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中一光学が3つのニコンZマウント用縮小光学系アダプターを正式発表

中一光学がニコンZマウント用の縮小光学系アダプターを正式発表しました。価格はそれぞれ149米ドルで、キヤノンEF・ニコンF・M42マウントに対応。3群4枚構成でEDレンズを1枚使用。倍率は0.726倍。

中一光学：(New) Mitakon Lens Turbo Adapter Mark II For Nikon Z Cameras (APS-C)

  • 対応マウント：EF・F・M42
  • 倍率：0.726倍
  • 構成：3群4枚（EDレンズ1枚使用）
  • 重量：230g

焦点距離を0.726倍に短縮し、APS-Cサイズのカメラであれば、レンズの絞り値を1段分明るくすることが可能。

絞り範囲の拡大と焦点距離の短縮

中一光学 レンズターボアダプターは、光学系を内蔵したアダプターだ。フルサイズ用に設計されたレンズのイメージサークルを、より小さなセンサーのカメラボディでも利用できるようにするための縮小光学系を備えている。レンズのイメージサークルをフル活用するので、センサーに入る光を大幅に増やすことになる。

現在、ニコンZのAPS-Cカメラのクロップファクターは1.52倍だが、レンズターボアダプターを使用すると、クロップファクターが相殺される。例えば、15mmフルサイズレンズは、APS-Cカメラで使用すると22.8mmレンズ（フルフレーム換算）の画角になる。しかし、レンズターボアダプターを使用すると、その画角は16.5mmになる。

ニコンZカメラ用の新しいレンズターボは、フルサイズ用レンズの使用を検討しているZ 50やZ fcユーザーに最適だ。

優れた品質

アダプターの鏡筒には、美しいコーティングが施された金属を使用。金属製のボディに4枚のレンズを装着した重量は、わずか233gだ。他のマウントの同世代のレンズターボアダプターと比較して、レンズリリースノブは側面の小さなノブから水平方向に押し下げるタブに改善している。握りやすくなったと同時に、より強固な感触を得られるようになった。なお、このアダプターには電子接点がない。

ニコンレンズ用絞りリング

ニコンGレンズは、カメラからの電子制御を前提に設計されているため、レンズボディには絞りリングが無い。電子接点がないにもかかわらず、アダプターに絞り制御リングを組み込んだソリューションを提供する。ユーザーはアダプター本体のリングを使って絞りを調整することができる。

画質の維持

このアダプターは、1つの特殊低分散要素を含む4つの要素で構成される洗練された光学設計であり、マスターレンズの画質を維持している。画像の周辺部や隅々まで、ネイティブレンズに迫る性能を発揮する。適合後の画質に妥協する必要はない。

フルサイズ用レンズの画角を維持しつつAPS-Cで使用することが出来る便利なアダプター。フルサイズと同等のボケを実現でき、フルサイズで使うよりも1段明るい状態で使用することが可能。F1.4レンズをF1.0の明るさで使えるのは魅力的ですね。Z fcと組み合わせることで、オールドレンズを本来の画角で使えるのが面白そう。

ただし、Z fc・Z 50はシャッタースピードが1/4000秒までしか対応していないので、明るいレンズを日中に使用する際はシャッタースピードが追い付かない可能性あり（普通のF2.8レンズでギリギリ）。ND8~16のフィルターを用意しておいたほうが良いかもしれません。

手ごろな価格設定ですが、国内での発売時期は不明。焦点工房が代理店となっているので、そのうち発売されると思います。

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