、HDMI 12bit RAW、低ビットレート動画など、様々な画質で動画撮影が充実。Vlog系の撮影機能も強化されています。

バッテリーライフこそ低下していますが、ファインダーが必要なければX-E4を選ぶ必然性は低め。操作性はP/A/S/M モードダイヤルを搭載しており、X-E4よりも難易度が低めで取っつきやすいのが特徴。

最新モデルのX-M5と比べると、AFや動画機能で比べると厳しい。ただし、ファインダーを搭載し、さらに高解像のチルトモニタで撮影中の視認性はX-M5よりも良好。AFや動画撮影を必要としない場合、例えばMFレンズ用のカメラとしては十分に現役と言える製品。基本的なセンサー画質はX-M5と大差ありません。

操作性はX-M5よりも玄人向けで、モードダイヤルが無いので各ダイヤル操作で切替や設定の変更が必要。これを好む人がいることも事実ですが、初心者にはおススメしにくい。

問題は富士フイルムが既にX-E4の生産を終了しており、新品在庫を手に入れられる可能性が非常に低いこと。また、中古市場は価格が高騰（参考：マップカメラで20万円前後）しているため、X-M5との差額を考慮するとおススメしにくい。