2020年9月10日付けでタムロンの気になる特許出願が公開されています。「28-200mm F2.8-5.6」に関連したものと思われますが、「18-105mm APS-C」「28-400mm FF」などの実施例も含まれています。
高倍率ズームの特許出願
- 【公開番号】特開2020-144206(P2020-144206A)
- 【公開日】令和2年9月10日(2020.9.10)
- 【発明の名称】ズームレンズ及び撮像装置
- 【出願日】平成31年3月6日(2019.3.6)
- 【出願人】
【識別番号】000133227
【氏名又は名称】株式会社タムロン- 【課題】本件発明の課題は、低コスト化を図りつつ、小型で光学性能の高いズームレンズ及び撮像装置を提供することができることにある。
- 18-105mm
- 28-200mm
- 28-400mm
実施例1 実施例2 実施例3 焦点距離 18.442-103.541 28.800-194.000 28.847-387.792 F値 3.728-5.718 2.901-5.842 3.545-6.486 半画角 39.955-7.706 37.359-6.160 37.780-3.055 像高 14.5000 21.633 21.633 全長 128.620-185.651 131.786-186.787 155.722-244.735 BF 37.430 16.6482 34.9988
- 類似する特許出願:【公開番号】特開2020-144207(P2020-144207A)
レンズ構成や実施例を見る限りでは「28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD」を想定したような特許出願となっていますね。実用化されたレンズの他、APS-C向け「18-105mm F3.5-5.6」「28-400mm F3.5-6.4」と言った実施例も含んでいます。
28-400mmもなかなか面白そうですが、タムロンが進めるDi IIIシリーズのコンセプトとはかけ離れそうなので「28-200mm F2.8-5.6」を採用したのかもしれませんね。
ちなみに7月にも28-200mmに関連した特許出願が公開されています。
内情報
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