【評価･作例･情報】軽快でフラッグシップに迫る性能 『FUJIFILM X-T10 』

X-T1を軽快コンパクトでお手頃価格に抑えたミドルクラスのミラーレス一眼カメラだ。

電子ダイヤルを２つ搭載し、それ自体がプッシュボタンとなったりシャッタースピードダイヤルを搭載して同軸上には「アドバンスドSRモード（オートモード）」に瞬時に切り替えることができるレバーが付いている。

私 のオススメはこのオート切り替えレバー。「設定に拘りたくないがオートモードに切り替えるほどでも無い時」が結構ある。そんな時にこのレバー一つでオート モードに切り替えることができるのは便利。モードダイヤルを備えていないX-T1の流れにあって、より使いやすいシステムとなっている。特にカメラに興味 が無い嫁さんに一時的に撮ってもらう時などには重宝するだろう。

コントラストAFの他に像面位相差AFポイントも15点設けているので中央でのAFに限り高速AFを使うことができる。センサーは1600万画素と昨今のAPS-Cサイズのカメラにしては抑え気味なので高感度や手振れにも余裕がある。

惜しむらくは、防塵防滴では無いことと三脚用のネジ穴が光軸上に無いこと。雨風には気を付けると共に、三脚使用は取り付け台座のポイントを調整できるアルカ互換の雲台などを使用すると良いだろう。