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パナソニックがLUMIX S5II・S5IIXに手持ちハイレゾ・AFポイントスコープ・20倍拡大を実装するファームウェアを予告

パナソニックが「LUMIX S5II」「LUMIX S5IIX」用の最新ファームウェアを予告。9600万画素の手持ちハイレゾモードに対応し、さらにAFポイントスコープや20倍拡大機能が復活するとのこと。
(更新:国内でもプレスリリースが公開されました)

PetaPixel:Panasonic’s S5 II Gets Handheld, High-Res, 8-Second Long Exposure Mode

  • パナソニックは10月24日にS5IIとS5IIXのファームウェアアップデートをリリース。
  • 9600万画素の高解像度で手持ち露出を作成する機能を含む3つの新機能を追加する。
  • ハイレゾモードの最大長秒露光が1秒から8秒に拡張。
  • 9600万画素の手持ちハイレゾモードは、マイクロフォーサーズのGH6やG9 PRO IIのみが実装するアドバンテージとなっていた。
  • S5IIとS5IIXはどちらのカメラも、長時間露光、高解像度、ノイズリダクションを適用した写真を、最大8秒間手持ちで撮影できるようになる。パナソニックの優れた手ぶれ補正技術により、長時間露光が必要な場合でも、より高解像度の写真を撮影するために三脚を使用する必要が完全になくなった。
  • さらにAFポイントスコープ機能を追加し、オートフォーカス時にフォーカス位置を拡大できるようにする。
  • マニュアルフォーカスアシストも改善され、機能内のフルスクリーンモード表示を約20倍に拡大することが可能になり、マニュアルフォーカスをより正確に適用できるようになったとしている。
  • ファームウェアアップデートとしては、バージョン2.2と1.3(それぞれS5 IIとS5 IIX用)は比較的小規模なものだが、手持ちハイレゾモードのおかげで全く新しいカメラの使い方が追加されたことは注目に値する。
  • アップデートは、太平洋夏時間2023年10月24日午前6時から、パナソニックのLUMIXグローバルカスタマーサポートのウェブサイトからダウンロードできる。

とのこと。
それぞれ目新しい機能ではありませんが、LUMIX S5IIでは使えなかったものですね。パナソニックは、もともとフルサイズモデルでハイレゾモードがボディ内でRAWデータの結合できる珍しいメーカーです(他社はパソコンでの結合が必須)。それだけも唯一無二であり、さらに手持ちハイレゾモードにまで対応。他社の追随を許さない怒涛の強化と言えるでしょう。もちろん、複数枚の写真を合成するハイレゾモードは撮影できるシーンが限られますが、三脚が必須の従来と比べると有用性はグッと高まっていると感じます。AFポイAFポイントスコープは2017年に登場したLUMIX G9 PROで初めて実装され、前モデル「S5」でも利用できた機能です。なぜかS5IIで利用不可となっていましたが、最新のファームウェアでは同機能が復活する模様。非常に便利な機能だったので復活は大歓迎。
さらに当ブログのレビューでも指摘していた拡大倍率の低下は従来機と同じり20倍まで向上するようです。これで風景撮影や天体撮影など、細かいピント合わせが劇的に改善する可能性が高くなりました(拡大時のライブビューがぼやける現象も改善されている必要がありますが…)。
ファームウェアのナンバー的にはメジャーアップデートではないものの、LUMIX S5IIユーザーにとって大きな更新となりそうです。

パナソニック LUMIX S5 II・S5 IIX 最新情報まとめ

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