第69回IEEE国際電子デバイス会議でキヤノンが「高速・高精度の全方向オートフォーカスと95dBのDRを実現する」画素ピッチ6μmのCMOSイメージセンサーを紹介している模様。
Imege sensoe world:Image Sensing Topics at Upcoming IEDM 2023 Dec 9-13 in San Francisco
- 第69回IEEE国際電子デバイス会議(IEDM)が12月9日から13日までサンフランシスコで開催される。
- 12月13日(水)のセッション#40では、イメージセンサーに関する最新の進歩について述べた6本の論文が発表される。
- キヤノンは、新しいツイストフォトダイオードCIS構造(画素ピッチ6μm)を導入し、高速・高精度の全方向オートフォーカスと95dBのDRを実現する。
CIS=Cmos Image Sensor
とのこと。
詳細は不明ですが、高速・高精度でAFが動作する新しいCMOSセンサーのようです。「全方向」とあるので、従来の水平方向に加えて垂直方向にも動作するクロスセンサーを意味しているのかなと。像面位相差AFでクロスセンサーを実用化しているミラーレスはオリンパス/OM SYSTEMのみだったはずなので、キヤノンがこのセンサーを実現すると面白い展開。実際のどのようなパフォーマンスを発揮するのか注目ですねえ。
「画素ピッチ6μm」としているので、仮にセンサーがフルサイズセンサーだとすると、2400万画素程度でしょうか?さらに「95dBのダイナミックレンジを実現」とあるので、クロスセンサーとハイダイナミックレンジを両立できる模様。
このようなセンサーが直近の新製品に実装されるのかどうか不明。過度な期待はしないほうが良いのではないかと思いますが、将来的にクロスセンサーを実現したハイダイナミックレンジの2400万画素センサー機が登場するかもしれませんね。
噂のまとめ
カメラ
EOS R1
- EOS R3比で2倍の解像度
- 改良された視線入力AF
2023年春にティーザーが見れるかもしれない2023年後半まで期待できない- 2024年となる可能性あり
- グローバルシャッターの可能性は低い
- EOS R5よりも高解像
- 他社の競合モデルを置き去りにするカメラ
- EOS R3よりも高くなる
- 5400万画素となる?(未知ソース)
- DO超望遠レンズと共に開発発表される可能性あり
- EVF
720万ドット
0.7型 OLED
60~240hzのリフレッシュレート
可変リフレッシュレート
4000nitの明るさ
ブラックアウトフリー
EOS R5 Mark II
- 新型6100万画素 裏面照射型CMOSセンサー
- 62MP / 31MP / 15.5MP 可変解像度
- デュアルDIGIC Xプロセッサ
- DIGIC X2s Processor
- 30fps 電子シャッター連写
- 12fps メカニカルシャッター連写
- 8段分のボディ内手ぶれ補正
- ソニーや富士フイルムに近いピクセルシフトマルチショット
- 2/4/8倍のデジタルテレコン
- R3やR6 IIと同じデュアルピクセルCMOS AF II
- 8K 60pの内部収録(RAWは確認中)
- 4K ~120pの内部収録(オーバーサンプリング)
- 4K 120pよりもフレームレートが大幅に向上する
- FullHD 240p
- フォーカスブリージング補正
- R6 Mark IIと同じ新しい熱対策(8Kで40分以上)
- デュアルCFexpress Type B
- HDMI Aポート
- デュアルUSB-Cポート
- 944万ドット EVF
- 576万ドット 120fps EVF
- 動画撮影に最適な新デザインのバリアングルモニタ
- 視線入力AF
- 改良型バリアングルモニタ
2023年Q2・Canon Rumors自身がこれを否定
- 2024年前半
- 画像サイズを抑えたRAW形式
- 新型バッテリーだがLP-E6と同じ形状
- 新カメラアプリが同時にリリース
RFマウントのシネマEOS?
・EOS C50
・EOS C90
EOS R5 C Mark II
- 2025年
レンズ
その他
- RF-S 大口径単焦点
・EF-M32mm F1.4の移行なら大喜び - TS-R 14mm F4L /TS-R 24mm F3.5L
・EOS R5 Mark IIと同じタイミングになると予想
・50mmが登場しても驚かない - RF 24mm F1.4L USM / RF 35mm F1.2 or F1.4L USM
・ノーコメント - RF 200-500mm f/4L IS USM
・RF100-300mm F2.8の供給が安定したら登場すると予想 - RF 70-200mm F2.8L IS USM インナーズーム
・何度が言及されているレンズ
・EOS R1の登場と同時期は理にかなっている
・現行モデルと併売される
The Camera Insider
- EOS R5 Mark II:2024年2月
- RF35mm F1.2 L 2本:2023年末
過去の情報は「2023年 カメラ・レンズの新製品情報 速報・早見表」を参照してください。
キヤノン関連記事
- シグマがキヤノンRF用ズームレンズのAF動作改善ファームウェアを配信開始
- キヤノン EF35mm F1.4L II USM 生産完了
- シグマ 50mm F1.4 DG HSM 生産完了【更新】
- キヤノンがAPS-C EOS R向け クロッピングガイド機能を追加する有償サービスを提供開始
- EOS R6 Mark IIIはチルト+バリアングルのOLED背面モニタを採用する?
- キヤノン EOS R1・R5 Mark IIが供給不足リストから外れる
- Adobe Camera RAWがα1 IIやZ50II、RF F1.4 L VCMなどに対応
- キヤノン「RF65mm F2 IS」「RF-S50mm F2 IS」「RF-S85mm F2 IS」を想定したような特許出願
- キヤノン「15-50mm F4-6.3」「17-60mm F2.8-5.6」など光学系の特許出願
- キヤノン 薄型広角レンズ「21mm F5.6」「24mm F8」「26mm F3.5」光学系の特許出願