Nikon D850のオートフォーカスを使いやすくする!
フォーカスポイントの循環
初期設定ではフォーカスポイントがフレームの端にある場合、さらに左へ移動させようとしても動きません。
そして、この位置から右端までフォーカスポイントを移動させようと思うと面倒くさいですよね?
それを一瞬で可能にする機能が初期設定では封印されています。
カスタムメニューの「a11:フォーカスポイントの循環選択」が初期設定で「しない」となっているので、これを「する」に設定します。
すると左端にあったフォーカスポイントをさらに左へ動かすと瞬時に右端へ移動します。
同じように右から左、上から下なども対応可能。
縦/横位置フォーカス切替
ちょっと特殊用途ですが、カメラを横向きに構えた時と縦向きに構えた時とでフォーカスエリアの範囲や位置を分けることが可能です。
これも初期設定では封印されているため、必要であれば解き放ちましょう。
カスタムメニューの「a7:縦/横位置フォーカス切替」を選択。
「フォーカスポイント」のみの場合はエリアを拡大、縮小することなく”位置だけ切り替える”機能。
「フォーカスポイントとAFエリアモード」は位置とAFエリアを同時に切り替える機能です。例えば横持では1点AF・、縦持ちでは3Dトラッキングと言った組み合わせも可能。
設定を「オン」にしたらファインダーを覗きながら縦持ちでフォーカスエリアやポイントを指定します。
これで横持ちの時と設定が切り替わる。
面白いことに、左に傾ける時と右に傾ける時とで設定を変えることが可能。つまり左・通常・右という3パターンの設定が可能となります。
注意点は…
- 設定パターンはカスタムメニューA?D共通(ただし、切替機能のオンオフは可能)
- カメラを上下に傾けていると左右に傾けた時の反応角度に変化がある。しかし、予想していたよりは正確で素直な反応。
フォーカスポイントの中央リセット
左端や右端にあるフォーカスポイントを素早く中央へ戻したい時に便利な機能。
ただし、初期設定ではボタンに配置されていないので設定する必要がある。
カスタムメニュー「f1:カスタムボタンの機能」を選択し、任意のボタン(と言ってもサブセレクターのみ)に「RESET:フォーカスポイント中央リセット」を設定する。
もしくは「f2:中央ボタンの機能」にて撮影モードかライブビューに「RESET」を設定可能。
この機能を有効とすることで、隅に移動したフォーカスポイントがボタン一発で中央へ戻るようになる。
もしも、これを”中央以外で任意のフォーカスポイント”に移動させたい場合は「プリセットフォーカスポイント」を使う。
一時的にAFエリアモードを切り替える
D850には「押している間だけAFエリアを変更できる」モードがある。
それはカスタムメニューの「f1:カスタムボタンの機能」で任意のボタンに「AFエリアモード」を割り当てる。同時にAFも作動させたい場合には下部の「AFエリアモード+AF-ON」を選択する。
自身の使い方で便利な方を選択すればOK。
あとは撮影状態で任意のボタンを押し込むだけ。
例えば「普段はグループAFで、たまにピンポイントにAFを合わせたい」と言うときには「シングル1点AF」を設定しておくと便利ですね。
この状態でサブセレクターを使ったAFエリアの移動も可能。
親指AF
シャッター半押しによるAF作動をオフにして「AF-ON」ボタンでのみ作動するように設定する。
スポーツカメラマンなどAF-Cと連写を多用する人に多い設定ですね。
カスタムメニュー「a8:半押しAFレンズ駆動」を「しない」に設定する。
これでシャッター半押しではオートフォーカスが作動しなくなります。
その後は「AF-ON」を使ってオートフォーカスを作動させる。
カスタムボタンの設定でこのボタンの役割を変えている人は注意。
AFエリアモードの限定
Nikon D850のフォーカスエリアはバリエーションが豊富。
このため、素早くエリアを切り替えようとすると面倒くさい。まったく使わないエリア設定は表示しないようにしておくと良いでしょう。
カスタムメニューの「a9:AFエリアモードの限定」にて指定可能です。
ライブビューで素早く拡大操作を行う
ライブビューを多用する人にオススメ。
初期設定ではライブビュー時の拡大機能はカメラ左側の拡大ボタンを押す必要があります。さらに拡大すると一発で全体表示に戻せないというおまけ付。
これは非常に不便。そこで、ライブビューをより使いやすくするための機能がコチラ。
カスタムメニューの「f2:中央ボタンの機能」にてライブビューの初期設定「RESET」を「拡大画面との切り替え」に変更する。
RESET機能はサブセレクターにも設定可能ですので、敢えて同じ機能を割り当てておく必要は無いでしょう。
一発拡大機能は50%?200%まで微調整可能。一般的な使い方なら50%でも結構便利。マクロ撮影や全身ポートレートで瞳への微調整ならば200%で良いかもしれませんね。
ちなみに、この機能で拡大した場合にもカメラ左側の拡大・縮小ボタンで拡大率の調整が可能。そして、左側のボタンを使って拡大した場合でも中央ボタンで一発復帰が可能となる。非常に便利な機能。
AF-C性能を調整する
AF-C使用時のサーボ特性を調整する機能。
「被写体へピントが合わせ辛いなぁ…」と言うときに検討するべき項目。
オススメ設定は撮影シーンやレンズに依ると思うので言及しません。
項目の詳細については「?」マークをタップすると分かりやすい説明文が表示されます。
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