2024年2月26日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。「RF24-105mm F2.8 L IS USM Z」と思われますが、中にはインナーズーム構造の「15-60mm F2.8」となりそうな光学系の実施例も含まれています。
概要
- 【公開番号】P2024025100
- 【公開日】2024-02-26
- 【発明の名称】ズームレンズおよび撮像装置
- 【出願日】2022-08-10
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】小型で高変倍比かつ大口径比でありながら、高画質化と高速なズーム操作とを実現させたズームレンズを提供する。
- 【背景技術】
【0002】
撮像装置に用いられるズームレンズとして、小型かつ軽量であり、色収差等の諸収差を良好に補正する高い光学性能を有するズームレンズが要望されている。また、広角端での焦点距離が短く、変倍比が大きく、Fナンバーが小さく大口径比かつ製造が容易なズームレンズが要望されている。また、高速なズーム操作が可能なズームレンズが要望されている。特許文献1には、物体側から像側へ順に、正の屈折力のレンズ群と、負の屈折力のレンズ群と、複数のレンズ群を有する後群とからなるズームレンズが開示されている。- 【0004】
特許文献1に開示されたズームレンズでは、小型で高変倍比かつ大口径比でありながら、高画質化と高速なズーム操作とを実現させることが難しい。- 【0005】
そこで本発明は、小型で高変倍比かつ大口径比でありながら、高画質化と高速なズーム操作とを実現させたズームレンズを提供することを目的とする。実施例1
- 焦点距離:24.72-101.86
- F値:2.90
- 半画角:41.19-11.99
- 像高:
- 全長:212.40
- バックフォーカス:11.98-21.74
実施例5
- 焦点距離:15.45-58.20
- F値:2.90
- 半画角:41.48-13.21
- 像高:
- 全長:143.99
- バックフォーカス:11.90
大部分の実施例は「RF24-105mm F2.8 L IS USM Z」を想定したと思われる光学系となっています。フォーカスレンズは後群における2基のユニットがそれぞれ独立して動くようですね。フローティング方式を採用していることはキヤノン公式ウェブサイトでも言及されています。
実施例5のみ製品化されていない「15-60mm F2.8」を想定したような光学系となっています。同じくインナーズーム構造となっているので「RF15-60mm F2.8 Z」などを検討しているのかもしれません。動画向けの大三元ズームが登場したとしても不思議ではないのかなと。
ただし、今回はあくまでも「RF24-105mm F2.8 L IS USM Z」用だと思われるので、必ずしも「RF15-60mm F2.8 Z」が登場すると断言できるものでは無いと思います。
キヤノン RF24-105mm F2.8 L IS USM Z 最新情報まとめ
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