PhototrendがCP+2025におけるパナソニックへのインタビューを記事として公開。ターゲット層は大きく分けて3種類、LUMIX Labのビジョン、SL3SとS5IIについて、F2.8広角ズームがまだない、など。
Phototrend:Interview Panasonic CP+ 2025 : « capturer et partager sans retouche »
非常にコンパクトなレンズ(28-200mmズーム、100mmマクロ)が登場したが、さらに24-70mmや70-200mmのようなズームを「縮小」するつもりか?
- 詳細は申し上げられないが、今後も性能とサイズのベストバランスを追求し、小型軽量なシステムを目指していく。
世界とフランスでのイメージング部門の業績について
- CIPAによると、2024年の総出荷台数は金額ベースで前年比116%増。業界の繁栄を示している。
- ソーシャルネットワークの普及により、高画質の動画や写真を撮影・共有する需要が高まり、この流れに乗って順調に成長。
- 当社は、作品を制作・共有するクリエイターのニーズに応えるべく製品ラインアップを強化。
- フランスではフルサイズミラーレス機が牽引しており、イメージング部門の売上は順調に推移。
フランスはLUMIX製品が非常に成功している特定の市場
- フランスは他の国よりもシェアが高く、我々にとって非常に重要な市場。
- 我々のチャレンジ精神とユニークな製品群が、高品質な製品を好むフランス人の支持を得て、強いブランドイメージにつながっている。
ターゲット層は依然としてハイブリッドコンテンツクリエイターなのか?
- メインはやはり写真と動画のハイブリッドコンテンツのクリエイター。
- しかしクリエイターも多様化しており、ターゲットとする領域は大きく3つに分類できる。
・動画と写真の両方を管理するハイブリッドクリエイター
・プロフェッショナルな映像制作、ライブストリーミングなど、プロと啓蒙的なアマチュアの中間に位置する分野のプロやクリエイター
・クリエイティビティを重視し、将来の新しいカメラ需要を形成するであろう新しいSNSユーザー投資と研究開発の観点から、長期的に小型センサーの居場所はまだあるのか?
- 基本戦略は、フルサイズとMFTという2つのフレームでクリエイティブな人々の多様なニーズに応えていくこと。
- R&Dと投資に関しては、イメージセンサーを除き、両システムに共通する最新技術を開発し、進化させていく。
- 高い表現力を求める人にはフルサイズを、機動性とスピードを求める人にはMFTを提供。
オートフォーカスの次の展開は?
- 被写体認識と追従性能にはまだ発展の余地があると思う。
LUMIXの強みとして、色調や描写がよく挙げられる。どのように色処理や色彩科学に取り組んでいるのか?
- 「生命の活力と美しさ」という哲学を画像に取り入れている。
- すべての色を管理する「3Dカラーコントロール」、解像感や立体感を向上させる「ディテールインテリジェンス」、高感度でも自然な映像に仕上げる「2Dノイズリダクション」など、さまざまな画づくり技術で臨場感を高めている。
Lumix Labの中期的なビジョン
- SNS利用者の増加に伴い、スマートフォンとの親和性を大幅に向上させることを目的とした重要なアプリケーション。
- 写真家やビデオグラファーがLUTを使って様々な色で自由に作品を作ることができるツールとして発展させていきたい。
- 「レタッチせずに撮って共有する 」というメッセージを訴求していきたい。
ファームウェアのアップデートの体制について
- 新製品の開発と同様に、販売後の顧客からのフィードバックに基づく製品の進化も重視しており、そのための体制を整えている。
- クリエイターとともに歩むというLUMIXブランドの理念のもと、満足度を高める努力を続けている。
積層型センサーを期待できるか?
- 将来のモデルについてはコメントしないが、市場のニーズに照らして検討していく。
光学開発で現在優先していることは?
- フルサイズ用レンズの充実させ、小型ボディLUMIX S9用のコンパクトレンズの開発が重要。
- 今後もユニークなレンズを開発し、Lマウントアライアンスとの連携により、100本を超える豊富なレンズ群でお客様のニーズに応えていきたい。
F1.2のレンズを開発することは可能か、この分野はLマウントのシグマに任せるのか?
- 顧客からのフィードバックに耳を傾けながら、徐々に範囲を広げていくつもり。
F2.8の広角ズームがまだない。開発中なのか?
- Lマウントアライアンスと協力しながら、LUMIXレンズのユニークな機能を改善し、幅広い製品で顧客のニーズに応えていく。
パナソニックがLeica Q3のような市場に参入するのだろうか?
- 昨年、パナソニックはレンズ一体型のコンパクトカメラを2機種発売した。
- どちらもスマートフォンでは実現できない距離での撮影体験を提供するモデルだ。
ライカSL3-Sの特徴は、S5IIの特徴と酷似している
- ライカの製品についてはコメントできない。
- 当社はライカと 「L²テクノロジー 」の共同開発に携わっているが、各製品の設計・開発は両社が別々に行っている。
パナソニックにとって、今後最大の技術的課題は何か
- 表現力の向上とワークフローの効率化が技術進化のキーワード。
- そのために、AI技術の進化と光学技術の高度化を2大技術課題と位置づけ、開発に取り組んでいる。
特にこれと言って目新しい情報はありませんが、LUMIX S9と相性の良いコンパクトレンズが増えそうな気配はあるようです。LUMIX Sシリーズ初期は大きなレンズが多かったので、今後どれほどコンパクトなレンズが増えるのか注目したいと思います。
携帯性の良い単焦点レンズはシグマやLマウントアライアンス以外のメーカーから登場しています。「LUMIX S 18-40mm F4.5-6.3」のように個性的なズームレンズが増えると良いですねえ。
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