2022年8月1日付けでシグマの気になる特許出願が公開。基本的には20mm F2・24mm F2のDG DNレンズに関する特許だと思いますが、実施例には「13mm F2 DC」「18mm F2 DG」と思われる光学系も含まれています。
概要
- 【公開番号】P2022111664
- 【公開日】2022-08-01
- 【発明の名称】結像光学系
- 【出願日】2021-01-20
- 【出願人】
【識別番号】000131326
【氏名又は名称】株式会社シグマ- 【0001】
本発明は、デジタルカメラ、銀塩カメラ及びビデオカメラ等に最適であり、特に、画角が90°?100°程度で、小型で、バックフォーカスの短いミラーレスカメラに最適な結像光学系に関する。- 【0006】
特許文献1で開示されている結像光学系は、フォーカス群が1枚の負レンズで構成されているため重量が軽減されフォーカシング速度や停止位置精度の向上は見込まれる一方、特にフォーカシング時の倍率色収差変動が大きいという問題がある。- 【0008】
そこで、本発明は、従来の結像光学系の課題を解決し、小型であり、良好な光学性能を得ることが可能な、ミラーレスカメラに最適な結像光学系を提供することを目的とする。実施例1
- 焦点距離:23.99
- F値:2.05
- 画角:90.09
- 像高:21.63
- 全長:90.81
- バックフォーカス:21.3548
実施例2
- 焦点距離:13.45
- F値:2.06
- 半画角:99.09
- 像高:14.20
- 全長:75.01
- バックフォーカス:18.3823
実施例3
- 焦点距離:20.68
- F値:2.06
- 半画角:98.57
- 像高:21.63
- 全長:90.81
- バックフォーカス:17.0099
実施例4 画像のみ掲載
実施例6
- 焦点距離:18.62
- F値:2.06
- 半画角:104.45
- 像高:21.63
- 全長:90.81
- バックフォーカス:17.0100
実施例のレンズ構成とパラメータを見る限りでは「20mm F2 DG DN」「24mm F2 DG DN」に関連した光学系の特許出願に見えます。さらに、実用化されていない「13mm F2 DC DN」「18mm F2 DG DN」となりそうな光学系に関する実施例も含まれていますね。既に20mmと24mmが商品化されているので、この特許で13mm F2と18mm F2を採用する可能性は低いと思われますが、ひょっとしたら将来的にAPS-Cの広角単焦点レンズが登場するのかもしれません。実際、現在のシグマDC DNシリーズに超広角をカバーするレンズは無く、VLOGなどのを考慮すると、適度な広さの超広角レンズは需要が拡大しているように見えます。APS-Cの超広角レンズが登場すると良いですねえ。
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20mm F2 DG DN Sony E | |||
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24mm F2 DG DN Leica L | |||
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