このページではフジフイルムのコンパクトデジタルカメラ「XF10」に関する情報を集めています。
Index
更新履歴
- 2019-05-28:Lesnumeriqueがレビューを掲載しています。
- 2019-02-06:The Phoblographerがレビューを掲載しています。
- 2018-10-24:フォトヨドバシが作例を公開しました。
- 2018-10-07:DPREVIEWがサンプルギャラリーを公開しました。
- 2018-09-14:PhotographyBlogがレビューを公開しました。
- 2018-09-12:PhotographyBlogがサンプルギャラリーを公開しました。
- 2018-08-23:発売日を迎えました。Flickrには既に専用グループページが作成されXF10ユーザーによる投稿が始まっています。
- 2018-07-24:予約販売開始日となりました。追記:カメラのキタムラで出品を確認。
- 2018-07-19:噂通り正式発表されました。現在各種情報を更新中です。
・DPREVIEW プレスリリース/ePHOTOzine 速報/IMAGING RESOURCE ニュースリリース
データベース
FUJIFILM XF10 購入早見表
レビュー
参考動画
海外の評価
PhotographyBlog
- XF10はX70が採用した18.5mm F2.8フジノンレンズを継承し、X-T100及びX-A5と同じ2400万画素ベイヤーCMOSセンサーを組み合わせている。オンボードの画像プロセッサーも同じだ。
- X70からさらに小型化するためにチルトモニタとホットシューが取り除かれている。重量は人気のあるRICOH GRに匹敵するものだ。
- スマートフォンからのアップグレードには良いかもしれないが、熱狂的な写真愛好家を喜ばせることは出来ないだろう。
- 2つのコントロールダイヤルと1つのレンズコントロールリングを備えている。価格を考慮するとカスタマイズ性が豊富なカメラだ。
- XF10はプラスチック製にも関わずとても良好な作りをしている。
- XF10はフォーカルプレーンシャッターではなくリーフシャッターを採用している。この構造の利点は動作音が静かなことだ。
- メカシャッターの上限は1/4000秒のためレンズの開放F値2.8では屋外で露出オーバーとなる可能性がある。しかし、電子シャッターを使うことで1/16000秒の高速シャッターを利用可能だ。
- APS-Cセンサーは多くのコンパクトデジタルカメラと比べて10倍、スマートフォンと比べて15倍も大きいサイズのセンサーだ。画質は期待しても良い。
- 4K動画に対応しているが、15fpsまでだ。幸いにもFHDは24?60fpsに対応している。×1.6?4のハイスピード撮影にも対応しているが、画質はHDまでだ。
- 動画モードはドライブメニューの下部に配置されているため見つけづらい。本当はモードダイヤルに配置すべきだろう。
- タッチパネルに対応しているがメニュー画面の操作には使えない。
- 画質は優れている。ISO200~3200まではノイズが無く、ISO6400mではとても有用な画質となる。ISO12800~25600はディテールが僅かに減少しノイズが僅かに増える。
XF10はより高価なXシリーズと同じくらい良好な画質のカメラだ。一見するとエントリー向けのシンプルな操作デザインだが、愛好家を満足させる十分な操作性とカスタマイズ性を備えている。
優れた画質と低価格の歓迎できる新しい選択肢だ。しかし、玄人好みのカメラが他に存在することを忘れてはならない。(RICOH GRII)
Ivan joshua loh
- このカメラはとてもスリムだ。ズボンのポケットに入れたとしても何も感じないだろう。
- XF10にX-Trans CMOSは使われていないが、それが私の購買意欲を削ぐとは考えていない。
- 革のハンドグリップが施されたシャンパンゴールドのカメラはとても上品え小さい。
- オートフォーカスはX70と同じような感じだ。
- 絞りリングは存在しないがシャッター同軸ダイヤルで操作可能である。
- 不満があるとすればチルトモニタを採用していないことと、電源スイッチだ。チルトモニタはパーティでの撮影に最適であり、XF10の電源ボタンは収納時に気づかず押していることがある。
Keith wee
- このカメラX70よりもコンパクトでX-Trans IIではなくべイヤーセンサーを搭載している。
- どちらも28mm F2.8相当のレンズを搭載しているがXF10はさらにコンパクトだ。
- 本当に軽量なカメラだがチープではない。
- シャッター同軸ダイヤルに絞り優先時の操作を、右肩のダイヤルに露出補正を設定することが可能だ。
- Dパッドが存在しないものの、一部の機能はタッチパネルモニタ上に移動しているため何も問題は無かった。
- 小さなサムレストだがカメラをしっかりとホールド可能だ。
- 個人的にチルトモニタが好きだったのだが、実装していたら恐らくこのような薄いカメラにはならなかっただろう。
X70やX100Fと何が違うのか?
外観比較
- 十字ボタンが無い代わりにフォーカスレバーを実装
- シャッター速度ダイヤルや露出補正ダイヤルが無くなりモードダイヤルを搭載
- Xシリーズとしては珍しいシャッター同軸のコマンドダイヤルを搭載
- レンズ一体型のXシリーズとしては絞りリングが存在しない珍しい機種
- 小型化した代わりにアクセサリーシューが無い
操作性は従来のXシリーズとは大きく異なっており、どちらかと言えばミラーレス「X-A5」「X-T100」に似た操作体系となっているようです。十字ボタンを省略してフォーカスレバーを実装するデザインはX-E3に似ていますね。
チルトモニタを省略し、レンズを出来るだけカメラボディ内に埋設しカメラサイズの小型化を図っているようです。RICOH GRのように沈胴式ではありませんが、出っ張りが少なく収納性は良さそうです。フジフイルムが述べているようにスナップカメラとしての用途に向いているかもしれません。
スペック比較
- 2400万画素ベイヤーセンサー
- X70と同じ28mm F2.8単焦点レンズ
- レンズ一体型Xシリーズとしては初のBluetooth搭載モデル
- レンズ一体型Xシリーズとしては初の4K対応モデル
- APS-Cカメラとしては小型軽量(RICOH GR並)
XF10 | X70 | X100F | |
---|---|---|---|
センサー | |||
センサー | 正方画素CMOS | X-Trans CMOS II | X-Trans CMOS III |
有効画素数 | 2420万画素 | 1630万画素 | 約2,430万画素 |
ローパスフィルター | ー | ー | |
手振れ補正 | ー | ー | ー |
センサー備考 | |||
レンズ焦点距離 35mm判 | 28mm | 28mm | 35mm |
レンズ構成 | 5群7(非球面2枚) | 5群7(非球面2枚) | 6群8枚(非球面1枚) |
F値 | F2.8 | F2.8 | F2~F16 |
撮影距離 | 約10cm~∞ | 約10cm~∞ | 約10cm~∞ |
デジタルテレコン | 35mm/50mm | 35mm/50mm | |
画像処理 | |||
画像処理エンジン | |||
RAW出力 | 非圧縮RAF | RAF | 非圧縮RAF |
記録メディア | SD/SDHC/SDXC UHS-I | SD/SDHC/SDXC | SD/SDHC/SDXC UHS-II/UHS-I |
記録メディアスロット | 1 | 1 | 2 |
画像処理備考 | |||
測光方式 | TTL256分割測光 マルチ/スポット/アベレージ | TTL256分割測光 マルチ/スポット/アベレージ | TTL256分割測光 マルチ/スポット/アベレージ/中央重点 |
測光範囲 | 不明 | 不明 | 不明 |
ISO感度 | 200~12800 | 200~6400 | 200~12800 |
拡張ISO感度 | 100/25600/51200 | 100/12800/25600/51200 | 100/25600/51200 |
露出補正 | -5.0EV~+5.0 | -3.0EV ~ +3.0 | -5.0EV~+5.0 |
露出制御備考 | |||
AF | |||
ファインダーAF方式 | ー | ー | インテリジェントハイブリットAF |
ライブビューAF方式 | インテリジェントハイブリットAF | インテリジェントハイブリットAF | インテリジェントハイブリットAF |
測距点(位相差) | 15点 | 15点 | 169点 |
測距点(コントラスト) | 76点 | 76点 | 156点 |
クロス測距点 | ー | ー | ー |
F8対応点 | ー | ー | ー |
測距輝度範囲 ファインダー | 不明 | 不明 | 不明 |
測距輝度範囲 ライブビュー | 不明 | 不明 | 不明 |
測距エリア選択モード | シングル/ゾーン/ワイドトラッキング | シングル/ゾーン/ワイドトラッキング | シングル/ゾーン/ワイドトラッキング |
追従特性 | ー | ||
AF備考 | |||
ドライブ | |||
シャッター速度 | 30~1/4000秒 | 30~1/4000秒 | 30~1/4000秒 |
電子シャッター速度 | 30~1/16000秒 | 1~1/32000秒 | 30~1/32000秒 |
フラッシュ同調速度 | ~1/2000秒 | ~1/2000秒 | |
高速連続撮影 AF-S | 6.0コマ秒 | 8コマ秒 | 8コマ秒 |
高速連続撮影 AF-C | 6.0コマ秒 | 8コマ秒 | 8コマ秒 |
連続撮影可能枚数 | 約13コマ JPEG | 約10コマ RAW | 約25コマRAW |
低速限界設定 | |||
特殊連写機能 | |||
ドライブ備考 | |||
ファインダー | |||
ファインダー方式 | ー | ー | 電子式ブライトフレーム/0.48型 EVF |
ファインダー解像度 | ー | ー | 約236万ドット |
視野率 | ー | ー | 約92%/約100 |
アイポイント | ー | ー | 15mm |
倍率 | ー | ー | 約0.5倍 |
フォーカシングスクリーン | ー | ー | ー |
備考 | |||
モニタ | |||
モニタ形式 | TFTカラー液晶 | TFTカラー液晶 | TFTカラー液晶 |
解像度 | 約104万ドット | 約104万ドット | 約104万ドット |
サイズ | 3.0型 | 3.0型 | 3.0型 |
可動方式 | ー | チルト | ー |
タッチパネル | 対応 | 対応 | ー |
備考 | タッチFn対応 | ||
動画 | |||
映像記録方式 | MPEG-4 AVC/H.264 | MPEG-4 AVC/H.264 | MPEG-4 AVC/H.264 |
音声記録方式 | リニアPCM | リニアPCM | リニアPCM |
記録形式 | MOV | MOV | |
4K | ~15fps | ー | ~30fps |
FHD | ~60fps | ~60fps | ~60fps |
ハイスピード | HD 1.6×~4× | ー | ー |
外部出力 | |||
タイムラプス | ー | ー | ー |
手振れ補正 | ー | ー | ー |
撮影機能 | |||
備考 | |||
作画機能 | |||
HDR撮影 | 対応 | ||
多重露光 | 対応 | ||
インターバル撮影 | 対応 | 対応 | |
高解像撮影 | ー | ー | ー |
ブラケット | AE/フィルムシュミレーション/DR/ISO/WB | AE/フィルムシュミレーション/DR/ISO/WB | |
その他特殊撮影 | |||
ボディ内RAW現像 | 対応 | 対応 | |
レンズ補正 | |||
仕上がり設定 | 11種 | 15種 | |
ホワイトバランス | 10種 | 13種 | 11種 |
デジタルフィルター | 14種 | 8種 | |
備考 | 霞除去・リッチ&ファイン・近赤外風モノクロ | グレインエフェクト | |
インターフェース | |||
映像/音声出力・デジタル端子 | USB2.0 | USB2.0 | USB2.0 |
特殊端子 | ー | ー | ー |
シンクロ端子 | ー | ー | ー |
HDMI | マイクロD | マイクロD | マイクロD |
外部マイク入力端子 | 2.5mm | 2.5mm | 2.5mm |
ヘッドフォン端子 | ー | ー | ー |
リモコン端子 | 2.5mm | 2.5mm | 2.5mm |
ワイヤレスリモコン | ー | ー | ー |
WiFi | IEEE802.11/g/n | IEEE802.11b/g/n | IEEE802.11/g/n |
Bluetooth | 4.1 | ー | ー |
NFC | ー | ー | |
GPS | ー | ー | |
電子水準器 | 対応 | ||
防塵防滴 | ー | 対応 | |
電源・ボディ | |||
バッテリー | NP-95 | NP-95 | NP-W126S |
USB充電 | |||
USB給電 | |||
撮影可能枚数 | 約330枚 | 約330枚 | 約270枚/約390枚 |
大きさ | 112.5 mm x 64.4 mm x 41.0 mm | 112.5mm × 64.4mm × 44.4mm | 126.5mm×74.8mm×52.4mm |
質量 (CIPAガイドライン) | 278.9g | 約340g | 約469g |
質量 ボディのみ | 約241.2g | 約302g | 約419g |
更新履歴
過去の噂情報
2018-07-19:XF10のスペック情報がリークされる
XF10のスペック情報が出回り初めました。やはり本日発表で間違いなさそうですね。下部に「X70・X100Fとのスペック比較表」を追記しました。
- 24.2Mピクセル APS-Cセンサー
- レンズ:18.5mm F2.8(換算28mm)
- 最短撮影距離:10cm
- 背面液晶:3.0型・タッチパネル
- 4K動画
- Wi-Fi・Bluetooth搭載
- サイズ:112.5 mm x 64.4 mm x 41.0 mm
- 重さ:278.9g
- シングルフリックで1:1フォーマットに切り替えるSQUARE MODE搭載
- デジタルテレコンバーターにより換算35mmまたは50mm
の焦点距離に相当する画角で撮影可能 - 全11種類の「フィルムシミュレーション」と全19種類の「アドバンストフィルター」を搭載(「Rich & Fine」と「Monochrome [NIR]」が新たに追加)
- カラー:ブラック・シャンパンゴールド
- 海外価格:449英ポンド
2018-07-10:2018年7月19日発表確実?
FUJI RUMORSがXFレンズロードマップに関する噂記事で「XF10は100%で7月19日発表と確認している」と記述されています。
2018-07-06:発表は7月19日?
Fujirumorsが手持ちのソースから発表日は7月19日となると情報を得たようです。
海外認証機関の資料には7月5日と記載されていたみたいですがどうやら遅れているようですね。
2018-06-02:欧州で商標が申請されている
欧州で「XF10」「XC10」「XQ10」の商標が申請されているようです。
この中のどれが本命の商標なのか不明ですがどれもそれっぽいネーミングとなっていますね。XCはどちらかと言えばレンズ名っぽいのでXF10かXQ10と言ったところでしょうか?
2018-06-01:XF10は7月5日に発表される?
海外の認証機関にフジフイルムのデジタルカメラが登録されており、資料によるとどうやら7月5日に発表予定となっているそうです。
FujirumorsはこれをXF10と関連付けているみたいですね。
2018-05-30:X80では無くXF10が登場する?
Fujifrumorsが「新しいカメラはX70後継モデルでは無く、X-TransやX Processorを搭載しないX10と言うカメラだ」と発信しています。X-T100の登場時期を考慮して発表は早くて6月末から7月末かもしれないとのこと。噂されているスペックは以下の通り。
- 海外の認証機関に「FF180002」が登録されている
- FUJIFILM XF10
- X-Transではない2400万画素べイヤーセンサー
- セルフィーモニタ無し
- FUJIFILM X70後継モデルではない
- X70とサイズは似ている
- BluetoothとWiFiを搭載している
Fujifrumorsは「X70後継モデルは開発されていないかもしれない」と述べつつも、X80は出すべきだと述べていますね。
「XF」を冠するカメラは2012年に登場した「FUJIFILM XF1」が初でしょうか?独特な沈胴式レンズと展開機構を備えた2/3型センサーカメラです。実は私も持っていましたが、「レンズ制御エラー」が多発する持病を抱えた悩ましいカメラでした。
同じ「XF」を冠しているという事は似たような独自のデザインを採用したカメラとなるのでしょうか?気になるところです。
出来ればレンズ制御エラー無しで使いたいものです。
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